めぐ団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 14:06 UTC 版)
蘇我 源造(そが げんぞう) 声 - 高木渉 / 檜山修之(サンデーCM劇場) めぐ団の1人。デタラメなほどの強さと圧倒的なパワー、そして小学生の時にダンプに轢かれても無傷であったほどの人並み外れたタフな肉体の持ち主。小学生時代に喫した敗北以来、高校へ入学して恵に負けるまで無敗を誇った武勇伝を持つ不良少年である。別名「闇の悪王」。身長は189cm。 悪名高い赤月中学時代は誰にも心を開かず喧嘩に明け暮れる「クールな悪」として恐れられていたが、高校で強く美しい恵と出会い、その魅力の虜になってからは、完全に骨抜きのアホ状態。恵のために無駄な喧嘩を辞める誓いを立て、恵の事を「めぐ〜」「めぐちゃーん」などと呼び、ただひたすら恵を追いかけ回している(冷静な時は「恵」と呼んでいる)。 しかし、いくら恵に会ってかなり性格が変わっても、凄まじいまでの行動力と根性だけは全く衰えを見せず、ひたすら恵が理想としている「男の中の男」を目指し、なり振り構わず捨て身で奮闘する。そのとてつもない強い愛情と確固たる信念で、いつの間にか恵を自分のペースに巻き込んでいく。 反面、「自分はストーカーなのではないだろうか」「男の中の男とは何だろう」「恵が男に戻れるよう協力すべきだが、恵には女のままでいてほしい」と悩んだり、恵を好きになってからは悩み多き不良少年となる。何もかもが「恵の幸せが俺の絶対」という強い信念と行動は、次第に恵の「女心」を揺らすようになる。 なお、顔に傷跡があるが、これには過去の重要な秘密が隠されている。 小林 一文字(こばやし ひともじ) 声 - 檜山修之 めぐ団の1人。「武士」とアダ名されている通り、祖父に「現代を生きる最強の武士」として、物心つく頃から厳しい指導を受けている。武術をかなり高い水準で修めており、格闘の技術面だけ見れば源造を優に超え、恵をも上回る。なおかつハンサム。そのため女子生徒からの人気は高いが、それを鼻にかけず男女平等に優しく接するいい奴である。性格は正義感が強く、古風でまっすぐでストイック。登場時は恵と衝突するが、和解してからは、恵に「俺が女だったら惚れてるぞ」「カッコいい奴」などと好意的に受け入れられている。そのため、源造に最もライバル視されている。 少々世間の感覚からズレているため、恵に「変な良い子」と言われたりもしている。本人は、まじめすぎる性格ゆえ暗いと思っているようで、小悪魔に対して実験で願いごとをしたときも「明るい性格にして欲しい」と真剣にお願いをしていた。恵のことは、必ず「恵さん」と呼ぶ。 しばらくは、恵に対して恋愛感情を持っていたようだが、いつの間にか、それを超えて一人の人間として恵を尊敬しはじめる。終盤では、実は美木に対して恋愛感情を抱いていたことを、源造の言葉によって気づかされる。 めぐ団の一員だが、クラスが違い、毎日武術の修行をしていたりすることがあり、やや単独行動が多い。「こややし」と呼ばれることも。 藤木 一郎(ふじき いちろう) 声 - 田中一成 めぐ団の1人。普通のキャラ。生まれてから平均点ばかりで、人に自慢出来るものが何一つないため、平凡なキャラからの脱却を目指している。今まで女性から散々な扱いをされているために、かなりコンプレックスも強く、ハンサムで女性からの人気も高い小林には何かとつっかかっている。本気で恵に惚れているのだが、源造の影に隠れてあまりアピールできていない不遇なキャラ。また、小悪魔からも、生命力・運命力が薄いと言われショックを受けることも。恵のことは「恵さん」と呼んでいる(一度だけ呼び捨てにして、恵の頬を染めさせ、源造を悔し泣きさせた)。喧嘩が強いわけでもなかったが、何度も窮地を切り抜けていくうちに、土壇場での度胸や行動力は源造に引けを取らないものとなっていき、度を越した暴力を振るわれても自分を持って立ち向かう場面が多くなった。恵からの印象も最初は「ただの普通なやつ」だったが、最終的に「なかなかカッコいいやつ」と良くなっている。唯一ありふれた平凡な感覚を失わず、そのため気苦労が耐えない。引き立て役では終わらず、外伝では一話分を丸々使って彼の最終回後の日常が描かれている。 安田 太助(やすだ たすけ) 声 - 上田祐司 めぐ団の1人。ミニスカートや水着など、女性の裸よりもギリギリファッションにこそ執着する変態キャラ。一方で膨大な知識量を誇り、そこから生まれる推理力も鋭く、小悪魔のトリックを最も早くに見破るなど、頭は良い。恵からも「なりは小さくても根性もん」「やるなら躊躇しない男」と言われ、持ち前の気の強さと、躊躇しない行動力は、時に小林をも怯ませるほどの迫力を見せることがある。特技は「尾行」「街を歩くと不良が寄る」。「恵さん」と呼んでいる。他のめぐ団メンバーと同じく恵のことを慕っているものの、源造や藤木に比べると、真っ当な恋愛対象というよりは、美しい女神様的な存在として彼女を崇拝している部分が強い。恵のことを常に監視し、恵からは見えないところで写真を撮ったりするという覗き見的思考が表面化している。実は眼鏡を取ると、女性と見まがうほどの美少年である。しかし、覗きに便利かつ自分の変態キャラに合うという理由であえて眼鏡を着用し続ける、ある意味根性入ったオタク少年でもある。恵からは「ヤックン」と呼ばれることも。
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