その他の1988年刊行作品
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「冒険ゲームブックシリーズ」の記事における「その他の1988年刊行作品」の解説
終末の惑星 遥かなる西の帝国 ◎ (1988年 塩田信之 / スタジオ・ハード) 荒廃化した惑星を舞台に繰り広げるSF物。突如、謎の侵略者たちの襲撃を受けた辺境の町。辺境の町に住んでいた若き少年戦士のアレフ・ショーティは自分が住む故郷を救うため、強力な武器があるとされている世界の壁へ向かい、アレフは3日以内に自分の村(辺境の町)を救う事ができるのか。双葉冒険ゲームブックの中では珍しくサイコロではなく、トランプを使った戦闘システムや運試しシステムを採用している。移動システムも単純な一方通行ではなく双方向に移動可能な探索型となっている。ただし、中盤でメタル・バトラー、ドラグーンを入手しておかないと機械の町や北の民族本隊たちの所へ進めない。 天空の魔王 地球防衛少女イコちゃん (1988年 滝沢一穂 / スタジオ・ハード) オホーツクに消ゆ (1988年 堀井雄二 / 池田美佐 / スタジオ・ハード) 覇邪の封印 バァンドゥラの魔獣 (1988年 上原尚子 / スタジオ・ハード) ストーリーは原作に沿ったものになっており、ゲームシステムもかなり原作を踏襲したものとなっている。「白の知名度」「黒の知名度」の2つの知名度があるのが特徴であり、戦う相手・話す相手はよく見極めないといけない。 銀河の三人 復活のヴィザーン (1988年 滝沢一穂 / スタジオ・ハード) ベースはファミコン版で、第一部にてオリジナルの結末を迎えた後日譚となる(リミがESPを使えるなど、設定がファミコン版に沿っている)。地球に迫るガルム帝国の脅威を退けた主人公、ブルー、リミの3人は、「スターゲート」を抜けた先の恒星系において再びガルム星人たちと戦うことになる。激戦の中、かつてその恒星系に災厄をもたらした宇宙生物「ヴィザーン」の復活が迫っていた……。生物でありながら時空跳躍能力を有し、転移先の惑星を破壊し尽くすヴィザーンを止めるため、3人は苦闘する。 ちなみにPC/MSX版およびファミコン版では地球に待機していたリミは、ライーザ隊のメンバーとして、サポートメカ「マザーガル」のパイロットとしてライーザをサポートする役目となっている。 邪聖剣ネクロマンサー イシュメリアの悪夢 (1988年 草野直樹 / スタジオ・ハード) 村一番のいたずっ子トリオのミック、キース、シーナの3人は、村の骨董品マニアの老人から古びた剣「ネクロマンサー」を盗み、その剣の鞘から引き抜いた瞬間、異世界のイシュメリア国に飛ばされ、魔物封印のため戦うことになった。少年少女が地球から物語の舞台に転移するパターンはこのシリーズで多用されるが、本作の主人公たちは日本人でなくスコットランド人である。 超時空パイレーツ おみそれ3人組の冒険 ◎ (1988年 樋口明雄 / スタジオ・ハード) トキメキハイスクール 恋の学園祭大作戦 (1988年 大出光貴、塩田信之 / スタジオ・ハード) 霊幻道士 キョンシー大戦争 (1988年 塩田信之、竹田明 / スタジオ・ハード) 横浜にあるデパートにて開かれた「キョンシー展」の警護をすることになった、道士見習いの主人公。中国から借りてきた貴重な宝石もありかなりの賑わいを見せていたが、そこへ怪盗と名乗る人物からの予告状が届く。 マルチストーリー、マルチエンディング形式となっており、進め方次第で状況が全く変わってしまうのが特徴。進行次第ではゲーム開始から数パラグラフでENDになってしまうこともあり、難易度は高い。なお本作では「キョンシー」に傷つけられ怪物と化してしまった人を「バンバンシー」としている。 ガイアの紋章 エルスリード英雄列伝 (1988年 池田美佐 / スタジオ・ハード) ヤマト魔神伝 サギリ見参! ◎ (1988年 成田崇幸 / レッカ社) ディープダンジョンIII (1988年 成田崇幸、佐藤俊之 / レッカ社) ドラゴンロック 浮遊要塞の死闘 ◎ (1988年 井上尚美 / レッカ社) 源平討魔伝 神異妖魔界の変 (1988年 井上尚美、榊鬼丸 / レッカ社) ファミコン版を元にしたストーリーであるが、原作を咀嚼しつつアレンジを加えており、独特の世界観を編み出している。 途中から使えるようになる、「妖術」「符術」の使い分けがポイント。 暗黒要塞ガルディアン オセロ神話の謎 ◎ (1988年 高野富士雄 / アミューズメントクラブ) 貝獣物語 シェルドラド伝説 (1988年 樋口明雄、大出光貴 / スタジオ・ハード) ファミコン版にほぼ忠実なストーリーだが、端々の描写は膨らませてある。結末も実質的に同じなのだが、余韻の残し方に関してだけは少し異なる。 現代日本から異世界シェルドラドに召喚された少年が主人公となるが、これについても原作そのままの設定。 移動の自由度が高く取られているかわり、原作の地図を所持していないと道に迷いがち。付属の地図さえあれば迷うことはないが、未所持の場合は難易度が上がるという点まで原作に忠実。ただし本ゲームブックには、その肝心の地図が収録されていない。 表紙・挿絵共に、ファミコン版のパッケージや説明書のイラストを手掛けたのと同じ人物の手で描かれている。挿絵の収録数も多め。 スペース・ハリアー ホワイトドラゴンの勇者 (1988年 塩田信之 / スタジオ・ハード) 現代日本から異世界に飛ばされた少年が、救世主となって機械兵器を操る侵略者と戦う。エンディングでは侵略者の意外な正体が明かされる。
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