サプライ

実用日本語表現辞典

サプライ

サプライ（supply）とは、一般には供給を表し、商品やサービスが市場に提供される量や流れを指す経済学の基本的な概念である。価格と供給量は通常、直接的な関係性を持つ。価格が上昇すれば、供給者はより多くの商品やサービスを市場に提供しようとする傾向がある。これは、高い価格で商品やサービスを売ることで、供給者の利益が増えるからである。 一方、価格が下落すれば、供給者は市場に提供する商品やサービスの量を減らす傾向がある。これは、低い価格では利益が減少し、損失を招く可能性があるからである。このように、サプライは市場の均衡を保つ重要な役割を果たす。 サプライは、生産コストや技術進歩、政策変更など、多くの要因に影響を受ける。これらの要因が供給量を増減させ、市場の均衡を変動させる。このような市場の動きを理解することで、経済の全体像を把握することが可能となる。

（2023年10月26日更新）

supply

別表記：サプライ

「supply」とは、供給・備蓄・必需品・配給のことを意味する英語表現である。

「supply」とは・「supply」の意味

「supply」は、名詞として使用される場合には「供給」や「備蓄」といった意味を持つ。ほかにも「必需品」という意味や、軍事用語で「補給品」などの意味で使われることもある。

動詞として使用される場合には、「供給する」という意味だけでなく、「与える」「配達する」「補う」「埋め合わせる」「満たす」といった意味でも使われる。さらに「代役をする」「代わりを務める」を意味する単語でもある。

「supply」の複数形

「supply」は、複数形にすると「supplies」となる。「供給品」や「生活必需品」などを表すときには、しばしば複数形の「supplies」が使われる。読み方は「サプライズ」で、「驚く」という意味の英単語「surprise」と似ているため、「supplies」の場合は「L」の音に、「surprise」の場合は「R」の音に注意して発音・聞き取りをする必要がある。

また、「supply」を動詞として使用する場合、三人称単数現在形も同じく「supplies」となるので、名詞が複数形になった「supplies」なのか、動詞の変化形である「supplies」なのかを文章から判断することになる。

「supply」の語源・由来

「supply」の元となっているのは、ラテン語で「満たす」という意味の「suppleo」や、古期フランス語で「供給する」という意味の「souploier」などである。「sup」の部分は「下」を意味する「sub」、「ply」の部分は「満たす」を意味する「ple」が語源ともいわれている。

「supply」の覚え方

「supply」という英単語の意味を覚えるには、日本語としても一般的な「サプライチェーン」などの言葉をイメージするのがいいだろう。サプライチェーンは、端的に言うと「供給網」である。このイメージから、「supply」＝「供給」と覚えることができる。

「supply」と「provide」の違い

「supply」と「provide」は、ともに「供給する」という意味で使用される英単語であるが、そのニュアンスには細かい違いがある。「supply」は主に、不足しているものを満たす、必要なものを補充するという意味で使われる。対して「provide」は、必要となるものをあらかじめ準備しておくという意味で使われることが多い。具体的には「supply a shortage」「supply a want」のように、不足を補うイメージの場合は「supply」が使用されている。供給するものが「万が一の備え」や「計画的な供給」などの場合には、「provide」が使用される。

また、「需要と供給」を表現する場合には、基本的に「supply」を使用し「supply and demend」とする。

「supply」の対義語

「supply」の対義語は、「需要」を意味する「demend」である。

「supply」を含む英熟語・英語表現

「power supply」とは

「power supply（パワー・サプライ）」は、電力の供給源・電力回路を意味する言葉である。商用電源を安定した直流電圧に変換するための装置や、電力を供給するための器具などを総じてパワーサプライと呼ぶこともある。

「office supply」とは

「office supply（オフィス・サプライ）」は、事務機器や事務用消耗品などを表す言葉である。具体的には、プリンタに使用されるインク・カートリッジや、コピー用紙、ファイルやペンなどが挙げられる。

「supply to」とは

「supply to」は、toの後に人などを置くことで「～に供給する・与える」という意味を持つ言葉である。「supply A to B」の形で、「BにAを与える（供給する）」となる。

「supply chain」とは

「supply chain（サプライ・チェーン）」は、製品が消費者に供給されるまでの流れであり、原材料の調達から製造～販売（消費）までを表す言葉である。

「air supply」とは

「air supply（エア・サプライ）」は、空気の供給を意味する言葉である。また、1980年代に活躍したオーストラリアのポップバンドの名前でもある。

「water supply」とは

「water supply（ウォーター・サプライ）」は、給水や上水道を意味する言葉である。

「supply」の使い方・例文

・The water supply has failed.（水道が止まった/断水している）
・She supplies me the information.（彼女が情報を提供してくれる）
・My grandfather supplies me with my school-expenses.（祖父が学費を供給してくれる）1990

（2023年1月18日更新）

デジタル大辞泉

サプライ【supply】

読み方：さぷらい

供給。「マネー—」

ウィキペディア

サプライ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/11/21 08:18 UTC 版)

サプライ (supply)

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

サプライ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 13:21 UTC 版)

名詞

サプライ

1. 必要なものを与えること。供給。補給。
2. 商品を市場に出すこと。供給。

語源

• 英語: supply

対義語

語義2

• デマンド

派生語

• マネーサプライ
• サプライチェーン

関連語

• サプリメント

Weblio日本語例文用例辞書

「サプライ」の例文・使い方・用例・文例

• 会議では在庫縮小に向けたサプライチェーンマネージメントについて議論された。
• マイケル・ポーターは、業界内の競争に影響を及ぼす5F（5つのフォース）を提唱した。すなわち、「サプライヤの力」、「バイヤーの力」、「代替品/サービスの脅威」、「新規参入の脅威」、および「敵対関係の強さ」である。
• サプライヤとメーカーはできるだけ早くWin-Winのパートナー関係を築くべきだ。
• その経済レポートでは、株式市場でアーニングサプライズが果たす重要な役割を強調している。
• あなたにサプライズを用意しておいたから探してね。
• 原料のサプライヤーとそれについて確認します。
• 私たちはそれについて、今サプライヤーと協議中です。
• あなたはどんなサプライズをされたら嬉しいですか？
• サプライチェーンが機能しなくなり、生産が停止した。
• サプライヤーは、もうすぐ夏季休暇です。
• 最初のパラグラフでは、いわゆるサプライサイドの経済戦略というものの妥当性について疑問を呈する。
• 関係する商品のサプライチェーン上で特定の基準を満たす取引、通常生産者への公平な支払いを含む
• マネーサプライを名目国民所得で割った比率
• 1805年，英国の軍艦，サプライズ号は，フランスの軍艦，アケロン号を捕らえるため，南大西洋上を航海する。
• サプライズ号の艦長はジャック・オーブリー，すなわち｢幸運(ラッキー)のジャック｣(ラッセル・クロウ)だ。
• 多くの若い船員たちがサプライズ号に乗っている。
• ある日，サプライズ号はアケロン号に突然攻撃され，激しく損傷を受ける。
• サプライズ号は，嵐(あらし)の海を航行し続け，ガラパゴス諸島に向かう。
• 途中で，サプライズ号の乗組員は多くの悲劇を経験するが，彼らは勇敢に敵と戦う。
• 他の受賞語は，｢サプライズ｣と｢自己責任｣を含んでいる。