友引
読み方：ともびき・ゆういん
「友引」とは、六曜の中のひとつで勝ち負けがないといわれる日を意味する表現。
「友引」は、時間帯別にみると正午を挟む11時～13時が凶と言われている。そのため、「友引」に引越しやお祝い事をする時には、正午を避けて始めるのが良いとされている。
元々「友引」は「共引」と書き「共に引き分ける」という意味であったが、「共」という漢字が「友」に変化していったとされている。「友引」に葬儀を避けることは、六曜とは関係のない陰陽道の「友引日」と混同されたものと考えられている。「友引日」とは、十二支の該当日に友曳方の方角へ出かけたり葬儀を営んだりすることを避ける習わしであり音も同じことから、意味が次第に混ざっていったといわれている。
暦には吉凶を示す注釈が記載されているが、これを「暦注」という。暦注は、三段にわかれ上段に日付や曜日、干支、二十四節気、七十二候支などが書かれ、中段に十二直、下段に日の吉凶に関する諸事項が記載されている。六曜は日付の下に書かれることが多いが、これも暦注に含まれる。暦注を配当する方法を撰日法といい、八十八夜や二百十日のような日本独自の暦注もあるが、多くは中国から伝来した大唐陰陽書などが基となっている。
撰日法には月切り・節切り・不断の三種類がある。六曜は「月切り」の代表的なもので、暦月の朔日から先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順番に割り当てられている。
六曜とは六曜星の略で、その日の吉凶を占うものである。六曜星は、中国から鎌倉時代に日本に伝わったとされている。一般に広まったのは幕末時代といわれ、太陽暦を導入した明治時代に知られるようになった。ただし、西洋化が進む明治時代には暦注が迷信であるという理由で禁止された時期もあったが、略本暦という形で存続した。第二次世界大戦後には政府により規制も解除され、現在では多くのカレンダーや手帳などに六曜が記載されている。
六曜星は、旧正月1日と旧7月1日は先勝、旧2月1日と旧8月1日は友引、旧3月1日と旧9月1日は先負、旧4月1日と旧10月1日は仏滅、旧5月1日と旧11月1日は大安、旧6月1日と旧12月1日は赤口と、旧暦の月によってどの六曜を割当てるのかが決まっている。六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口と繰り返して旧暦の日付に沿って配置される仕組みで、現在のカレンダーの六曜はこれを新暦に移し替えたものである。
六曜の起源には諸説あるが、中国の小六壬（しょうろくじん）という吉凶を占うものが由来しているといわれている。小六壬には、小吉・空亡・大安・留連（りゅうれん）・速喜（そっき）・赤口があり、六曜に対応している。この中の「留連（りゅうれん）」が「友引」にあたり、「りゅうれん」から変化して「ゆういん」、さらに変化して「ともびき」と呼ばれるようになった。
もともと中国では、六曜は時間を占うものとして利用され、日本へ入ってきた当初は日本でも時間を占うものであった。しかし、明治時代に新暦に移行してから日にちの吉凶を示すものとして利用されている。六曜は基本的には「やってはいけないこと」「やらないほうがよいこと」と、それがいつなのかという時間帯を考える指標として用いられるものである。六曜の中の「大安」は何事も大吉というわけではなく、やってはいけないことがない日という意味である。
「友引」とは、六曜の中のひとつで勝ち負けがないといわれる日を意味する表現。
「友引」とは・「友引」の意味
「友引」とは、暦注のひとつである六曜の一種で、勝ち負けがないといわれる日を意味する。「友引」は「ともびき」、あるいは「ゆういん」とも読まれ、「何事をしても勝ち負けがない日」「引き分けになる日」とされている。転じて「友に引く」という意味から、結納や入籍、結婚式、引き出物や内祝いの発送、納車などのお祝い事に「友引」の日が選ばれる。一方で、葬儀などは他人の死を誘うという俗信から葬式や火葬などには用いられないため「友引」が休業日となっている火葬場も多い。「友引」は、時間帯別にみると正午を挟む11時～13時が凶と言われている。そのため、「友引」に引越しやお祝い事をする時には、正午を避けて始めるのが良いとされている。
元々「友引」は「共引」と書き「共に引き分ける」という意味であったが、「共」という漢字が「友」に変化していったとされている。「友引」に葬儀を避けることは、六曜とは関係のない陰陽道の「友引日」と混同されたものと考えられている。「友引日」とは、十二支の該当日に友曳方の方角へ出かけたり葬儀を営んだりすることを避ける習わしであり音も同じことから、意味が次第に混ざっていったといわれている。
暦には吉凶を示す注釈が記載されているが、これを「暦注」という。暦注は、三段にわかれ上段に日付や曜日、干支、二十四節気、七十二候支などが書かれ、中段に十二直、下段に日の吉凶に関する諸事項が記載されている。六曜は日付の下に書かれることが多いが、これも暦注に含まれる。暦注を配当する方法を撰日法といい、八十八夜や二百十日のような日本独自の暦注もあるが、多くは中国から伝来した大唐陰陽書などが基となっている。
撰日法には月切り・節切り・不断の三種類がある。六曜は「月切り」の代表的なもので、暦月の朔日から先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の順番に割り当てられている。
六曜とは六曜星の略で、その日の吉凶を占うものである。六曜星は、中国から鎌倉時代に日本に伝わったとされている。一般に広まったのは幕末時代といわれ、太陽暦を導入した明治時代に知られるようになった。ただし、西洋化が進む明治時代には暦注が迷信であるという理由で禁止された時期もあったが、略本暦という形で存続した。第二次世界大戦後には政府により規制も解除され、現在では多くのカレンダーや手帳などに六曜が記載されている。
六曜星は、旧正月1日と旧7月1日は先勝、旧2月1日と旧8月1日は友引、旧3月1日と旧9月1日は先負、旧4月1日と旧10月1日は仏滅、旧5月1日と旧11月1日は大安、旧6月1日と旧12月1日は赤口と、旧暦の月によってどの六曜を割当てるのかが決まっている。六曜は先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口と繰り返して旧暦の日付に沿って配置される仕組みで、現在のカレンダーの六曜はこれを新暦に移し替えたものである。
六曜の起源には諸説あるが、中国の小六壬（しょうろくじん）という吉凶を占うものが由来しているといわれている。小六壬には、小吉・空亡・大安・留連（りゅうれん）・速喜（そっき）・赤口があり、六曜に対応している。この中の「留連（りゅうれん）」が「友引」にあたり、「りゅうれん」から変化して「ゆういん」、さらに変化して「ともびき」と呼ばれるようになった。
もともと中国では、六曜は時間を占うものとして利用され、日本へ入ってきた当初は日本でも時間を占うものであった。しかし、明治時代に新暦に移行してから日にちの吉凶を示すものとして利用されている。六曜は基本的には「やってはいけないこと」「やらないほうがよいこと」と、それがいつなのかという時間帯を考える指標として用いられるものである。六曜の中の「大安」は何事も大吉というわけではなく、やってはいけないことがない日という意味である。
有印
ゆう‐いん〔イウ‐〕【誘因】
ゆう‐いん〔イウ‐〕【誘引】
ゆう‐いん〔イウ‐〕【遊印】
友引（ともびき＝又は、ゆういん、とも言う）
誘因
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