スパーク一行
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「ロードス島戦記の登場人物」の記事における「スパーク一行」の解説
スパーク 『ロードス島戦記』の6-7巻、および『新ロードス島戦記』の主人公。邪神戦争時は17歳。炎の部族の前族長ナルディアの従弟で、族長家で唯一生き残った男子だが、いまだ騎士叙勲を受けられず見習いのままでいることに焦っていた。マーモのダークエルフに強奪された「魂の水晶球」を奪還する使命を受け、仲間と共に旅することになる。邪神戦争後は騎士叙勲を受け、更にフレイム王国の王位継承権第2位を得るも、自ら進んでマーモに留まり復興に尽力する。後にマーモ王国の初代国王になる。 元は「TRPGリプレイ第3部」のプレイヤーキャラクター。リプレイ版では21歳で、騎士叙勲を受けたばかりの新米騎士。「理性的」と自称するが、すぐにぶち切れる性格(名前の由来もそこから)。リーフが天敵。前半は愛馬「ライトニング」に乗っていた。実は船に弱い。また、キャラクターの能力値としては幸運度(LU)の値が低いということは無いのだが、ここぞという時の行為判定におけるダイス運が非常に悪く、仲間から「不幸騎士」の渾名で呼ばれ、「不幸の代名詞」として扱いも散々だった。クラスはナイト。 ニース(小ニース) 『ロードス島戦記』の6-7巻のヒロイン的存在。邪神戦争時は13歳。レイリアとスレインの娘にして、大地母神マーファの司祭。幼くして「聖女」「マーファの愛娘」の異名を持つ。六英雄の一人ニース(大ニース)の孫で、小ニースとも呼ばれる。 母レイリアは「亡者の女王」ナニールの魂を宿して生まれたが、ナニールは覚醒せずレイリアの魂を乗っ取ることなく眠ったままだった。その魂を母から受け継いだことから「亡者の女王」ナニールの転生として、破壊神カーディスの降臨を目論むマーモ帝国の宮廷魔術師バグナードに「ひとつの扉」たるその身を狙われる。 マーモ帝国滅亡後も自身の魂の一面との決着をつけるためマーモに残留し、マーファ神殿の待祭となる。 元は「TRPGリプレイ第3部」のNPC。リプレイ第3部は英雄戦争から5年後の「太守の秘宝」を巡る戦いから12年後という設定であるため、10年後という設定の小説版より年齢設定が高かった。人気投票では組織票が集まったスパークを抜いて1位になっている。 ギャラック フレイム王国の傭兵。頬の傷から「青く流れる星」との呼び名を持つ。実はフレイムの貴族(男爵)で、傭兵の監視役を受け持っていた。「魂の水晶球」奪還の指名を受けたスパークに対し、密かに護衛の任を受けて同行する。バグナードとの戦いでは、スパークを危険にさらすまいと援護魔法なしで突撃して、「デスクラウド」(広範囲に即死効果をもたらす攻撃魔法)に抵抗できずに死んでしまう。ニースに降臨したマーファ神の奇跡により蘇る。 元は「TRPGリプレイ第3部」のプレイヤーキャラクターで、スパークとは親が親友同士の幼馴染の兄貴分という設定があった。30歳。自称「フレイムの白色彗星」。バグナードとの戦いでは、援護魔法がかかっていたにもかかわらず開幕1撃目のファイアーボールに1人だけ抵抗失敗して即死。レイリアの蘇生魔法もダイス運が悪く失敗したが、魂の水晶球で生き返ることができた。 ライナ 女盗賊。「魂の水晶球」を強奪したダークエルフに盗賊仲間を殺され、偶然出会ったスパーク一行に案内として加わった。後にギャラックと恋仲になり、彼の夫人になる。 元は「TRPGリプレイ第3部」のプレイヤーキャラクター。25歳。モットーは「実用的」。パーティ結成のために市中を歩いていたスパークの財布を掏摸、スパークのほうは行為判定に失敗したために財布を掏られたことに気づかず(上述の不幸騎士の発端ともなる)、ライナは自分の腕前をスパークに売り込むことになり、それが縁となってリーフやグリーバスとのパーティが結成されることになる。鞭と弓を使用し、戦闘のみならず捕虜の尋問などにも活躍した。 リーフ カノン領でパーンやディードリットに助けられたハーフエルフの少女。ハーフエルフはエルフ女性が人間男性に襲われて生まれることが多いのに対して、リーフは父親がエルフで母親が人間である。「両親に愛されて幸せだった」との証言が、帰らずの森が開かれることになった要因の一つであることは間違いない。精霊使い(シャーマン)の傭兵としてスパークに同行。マーモ王国では衝突を繰り返すエルフとダークエルフの調停者の役割を担う。 元は「TRPGリプレイ第3部」のプレイヤーキャラクター。スパークのダイス目の悪さを真っ先に揶揄したことから、彼の不幸の元凶とも言われる。キャラクターの能力値としては、幸運度(LU)がパーティの中で最も低い。ハーフエルフとしてはかなり若い15歳という設定だが、プレイヤーが初心者であり、尚且つ女性でもあったため特別に認められた。生き別れの母を探しており、一人でロードス島を旅するのは危ないとの理由でスパークからスカウトされパーティに加わる。読者投稿キャラの人間の女戦士リリアが母親として採用された。 アルド・ノーバ フレイム王国の宮廷魔術師。風の部族の有力家系に生まれ、巨体とそれに見合った怪力の持ち主であり、当然戦士として期待されるも、鈍重で臆病な性格から魔術師になるべく宮廷魔術師スレインの弟子となる。 元は「TRPGリプレイ第3部」のプレイヤーキャラクター。35歳。イラストから「モアイ」と呼ばれる。リプレイではギャラックとは面識があり、任務の都合で魔法の使い手を捜していたスパークにギャラックが紹介する形になっている。能力値としては耐久力(EN)は高めだが、筋力(ST)は高いわけではない。 グリーバス マイリー神官のドワーフ。ドワーフにしては珍しく、髭を短く切りそろえている。 元は「TRPGリプレイ第3部」のプレイヤーキャラクター。110歳。ストーリーの本筋と異なるところでウケを狙ってボケを繰り広げるプレイスタイルは、それまで一般的であったドワーフの真面目で重厚という固定観念を破壊した。自称「マイリーの白色矮星」。戦闘では、ギャラックとGGコンビを結成する。 スパークがライナに財布を掏られた際に居合わせ、スパークとライナが決闘するならマイリー神官として見届けようと名乗り出たところを、スパークにスカウトされてパーティ入りする。 なお、リプレイ第3部のプレイヤーは、リーフ以外はベテランが揃っていたとの事で、GMもパーティーの結成までプレイヤー任せにしていた。
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