スポーツ関連団体
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「東日本大震災に対する個人・その他各種団体の支援活動」の記事における「スポーツ関連団体」の解説
サッカー 日本サッカー協会は、サッカー日本代表がニュージーランド地震で被災したニュージーランド代表とのチャリティーマッチで試合の売り上げ金は折半しNZ地震と今回の地震の被災地復興にそれぞれ回されるという企画をしたが、福島第一原子力発電所事故を受けてニュージーランド代表が辞退したためJリーグ選抜チーム(Jリーグ TEAM AS ONE)とのチャリティーマッチを開催することとなった。 詳細は「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」を参照 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は2012年からオールスターゲームを震災復興支援に特化して開催している。 詳細は「東日本大震災復興支援 Jリーグスペシャルマッチ」を参照 Jリーグに所属するプロサッカー選手により復興支援団体「東北人魂を持つJ選手の会」を設立している。 プロ野球 阪神は、日本赤十字社に1000万円寄付すると発表した。 北海道日本ハム選手会は、被災地への義援金として1000万円を寄付。 千葉ロッテマリーンズが「今こそみんなで和の力」と大書されたタオルとTシャツ、また東北楽天ゴールデンイーグルスが「がんばろう東北」ワッペン(選手のユニフォームにも着けられる)など一部の球団がチャリティグッズを製作。純益は全て日本赤十字社を通じて被災地に送られる。 日本野球機構が「がんばろう日本」ステッカーを製作し販売(全選手のヘルメットに同じ物が貼られている)。 競馬 日本中央競馬会 (JRA) は、2011年3月19日から3月27日までの阪神・小倉両競馬場での開催を「東北関東大震災被災地支援競馬」として実施し、利用可能な競馬場・ウインズに募金箱を設置したほか、売上の一部を被災地支援に、3月19日 - 21日までの阪神・小倉両競馬場の入場料を無料にして、総入場料相当分を被災地支援に拠出した。また、日本馬主協会連合会・日本調教師会・日本騎手クラブの各団体からも義援金を拠出した。 モータースポーツ F1世界選手権では、3月25日に開幕したオーストラリアGPにおいて、被災者を応援するために、出走する全てのチームのマシンやドライバーのヘルメットなどに被災者に向けたメッセージや日の丸が描かれた。また、これらのドライバーやチームの多くがビデオメッセージなどで被災者を応援するメッセージを送った。これらのメッセージは通常は広告枠として販売されている場所に記され、それらを広告費に換算すると数億円になると言われている。またヴァージン・レーシングのリザーブ・ドライバーの山本左近は、全チームとドライバーによる被災者に向けたメッセージの翻訳と取りまとめを行ったほか、FIAとFOAの協力の元レース前に全ドライバーと関係者が黙とうを行うなど、関係者が一致団結して被災者を支援するメッセージを送った。 スクーデリア・フェラーリは、フロントウイング支持板部分に、フェラーリの日本人社員により急きょ作られた日本国旗と「ガンバレ!日本」というメッセージを記して予選、決勝を通して走行させた 他、アロンソとマッサの両ドライバーがウェブサイトを通じて被災者を激励するメッセージを送った。なおこれは、史上初めてフェラーリのF1マシンに書かれた日本国旗となった。また両ドライバーのサイン入りのグローブやポロシャツなどと、2月に発表されたばかりのフェラーリ・フォーの日本1号車を駐日イタリア大使館で行われたチャリティーオークションにかけ、合計5,500万円を石巻市に寄付している。 プロレス アメリカのプロレス団体WWE(代表・ビンス・マクマホン)は、コネチカット州本社 と日本法人WWE Japan のサイトにおいて、ユニバースと呼ばれるファンに対して日米の赤十字社への募金を呼びかけた。米国向けサイトではジョン・シナが、日本向けサイトではヨシ・タツ(山本尚史)がビデオレターにて登場した。また法人としても赤十字社に対して寄付を行うと表明し、その一環として「WWE SHOP JAPAN」から発売されたザ・ロックの公式Tシャツ「Team Bring It」(日本限定版) の売り上げの全てを日本赤十字社に寄付すると発表した。 大日本プロレス(代表・グレート小鹿)・KAIENTAI-DOJO(代表・TAKAみちのく)・DDT(代表・高木三四郎)・FREEDOMS(代表・佐々木貴)は、4団体合同で救援物資の募集を実施。また大日本プロレスでは3月21日後楽園ホール大会以降の全ての大会にて募金活動を実施している他、各団体個別で募金活動を実施。 全日本プロレスを中心に活動しているヒールレスラーチームVOODOO-MURDERSは、阪神・淡路大震災を経験している総帥のTARUを中心に、三菱東京UFJ銀行に義援金専用口座を開設するなど、独自の救済プロジェクトを発足した。 女子プロレス界では、OZアカデミー代表・尾崎魔弓とLLPW社長・神取忍(元参議院議員)が代表を務める「プラムズハート」が中心となり、OZ・LLPWの他、JWP(代表・篠崎清)・WAVE(代表・二上美紀子)・ディアナ(代表・井上京子)・センダイガールズ(代表・里村明衣子)・フリー選手による募金活動を新宿FACE前の広場にて3月20日と26日に実施した。その他、アイスリボン(代表・佐藤肇) やスターダム(代表・小川宏)でも興行収入の一部を義援金に充当する考えを表明している他、スターダム所属選手の高橋奈苗も、前述の大日本プロレスと同様の救援物資募集を独自に実施。 新日本プロレス(社長・菅林直樹)は、各大会の会場で東日本大震災とニュージーランド地震の被災者支援の募金活動を行っている他、11日の浜松大会で20万円、19日の名古屋大会で21万円、20日の尼崎大会で40万円を超える募金が集まった他、新日本として約33万円、CHAOSから10万円、永田裕志個人から50万円が贈られた。また、尼崎では匿名のファンから「プロレスの力を信じています」というメッセージと共に現金100万円が渡され、外国のファンからもドルやウォンなどの寄付が寄せられた結果、275万8506円が集まったという。また300枚のタオルをはじめ、ジャージ、Tシャツなどの物資も被災地に送る予定である。大日本と同様の物資提供を予定している。 ラグビー ラグビーニュージーランド代表(オール・ブラックス)は、アディダス(アディダスジャパン)の制作した臨時CMに主力メンバー3名が出演、英語で被災者らに励ましのエールを送った。 格闘技 K-1・DREAMなど国内格闘技14団体で「FIGHT FOR JAPAN」を発足し、チャリティグッズを販売するなどして募金を募った。 大相撲 技量審査場所終了後の6月4日から、東日本大震災巡回慰問として、被災した各地を巡り、炊き出しや土俵入り等を行う。
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