杜撰
読み方:ずさん
杜撰の対義語は、細かいところに気を配ることを表す「丁寧」や、細部まで手の込んでいることを表す「緻密」が挙げられる。
杜撰とは、杜撰の意味
杜撰とは、物事の行い方がいい加減だという意味のこと。書物などに誤りが多いという意味でも使われる。杜撰の語源は、「杜」が中国王朝の宋の時代にいた杜黙という詩人、「撰」が詩を作ること。杜黙が作る詩には、格式に合わないものが多かったという故事を由来にしている。英語では、不注意を表す careless やだらしなさを表す sloppy という形容詞が用いられる。杜撰の類語、対義語
杜撰の類語は、秩序が乱れていることを表す「乱雑」や、適当に物事を行うことを表す「ぞんざい」が挙げられる。ほかに、適切な状態という良い意味の方でなく、いい加減を表す「適当」という熟語がある。杜撰の対義語は、細かいところに気を配ることを表す「丁寧」や、細部まで手の込んでいることを表す「緻密」が挙げられる。
杜撰の例文、使い方
杜撰は、仕事や計画の進め方や状態に問題がある場合に、良くない意味で使われる。本来は手を抜いたやり方をしていることに使われるので、物事への使い方に限定される言葉である。人の性格などの人間性に関して使うのは適切ではない。そのため、杜撰なことをする人に言われがちな、「あの人は杜撰な性格だね」という使い方は本来は正しくない。物事の状態に関する例文は「あの工事業者は仕事が杜撰だから、任せるのをやめよう」、物事の進め方に関する例文は「旅行の計画が杜撰だと、旅先に行ってから困ることになる」などが挙げられる。ず‐さん〔ヅ‐〕【×杜×撰】
「ずさん」の例文・使い方・用例・文例
- 母は台所でせっせと料理しながら歌を口ずさんでいた。
- トニーは人を雇い、もっと客を掴み、仕事をより早くずさんにやれば、もっと金もうけができると思ったのだ。
- 彼女は子守歌を口ずさんで赤ん坊を寝かしつけた.
- 彼女は(ひとりで)歌を口ずさんだ.
- その事業はずさんな経営のためにつぶれた.
- 我々はずさんなプレーで彼らに 2 点を献上してしまった.
- その会社のずさんな経営に人々はあいた口がふさがらなかった.
- ずさんな法的規制.
- その会社はずさんな経営から倒産した.
- ずさんなつづり
- ずさんな方法で
- 彼女はメロディーを口ずさんだ
- 彼のずさんな出演は、悪い印象になった
- ずさんに楽器を演奏する
- ずさんな操作
- 彼女は、ベートーベンを空で口ずさんでいた
- 物事のやり方や考え方がずさんであること
- 物事のやり方や考え方がずさんである程度
- 社会保険庁は,年金のずさんな管理で国民を裏切った。
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