アリスロワイヤル参戦者と乱入者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 07:51 UTC 版)
「鍵姫物語 永久アリス輪舞曲」の記事における「アリスロワイヤル参戦者と乱入者」の解説
アリス能力者のキャラクターデザインには多くの漫画家・イラストレーターが参加しており、アクシアよりトレーディングカード化されている(全87種)。 斬崎 リサ(きりさき リサ) 声 - 大本眞基子 「死神の名付け親」がモチーフ。対象を減命し能力を奪う死出の鍵(ハーデス)を使用する能力者。原作では、交際相手の浮気を発端とする連続殺人事件を4年前に引き起こしたアリス能力者。有人たちの間では過去の出来事として語られ、リサと直接的に対峙することは無い。 アニメでは、第1話で最初に登場するアリス能力者。DVDでの追加映像によると、幼い頃に友人らしき少女と百合関係にあった様子である。キャラクターデザインは橋本タカシ(F&C)。 鳴見 ナミ(なるみ ナミ) 声 - 広橋涼 「ハーメルンの笛吹き男」がモチーフ。魔笛の鍵(ハーメルン)を使用する能力者。鍵姫ランク第7位。幼少時に兄を亡くし、その時から両親に男の子として育てられたことにコンプレックスを抱いている。 原作では、策士ぶりを発揮して堅実にページ数を稼いでいたがランク上位者の密会に居合わせた所をリデルとタキオンに踏み込まれる。その際、リデルに勝負を挑んだものの一瞬で敗北し、圧倒的な力量差を見せ付けられた。 アニメ版では、きらはに敗北する。尚、原作での一人称は「ボク」であるが、アニメ版では「わたし」である。 キャラクターデザインはMATSUDA98。 暁 アカネ(あかつき アカネ) 声 - 水樹奈々 「マッチ売りの少女」がモチーフ。炎を具現化する紅蓮の鍵(リトル・マッチ)を使用する能力者だが、アリス能力者でなくアンデルセン能力者。重度の方向音痴で、目的地までの行程を直線距離でしか把握出来ないため木に頭をぶつけてでも直進を志す。精神を病んでおり、寡作であるタキオンがアンデルセンの多作ぶりに嫉妬していることを逆恨みしてかアリスロワイヤルに乱入して「アンデルセンのため」と言いながら、アリス能力者を炎で焼き払おうとする。:原作では、アリス警察によって排除され放火の現行犯で逮捕・投獄されるが、須羽アスカの手で脱獄。アリスの館に乱入して蔵書を手当たり次第に焼き払う。だがその行為でタキオンの逆鱗に触れてしまい、炎の中でリデルと対決するがその圧倒的な実力の前に歯が立たず、戦意を喪失してもなお攻撃を加えられた上で物語を奪われる。その後、有人たちを見送るタキオンの元にアンデルセンとともに再び現れた。このことから、彼女はタキオンにとってのリデル的な立場にいると思われる。 アニメ版ではキサに敗北して物語を奪われるが、アリス能力者でないアカネの物語が第三のアリスを構成するページとなるはずも無く、有人によって返還された。 キャラクターデザインは宮下未紀。 デリーラ 声 - たかはし智秋 「いばら姫」がモチーフ。いばらの鞭を操る。原作・アニメとも設定に大きな差違は無い。80年前、アリスと出会う前のタキオンに愛された少女。タキオンが再び訪れることを信じ、閉鎖された時間軸の中で待ち続けている。アリス能力者であったかどうかは定かではないが、膨大な量の物語を遺して消滅した。 ジャック・ジャクリーン 声 - 笹島かほる 「ジャックと豆の木」がモチーフ。棘の鍵(ブリックルビーン)を使用する能力者。鍵姫ランク第3位。原作では、伸縮自在のうえ回復能力まで備えた鍵を自在に使いこなす強敵でミカとは百合関係。ロリーナとの交戦後にミカがアリスたちに敗れたことに怒り、彼女たちを敗北寸前まで追い詰めるが、乱入してきたアカネに倒される。 アニメ版では、ありす達の仲間割れで中断となり、リターンマッチではきらはとキサのコンビネーションにより倒される。最終話の特別編ではアリス能力者たちのリーダー格として登場。ミカとは知り合いではなかった為、百合関係も描写されなかった。 キャラクターデザインは高木信孝。 大神 ミカ(おおがみ ミカ) 声 - 榎本温子 「赤ずきん」がモチーフ。迷狼の鍵(レッド・フード)を使用する能力者。鍵姫ランク第4位。原作・アニメとも設定に大きな差違は無い。幼少期に男性にレイプされたことがあり、それが原因で男を極度に嫌い、メルヴェイユスペースに本来は存在しないはずの男である有人に激しい罵詈雑言を浴びせて排除しようとする。ジャクリーンとは百合関係。 アニメでは、物語を奪われた後に有人が返還を申し出ても拒否し、トラウマを消去したかのように一転して爽やかな態度でアリスロワイヤルから身を退いた。結果的に、有人たちに「物語を返還する」という行為の正当性を疑わせる効果を残した。ジャクリーンとは知り合いではなかった為、百合関係も描写されなかった。 キャラクターデザインは桜沢いづみ。 ロリーナ・リリーナ 声 - 沢城みゆき 「白雪姫」がモチーフ。白雪の鍵(スノー・ホワイト)を使用する能力者。鍵姫ランク第5位。キリカにとって最初の親友だったが、かくれんぼの最中にキリカのイタズラが原因で危うく焼け死にかけた事件を契機に絶交される(原作では絶交したかどうかは曖昧)そのことを認めたくないキリカは、ロリーナは事件によって死んだと言うことにして毎年、献花を続けている。 原作ではアリス警察の一員としてキリカに挑む。キリカに愛憎半ばといった感情を抱いており、過去に何度もキリカを倒して、自分のことでいっぱいのキリカの物語(ロリーナ曰く「もうひとつの私の物語」)を読んでは、自分に倒されたという記憶のページだけを奪って物語を返却していた。が、ロリーナを殺したというトラウマを乗り越えたキリカに「自分のことが無意味になる」と思い襲い掛かるが、最終的には自ら彼女に倒される。彼女が残した物語は、キリカへの思いで溢れていた。アニメではアリス能力者である点は原作と共通だがキリカの回想のみに登場するため、アリスロワイヤルに参戦することは無い。 キャラクターデザインはおーじ。 透皇院 トウコ(とうこういん トウコ) 声 - 能登麻美子 「シンデレラ」がモチーフ。鍵姫ランク第2位。対象の時間を操作する硝子の鍵(シンデレラ)を使用する能力者。この鍵の力により相手を子供の姿へと退行させたり(ただしこの力は、ありすやリデルのような、巻き戻る時間の存在しない相手には効果がない。また変身していない相手にも効果がないが、その状態ではまず彼女に太刀打ちできないため弱点としては意味がない)相手の時間を遅くすることで攻撃を回避する能力を持ち、リデルに次ぐナンバー2の地位を不動のものにしている。また作中では使われていないが、彼女が変身時に纏うドレスには能力の違うさまざまな種類のものが存在する様子。普段はいじめの標的にされており、自分以外の人間を信用していない。アニメではアスカの能力により心の醜悪な部分を解放されて敗北した。原作では鍵の能力を生かしきらはたちを追い詰めるが、きらはの鍵の力でアドバンテージであった相手を幼児化させる能力を跳ね返されてしまい、多勢に無勢の状態となりありすたちに自分をいじめていた者の姿を重ねるが、ありすたちの結束は自分をいじめていた者たちのそれとは違うことを詭弁だと思いつつも悟り、敗北した。 キャラクターデザインは七尾奈留。 萌木原 モユ(もえぎはら モユ) 声 - 真田アサミ 「ピノッキオの冒険」がモチーフ。傀儡の鍵(パペット・マリオネット)を使用する能力者。鍵姫ランク第6位。右肩の人形・ピノはモユと別人格を持っており、戦闘時は主従関係が逆転する(この時、モユ本人に意識はなくなる}。変身時の巨大なアームは「嘘」に反応して伸び、その嘘が大きければ大きいほど長く伸びていく。 原作では、上位者の密会に顔を出していた。アニメでは第13話のみ登場。 キャラクターデザインはさあぺんと。 高塔地 チサ(こうとうち チサ) 声 - 中尾衣里 「ラプンツェル」がモチーフ。古塔の鍵(ザ・タワー)を使用する能力者。アニメでは、ありすに倒される。 キャラクターデザインは蘭宮涼。 八木島 シマコ(やぎしま シマコ) 声 - 水野愛日 「狼と七匹の子山羊」がモチーフ。七羊の鍵(シザース・ゴウト)を使用する能力者。アニメ第13話のみ登場。 キャラクターデザインは爆天童。 双葉 フウカ(ふたば フウカ) 「ヘンゼルとグレーテル」がモチーフ(「鏡の国のアリス」に登場するトゥイードルダムとトゥイードルディではない)。双子の鍵(ジェミニラバー)を使用する能力者。生き別れとなった双子の兄を探しており、変身時には予知能力を持つと同時に兄の人格も出現する。原作ではアスカの合流直後、ありす達に敗れて脱落する。アニメでは、第13話に端役として登場するのみである。 キャラクターデザインは矢野たくみ。
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