DM
「DM」とは・「DM」の意味
DMとは、SNSのメッセージ機能、あるいはビジネス用語として使用されたり、役職名などを略した言葉として使用される。また、医療・看護分野では、病を意味する用語として使われていることもある。DMは略語であるため、さまざまな意味を持つ言葉となっている。インターネット上では、ツイッターやインスタグラム(インスタ)のメッセージの送り方の一つ、ダイレクトメッセージを差すことが多いが、ビジネス分野では販売促進などのために送られるダイレクトメールを意味している場合もある。使う状況や業界によって意味が異なる点が、DMという言葉の大きな特徴である。SNSで使われる「DM」の意味
インターネット上で「DM」とだけ記載されている場合、ツイッターやインスタグラム(インスタ)のダイレクトメッセージのことである場合が多い。どちらのSNSでも、特定の相手とメッセージのやり取りができる機能として存在している。
SNSに投稿した内容は、基本的に不特定多数に公開されることになるが、DMで送るメッセージは受け取った相手しか読むことができない。そのため、メールやlineに近い感覚で使用することができる。DMはパソコン、スマートフォン(スマホ)どちらからでも送れるため、相手が使用している端末がどちらかを気にする必要もない。
なお、「DM」の読み方はアルファベットの通り、「ディーエム」と読むことが多い。
ツイッターでのDMの送り方
・ツイッターにログインする
・DMを送りたい相手のプロフィール画面を表示する
・封筒のマークがついたボタンを押す
・DMの入力画面が表示される
・メッセージ欄に送りたい文章を入力する
・画像や動画を添付したい場合はメッセージ欄の横にあるボタンを押して添付するファイルを指定する
・準備が整ったら紙飛行機のマークがついた送信ボタンを押す
なお、ツイッターの場合、どのユーザーにも自由にDMを送れるわけではない。自分をフォローしているユーザーか、すべてのユーザーにDMを解放しているユーザー、過去にDMで連絡を取り合ったことがあるユーザーに限られている。
インスタグラムでのDM(Instagram Direct)の送り方
・インスタグラムにログインする
・DMを送りたい相手のプロフィール画面を表示する
・「メッセージ」と書かれたボタンを押す
・DMの入力画面が表示される
・メッセージ欄に送りたい文章を入力する
・画像や動画を添付したい場合はメッセージ欄の横にあるボタンを押して添付するファイルを指定する
・準備が整ったら「送信」ボタンを押す
インスタグラムではボイスメッセージや位置情報、1回再生すると消える動画などを送ることも可能である。多機能である反面、個人情報の管理には注意が必要となる。
なお、インスタグラムの初期設定では、DMはどのユーザーにも送ることができる。しかしこの場合、見知らぬ相手から突然DMが届くことや、悪質なDMが届く可能性がある。これを防ぐために、DMに関する設定の変更が可能となっている。
さらにツイッターとインスタグラムのDMでは、相手がメッセージを読んだかどうかを示す「既読」機能に違いがある。ツイッターでは既読通知のオンオフは切り替えが可能になっている。一方、インスタグラムのDMでは2022年10月現在、既読通知をオフにすることはできない。既読通知をオフにできない点は、lineのトーク機能と共通している。
既読通知に関しては、既読状態になっているにも関わらず相手からの返信が来ない「既読スルー」と呼ばれる状況を気にする人が少なくない。既読スルーに関するトラブルを避けるために、インスタグラムではなくツイッターを使うという方法も存在する。
またインスタグラムに関しては、ユーザーがログインし、オンライン状態になっているかどうかの表示がされるために、「ログインしているのに相手から返事がこない」といったトラブルが発生する可能性も考慮する必要がある。オンラインかどうかの表示はオフ設定にすることが可能なため、事前に確認しておくことでトラブル防止につながる。
ビジネス用語での「DM」の意味
ビジネスで使用されるDMには複数の意味が存在している。それぞれまったく意味が異なるため、DMとだけ記載する際には、誤解が発生しないように配慮する必要がある。
・ダイレクトメールとしての意味
ダイレクトメールとは、商品やサービスの宣伝、告知などを目的に送られる品物のことである。印刷物を郵送する形で送られることが多いが、FAXやEメールが用いられることもある。他に、line公式アカウントを使ったメッセージ送信機能を利用する企業も多い。line公式アカウントはメッセージの送り方も簡単なため、紙媒体のDMから移行する例もある。
近年はインターネットを利用した集客方法が注目されているが、オフラインのDMが活用されなくなったわけではない。インターネットを利用している若年層に対して、あえてオフラインのDMを送る方法も用いられている。従来から使用されてきた、商品サンプルやクーポンを同封する手法の他に、DM自体が人目を引く珍しい仕様になっているものもある。具体的には、読んだ後にクリアファイルとして使える仕様、花の種が同封された仕様などが存在している。
・データマネジメントとしての意味
データマネジメントとは、企業が持つさまざまなデータを管理し、ビジネスに活用することである。データを収集するだけでなく、分析や、社内での共有、長期的に活用するための仕組み作りなども含まれる。
なお、データマネジメントという言葉は、医療分野における治験データの管理・分析の際にも使用されている。この場合は治験DMと呼ばれることもある。
・役職としての意味
DMは企業での役職名としても使われている。役職名の英語表記の頭文字を取って「DM」と記載するが、該当する役職は複数存在する。主な役職名は下記の通りである。
・事業部長(division manager)
・地区拠点長、ディストリクトマネージャー(district manager)
・ディレクションマネージャー(direction manager)
・課長補佐(deputy manager)
ただし、日本と外国では役職の分け方が必ずしも一致しない点や、企業によって使用する表記に違いがある点に注意する必要がある。
医療・看護分野での「DM」の意味
医療・看護分野で「DM」と記載されている場合、糖尿病を意味している。糖尿病は英語で「diabetes mellitus」と表記するため、2つの単語の頭文字を取って「DM」が使われている。
糖尿病は、血糖値が慢性的に高い状態が続く病気である。1型と2型があり、日本の場合、糖尿病患者の95%以上が2型とされている。
1型糖尿病は子供から大人、そして高齢者まで幅広い層が発症する病気である。原因は明確にはなっていないものの、自己免疫が影響しているという説が存在している。
2型糖尿病は40歳以上が発症することの多い病気である。「糖尿病」とだけ表記している場合、2型糖尿病を差していることが多い。主に生活習慣やストレス、肥満、遺伝などで発症する。なお、痩せている人も糖尿病を発症する可能性がある。また、40歳未満の若年層が発症することも珍しくない。
糖尿病は多種多様な合併症を発症することが知られている。特に三大合併症として、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、糖尿病腎症が存在する。これらは失明などの可能性もある重大な合併症である。他にも糖尿病をきっかけとして動脈硬化の進みが早まり、心臓病や脳卒中の原因になるともいわれている。このことから、予防や適切な治療を受ける重要性が各所で呼びかけられている。
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