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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 05:21 UTC 版)

平仮名
文字
字源 の小書き
JIS X 0213 1-4-85
Unicode U+3095
片仮名
文字
字源 カの小書き
JIS X 0213 1-5-85
Unicode U+30F5
言語
言語 ja
ローマ字
JIS X 4063 xka
発音
種別

は、日本語に使われる文字。片仮名を小さくした形をしているが、一般的な片仮名ではない。主に数助詞として使用される。

「个」あるいは「箇」の略字として「」という文字があるが、この読みが、「一ヶ月」「一ヶ所」のような場合「か」となること、また、「ヶ」との字形の類似から「ヵ」と表記されたことから広まった。

そのため、「ヵ」という文字は「ヶ」が使われる場面で、かつその読みが「か」となる場合しか通常は使われない。また、生まれた経緯から「ヵ」を使うのは不適切であり、代わりに「ヶ」とするか、「カ」「か」「箇」を使うべきだとする者もある[誰?]

平仮名と片仮名の互換上の理由で平仮名の「」という文字もあるが、前述の用途で使用することは正しい利用方法ではない。

中世以前の古文書の中に「ヵ」あるいは「」が使用されている場合があるが、この場合は「个」あるいは「箇」の略字として使用しているのではなく、「カ」あるいは「か」を小書きしただけである。この用法で使用されるのは助詞であることが多い。

用途

「ヵ」が使われる例

  • 一ヵ所(一ヶ所)
  • 一ヵ月(一ヶ月)
  • 十ヵ条(十ヶ条)

「ヵ」が使われない例

  • 関ヶ原(読みが「が」である。稀に小書きの「ガ」が使われる)
  • 七ヶ宿(シチカシュク)
  • 一ヶ(読みが「こ」である)
  • 個所、箇条書き(「ヶ」が使われる場面ではない)

読み

  • 「か」と読まれる。
  • 助数詞の場合は原則として「か」と発音する。
  • 助詞「が」の用途で使用される時は、「が」と発音する。

ヵに関わる諸事項

  • JIS規格では「小書き片仮名カ」、Unicodeでは「KATAKANA LETTER SMALL KA」と、いずれも片仮名「カ」を小さくした文字としている。

関連項目


出典:『Wiktionary』 (2019/05/10 12:23 UTC 版)

  1. かの小文字

字源

富士通 OASYSかな漢字変換におけるひらがなカタカナの対応のために導入され[1]その後 JIS X 0213採用され[2]

仮名の一覧

五十音

平仮名
あ行 あ(ぁ) い(ぃ) う(ゔ/ぅ) え(ぇ) お(ぉ)
か行 か(が/か゚/) き(ぎ/き゚) く(ぐ/く゚) け(げ/け゚/ゖ) こ(ご/こ゚)
さ行 さ(ざ) し(じ) す(ず) せ(ぜ) そ(ぞ)
た行 た(だ) ち(ぢ) つ(づ/っ) て(で) と(ど)
な行
は行 は(ば/ぱ) ひ(び/ぴ) ふ(ぶ/ぷ) へ(べ/ぺ) ほ(ぼ/ぽ)
ま行
や行 や(ゃ) ゆ(ゅ) よ(ょ)
ら行
わ行 わ(ゎ)
片仮名
ア行 ア(ァ) イ(ィ) ウ(ヴ/ゥ) エ(ェ) オ(ォ)
カ行 カ(ガ/カ゚/ヵ) キ(ギ/キ゚) ク(グ/ク゚) ケ(ゲ/ケ゚/ヶ) コ(ゴ/コ゚)
サ行 サ(ザ) シ(ジ/ㇱ) ス(ズ) セ(ゼ) ソ(ゾ)
タ行 タ(ダ) チ(ヂ) ツ(ヅ/ッ) テ(デ) ト(ド)
ナ行
ハ行 ハ(バ/パ) ヒ(ビ/ピ) フ(ブ/プ) ヘ(ベ/ペ) ホ(ボ/ポ)
マ行
ヤ行 ヤ(ャ) ユ(ュ) ヨ(ョ)
ラ行
ワ行 ワ(ヷ/ヮ) ヰ(ヸ) ヱ(ヹ) ヲ(ヺ)
ン ー

いろは

参考文献

  1. ooooasys, 2008-08-16:
    OASYS区点コード Unicode Scalar Value 備考
    0484 [ゔ] U+3094 多重定義
    0485 [ゕ] U+3095 JapanistではU+F2B9
    0486 [ゖ] U+3096 JapanistではU+F2BA
  2. 小駒勝美、「ヴ」のひらがな(道浦俊彦)内のコメント、ことば会議室、2000-05-16


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