『A's』時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 07:59 UTC 版)
ヴォルケンリッターは、魔道書「闇の書」(正式名称「夜天の魔道書」)の主を守る守護プログラムの総称である。剣の騎士・シグナム、鉄槌の騎士・ヴィータ、湖の騎士・シャマル、盾の守護獣・ザフィーラの4名で構成されている。 元々の任務は闇の書の全666ページを、魔導師の「リンカーコア」と魔力資質で埋め、闇の書を完成させることだった。しかし、歴代の主には彼等を道具同然に扱う者もいた上、優しい者がいても闇の書が完成すると同時に死んでしまい、その度に転生を繰り返していた。こうした自分達のあり方には、それぞれなりに悩み、悲しい思いをしていたようだ。また、元々プログラム自体少しずつ壊れ始めていたため、彼等は闇の書の完成で主が死ぬことすら憶えていなかった。 だが、現在の所有者である八神はやてが望んだのは、闇の書の完成ではなく、騎士達に「家族」として平凡ながら仲良く暮らすことだった。当初は守護騎士達も、闇の書の長い歴史の中でも異端であるはやてに戸惑っていたが、次第に彼女に対して愛情を抱くようになっていく。またリーダーのシグナムは、闇の書の完成を望まないはやてに「闇の書の頁蒐集は行わない」と誓う。 しかし闇の書は、はやての命を蝕んでおり、彼女を助けたいと願った守護騎士達は、以後、はやてとの誓いを破って、闇の書が完成すればはやてが治ると信じ、「闇の書の頁蒐集(魔導師襲撃事件)」を起こしていく。 その過程で強大な潜在魔力を持つ高町なのはを発見し、ヴィータがなのはを襲撃した所でA'sの物語は幕を開ける。その後、フェイト・テスタロッサら時空管理局の面々も交えて幾度となく衝突する。 後半、はやての親友である月村すずかが、なのはやフェイトの親友でもあることが発覚。入院したはやてのお見舞いに来る彼女達と時間帯が被らないように配慮していたが、クリスマスイブの日、はやての病室にお見舞いに来ていたシグナム、ヴィータ、シャマルらが、なのはとフェイトに遭遇してしまい、彼女らに闇の書の主がはやてであることを告白せざるを得なくなる。 互いに譲れない想いを抱き、なのは、フェイトと最後の死闘を繰り広げる守護騎士達だったが、闇の書を所有者のはやてごと完全凍結させようと目論む時空管理局顧問官ギル・グレアムの使い魔、リーゼアリア&リーゼロッテの乱入によってヴォルケンリッターは闇の書の蒐集の対象とされ、吸収されてしまい、彼女達が守護騎士達を消滅させることで、はやての絶望を招き、闇の書を完成させてしまう。『The MOVIE 2nd A's』ではグレアム、リーゼアリア、リーゼロッテが登場しないため内容が変わっており、闇の書の防衛プログラムであるナハトヴァールがはやての目の前でヴォルケンリッターを蒐集してしまう。 その後、はやては闇の書の意思の暴走を制御し、彼女に「リインフォース」の名前を授けることで、真の主として覚醒。なのはの渾身の一撃もあって、闇の書の防衛プログラム(闇の書の闇)とリインフォースを分離。そしてはやての魔力によって守護騎士達は復活。魔道騎士として覚醒した主はやてや、かつて敵対していたなのは達と共に闇の書の闇との最終決戦に臨む。 防御プログラムと共に守護騎士プログラムは闇の書本体から解放されているため、消滅を免れている。事件解決後は、長い間共に過ごしてきたリインフォースとの悲しい別れを経た後、はやてと共に管理局での保護観察が決定。贖罪を兼ねて管理局での仕事に従事するようになる。 闇の書事件から2年後、はやてが11歳の時に、はやては自らのリンカーコアをコピーして、独立行動、単独魔法使用が可能なユニゾンデバイス「リインフォースII」を生み出す。彼女は八神家の末っ子として、守護騎士達とも非常に仲が良い。
※この「『A's』時」の解説は、「ヴォルケンリッター」の解説の一部です。
「『A's』時」を含む「ヴォルケンリッター」の記事については、「ヴォルケンリッター」の概要を参照ください。
『A's』時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 07:51 UTC 版)
『A's』から登場する主人公の1人。当時9歳。魔導師ランクは、この時点での主要登場人物中最高位のSクラス。小学校は足の障害のため休学中。とある偶然からなのはの親友であるすずかと市立図書館で知り合い、意気投合して親しい友人となる。 幼いころに身寄りを無くし(物心つく前に亡くしたらしい)、足に原因不明の障害を抱えながらも「父の友人」を名乗る人物の庇護を受けながら1人で生活していた(『The MOVIE 2nd A's』では、庇護もなく一人で暮らしていた)。不遇な境遇に置かれながらも前向きで、優しい心を持った少女。しかし、自分の境遇については諦観している部分もあり、治療に対してもあまり積極的ではない。また、辛いことや悲しいことを一人で抱え込む癖があり、シャマルがそれを心配する場面もあった。。関西生まれなので柔らかな関西弁で話す。一人称は「うち」ではなく、「わたし」である。魔道騎士としてのはやては、遠距離攻撃、遠隔発生、広域攻撃などを得意とし、支援攻撃に特化した指揮官タイプ。ミッド式とベルカ式の両方の魔法を使うことができる上、リインフォースの遺した「蒐集行使」というレアスキルを持っている。これは「夜天の書(闇の書)」が保有・蒐集した膨大な数の魔法の使用方法をマニュアル化し、はやてが利用できるようにしたものである。ただし、彼女が新たな魔法を習得する場合は、普通の人と同じように学習する必要があり、応用はあまりきかない。 使用デバイスは、『闇の書事件』における最終戦ではユニゾンデバイス「夜天の書(闇の書)」。管制人格リインフォースとともに主の初陣をサポートした。リインフォース亡き後は、管理局が製作した特注デバイスを使用。それらのデバイスは、彼女の桁外れに大きい魔力を考慮して製作されたものだったが、それでも、その内何機かは、はやての強大な魔力に耐え切れずに破損している。 闇の書事件から2年、はやてが11歳のときに、自らのリンカーコアを体内でコピー。そのコピーされたリンカーコアを本体にして、独立行動、単独魔法使用が可能なユニゾンデバイス・リインフォースIIを生み出す。この結果はやては、魔力を出力する砲身としての役目等、ごく簡単な機能しか持たない非人格型アームドデバイス「“騎士杖”シュベルトクロイツ(剣十字)」と魔道書型ストレージデバイス「夜天の書」、管制を担当するユニゾンデバイス“リインフォースII”、さらにリインフォースIIが手にする魔道書型ストレージデバイス「蒼天の書」という4つのデバイスを使用することとなる。この4つのデバイスは、機能としてはインテリジェントデバイスが1機で行えることを分担している。本来1機で行える機能を分割した理由は、繊細な機構を持つインテリジェントデバイスとの相性が悪かったためである。
※この「『A's』時」の解説は、「八神はやて」の解説の一部です。
「『A's』時」を含む「八神はやて」の記事については、「八神はやて」の概要を参照ください。
「『A's』時」に関係したコラム
-
株365のギャップリスクとは、取引時間外のイベントによる急激な値動きの危険性のことです。イベントの内容は、経済指標、政変や紛争、要人の発言、為替動向などが挙げられます。例えば、日経225証拠金取引の取...
-
株式の信用取引では、空売りと空買いの2通りの取引方法があります。空売りでは、最初に株式の売り注文をして、取引を終える時に株式を買い戻す取引を行います。空売りは、株価が高い時に売って安くなったら買い戻し...
FXでグランビルの法則を使用してエントリーポイントを見つけるには
グランビルの法則は、アメリカ合衆国のジョセフ・グランビル(Joseph Granville)が創り出した投資手法で、FX(外国為替証拠金取引)や株式売買などで用いられています。グランビルの法則で用いら...
-
為替レートを一定の期間で区切った1つ1つを「足」といいます。期間が1日の場合を日足、1週間の場合を週足といいます。足は、日付、始値、高値、安値、終値、出来高の6つの要素から構成されます。このうち、始値...
-
株価の時系列データとは、ある一定期間での始値、高値、安値、終値、出来高の数値のことです。期間は日足、週足、月足で分ける場合が多く、FX(外国為替証拠金取引)で用いる1時間足、1分足といった短時間の時系...
-
株価分析の時系列練行足とは、株価のトレンドを調べるためのテクニカル指標です。時系列練行足は、ある一定の値幅をあらかじめ決めておき、その値幅以上の値動きがあった時に陽線や陰線を描画する練行足に、時系列を...
- 『A's』時のページへのリンク