くの一教室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 22:02 UTC 版)
くの一教室(原作初期、アニメ第15期までは「くノ一」と表記)は、忍術学園に存在する女子専用の教室。原則として男子と別に授業を行い、許可なく男子生徒を招き入れると罰則がある。原作では6人の生徒が確認され、アニメ版では12人在籍。学園のイベントでは救護、実況などのサポート役を務めることが多い。 アニメ版初期は(特にユキ・トモミ・シゲの3人組が)実質ヒロイン的なポジションだったが、その後出番がやや減少し、上述の学園行事におけるサポート役などおおむね原作に沿った役割を果たすことが多くなった。年齢はシゲ以外のアニメオリジナルキャラクターを除き全員11歳。 制服は原作では花模様の長袖、アニメ版では渦巻模様の袖なしの着物の下に黒い半袖のアンダーウェアを着ている。しかし、シゲだけは長袖の着物を着ており、袖を少しまくっている。生地の色は原作では薄いピンクで、アニメ版では濃いピンクになっている。 ユキ 声 - 國府田マリ子(第1期、第9期 - 、映画版第2作)、丹下桜(第2期 - 第8期、映画版第1作) 演 - 岩本千波 山羊座、B型。須磨出身。 大金持ちの令嬢で、行儀見習いのために忍術学園に入学。原作ではクールで無気力だが、アニメ版では明るく活発で女の子らしい性格に描かれている。トモミと仲が良い。イタズラ好きで、乱太郎達をからかうのが趣味。3人組のリーダー的存在。原作・アニメ版共にパーマがかったポニーテール。髪の色は原作では茶髪、アニメ版ではオレンジ色。乱太郎から「ゴリラ」呼ばわりされるのが大嫌いで、からかわれると激怒するほか、本気で怒った時はトモミやシゲでさえも恐れおののく。アニメ版では女の子らしくおしゃれ好きで、占い知識も豊富である。また、アニメ版初期は目が小さかったが途中から目が大きくなった。第24シリーズは、第49回「男子の小物の段」ので、ユキではなく、ユキ之助。 基本的な能力は高めだが、第25シリーズ第41回「魔の廊下の段」では、綾部喜八郎の作った落とし穴に気付かず落ちてしまうなど、抜けている部分もある。 トモミ 声 - 江森浩子 演 - 紅甘 牡羊座、B型。 敵の包囲網を一人で突破出来るほどの空手の達人。より強い女になるために忍術学園に入学した。気立てが優しく料理も上手。ただしアニメ版では料理と掃除を苦手とする描写がある。ユキと仲が良い。戸部に憧れている。アニメ版では原作よりユキとの差別化が進み、実家が農家でくの一教室の学級委員長という設定になっている。原作では黒髪の鬢削ぎに吊り目。アニメでは青い髪に丸い目。人気投票では忍術学園グループ第4位。 ユキと同様、第10期までは乱太郎たちに対しては君付けと呼び捨てが混在していた時もあったが、現在は呼び捨てで統一されている。原作では第5巻初登場だが、アニメではユキと共に第1期第1話より登場している。また、くの一で唯一両親が登場している。第24シリーズは、第49回「男子の小物の段」ので、トモミではなく、トモミ佐ヱ門。 第28シリーズ第13回「大切な小箱の段」では、ユキが大切にしていた小箱を誤って壊してしまったため、乱太郎たちを通じて兵太夫に箱を直してもらう。その後ユキに直接謝罪したことで一度は許してもらったものの、箱がびっくり箱になっていたことを知ったユキに一転して大激怒された挙句、追い掛け回される羽目になった。 大川 シゲ(おおかわ シゲ) 声 - むたあきこ アニメオリジナルキャラクター。獅子座、B型。通称おシゲちゃん。 学園長の孫娘。少々わがままな面もあるが、基本的にはユキやトモミよりおしとやかでおっとりした性格。ぽっちゃりした小柄な体型とは裏腹に非常に身軽で俊敏である。ユキ、トモミと仲が良く、二人の諍いの仲裁役になることもしばしばある。しんべヱとは相思相愛の仲で、常に彼の鼻をかんであげるためのハンカチを携帯しており、彼のことを「しんべヱ様」と呼び、しんべヱからは「おシゲちゃん」と呼ばれている。ドクタケ教室の山ぶ鬼と仲が良い。舌足らずなお嬢様風の言葉遣いで喋る。初期は語尾に「〜だわさ」とつけていたこともあった。くの一教室の生徒の中で唯一苗字が判明している。第1期・第2期のころは目にハイライトがなかったが、第3期以降からはハイライトがつくようになった。第24シリーズは、第49回「男子の小物の段」ので、シゲではなく、シゲべヱ。 そうこ 声 - 鈴木富子(第2期)→渡辺久美子(第12期)→吉田小南美(第15期 - ) 蠍座、B型。 原作ではユキ、トモミの次に出番が多く、アニメ第16期では初の主演エピソードや多くの脇役を務め、しんべヱと互角に戦えるほどの大食いという設定が付加された。原作では黒髪に吊り目に長い睫毛、アニメ版では緑色の髪に丸い目をしている。 上記の4人は髪の結び目にピンク色のリボンをつけている。 しおり 声 - 摩味(第1期)→渡辺久美子(第2期)→佐藤智恵(第12期)→桃森すもも(第15期 - )→吉田小百合(第25期) 天秤座、O型。 控えめな性格で、原作ではユキ、トモミの暴挙にツッコミを入れることが多い。原作31巻での彼女の登場場面は、アニメ化の際にシゲに代えられている。髪の色は原作、アニメ版共に黒。原作では丸い目で、アニメ版では吊り目。アニメ第4期後期ED(エンディング)「にんにん忍たま音頭」で主要キャラ達と一緒に踊っている。 みか 声 - 摩味(第2期)→若菜ようこ(第12期)→瀬那歩美(第15期 - ) 蟹座、B型。 丸顔。原作では黒髪で髷を結っているが、アニメ版では茶髪で髷を結っていない。シゲの次に背が低い。 あやか 声 - 佐藤智恵(第2期)→三石琴乃(第10期)→樹元オリエ(第15期 - )、桃森すもも(代役) 双子座、AB型。 茶髪で後ろ髪はパーマ。円らな目が特徴。くの一教室の生徒の中では背が高い。 そうこ、しおり、みか、あやかは当初アニメオリジナルキャラクターだったが、後に原作にも登場。全員第31巻初登場。また、名前は原作・アニメ第25期では平仮名、アニメ第1期から第24期まではカタカナ表記。 ナオミ 声 - 石川寛美(第10期)→野中藍(第15期 - ) 緑色の髪にそばかすが特徴。そうこより背が高い。 亜子(あっこ) モデルは第4巻の238ページ2コマ目、右から2人目の人物。茶髪に花の髪飾り。 猪々子(いいこ) モデルは第4巻の238ページ2コマ目、右から3人目の人物。緑色の髪にピンク色のリボン。ユキや恵々子より背が高い。 卯子(うっこ) 声 - 高橋和代(第12期)→まるたまり(第16期 - ) モデルは初期のトモミ。髷は短め。茶髪。第12期「ユキ走るの段」で台詞が与えられた。髪の色は茶髪。 恵々子(ええこ) 声 - 小林優子(第16期) アニメ版初期はぱっちりした目で茶髪だったが、後に円らな目に青髪となる。ウェーブがかった髪を結ばずにおろしている。 ナオミ、亜子、猪々子、卯子、恵々子はシゲ同様アニメオリジナルキャラクター。
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