『ひとりずもう』のみのキャラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 15:56 UTC 版)
「ひとりずもう (漫画)」の記事における「『ひとりずもう』のみのキャラ」の解説
下記に列挙したキャラ以外にも、名前が設定されていない友人や教師が作中には多く登場している。 加藤みずほ(かとう みずほ) ももこの中学校・高校でのクラスメイトで、ももことの絡みも多い。名は漫画版のみの設定で、ももこ達からは「加藤さん」、母親からは「みずほさん」と呼ばれている。時期によって髪型や髪の色は変化しているが、ショートカットなのは一貫している。高校時代は、生物部に所属している。直接は描かれていないが、たまえとも繋がりはある。思春期の心身の変化について疎いももこに、それらの知識を間接的ながら伝えていった。裕福な家庭の娘(エッセイ版では、医者の娘であることが言及されている)だが、しつけの厳しさなどから、ももこの家庭環境に憧れることも。ジョン・レノンのファンであり、彼の訃報を聞いた際は涙を見せた。上京志向や一人暮らしへの欲求が強く、東京の大学への進学を目指す(作中では、その後の状況は語られていない)。エッセイ版では、同作から登場のクラスメイトのうち、名前が出るのは彼女のみ。 実在の人物で、エッセイ版では、外国の音楽や東京の流行に詳しいことが漫画版以上に深く掘り下げられており、さくらは「彼女がいなかったら80年代前半の大部分を味わい損ねていたであろう」と述べている。さくらのエッセイでは、『ひとりずもう』以外にも、『もものかんづめ』『まる子だった』で登場している。彼女の人物像や経歴は、浜崎憲孝の書籍などに登場する「花輪さん」(浜崎が『ちびまる子ちゃん』の花輪和彦のモデルと評している女性)と共通する部分もあるが、浜崎は加藤さんと同一人物か否かについては明言を避けている。 みっちゃん ももこの高校でのクラスメイト。将来は、看護師(作中では、当時の事情を反映して看護婦と表記)を志望している。 トミちゃん ももこの高校でのクラスメイト。ももこをローラースケート場に誘った2人の片方(作中では、どちらがトミちゃんか断定できる場面はない)。 ヤッコ 第26回に名前のみ登場。ももこと同じ高校の女子生徒。『永沢君』に登場した同名の女子生徒と同一人物かどうかは不明。 チエちゃん ももこの小学校でのクラスメイト。生理を迎えるのが早かったほか、それに関する知識を持っていなかったももこに呆れた様子も見せた。 たいちゃん ももこの中学校でのクラスメイト。身長は、中学校2年生の初めで159cm。入学式の前に一緒に写真を撮っていることから、ももことは小学校時代から繋がりがあった様子。ももこと並んで、生理を迎えるのがクラスの中で最も遅かった。 不良男子 ももこの中学校でのクラスメイト。名前は作中では出てこない。本作で唯一、ももこを「まる子」呼ばわりしたこともある人物。ももこの胸を触ったことがあるが、この行為が意外にも、男嫌いで凝り固まっていたももこの考えを変えるきっかけとなった。 小柳津(おやいづ)先生 ももこの、高校1年生時点での担任の男性教師。姓は、漫画版でのみ設定。担当教科は体育。学校一怖い教師といわれるが、ももこは「怒らせると怖いけど、話のわかる先生」と評しており、高校1年生の春休みの時に転勤する話をたまえから聞いた際は名残惜しさを見せた。クラス全体のやる気の無さに怒ってホームルームを数ヵ月間ボイコットしたこともある。ももこが漫画家になる夢を密かに抱いていることに気付いており、個人面談でももこを驚かせた。 実在の人物で、本作が連載されていた時点では存命している。本作の舞台でもある清水西高の80周年記念誌『春風の夢』でも名物先生として紹介されているが、同誌では1983年までは在勤していたとされている。 佐藤先生 ももこの、高校時代の教師のひとり。男性で、物理部の顧問。長髪とヒゲが特徴で、たまえからは「ちょっと気持ち悪いかも…」と思われてしまう。 実在の人物で、『春風の夢』でも物理の名物先生として紹介されている。長髪などの特徴は、漫画にも反映されている。 高校の校長先生 ももこの、高校時代の校長先生。風紀に厳しい面があり、オシャレに興じる生徒達に対し、集会で「いくらやったって誰も松田聖子や中森明菜に似ていないっ」と述べたこともある。 あきちゃん ももこの、家庭教師での教え子の少年。学年は、ももこが高校1年生の時点で小学校4年生。将来の夢はサッカー選手。 ひまわり美容院のおばさん 入江町から少し離れた場所に位置する「ひまわり美容院」の店主の中年女性。ももこが高校1年生の夏に見つけて以来、贔屓にしている。エッセイ版には登場しない。 本田(ほんだ) 第10回に登場。たまえの、中学校時代のクラスメイトの男子。たまえとは、あくまで単なる元クラスメイトだが、高校進学後も他の当時のクラスメイトも交えてボーリングに一緒に行くなどの繋がりがある。容姿はそれほど美男子ではなく、彼程度でも緊張してしまうと発言したももこに対して、たまえはモノローグで「本田で緊張かァ…」と心配気味な反応を見せた。エッセイ版には登場しない。 他校の好青年 高校編で登場。ももこと同年代と思われる美男子。ももこは、高校2年生の春に目撃して一目惚れし、片想い状態がしばらく続く。片想い終了の経緯は、漫画版では「漫画の投稿活動への熱意が、彼への想いを超えた」であるが、エッセイ版では付き合った状態を空想した後に想いが冷めて終了、とされている。『ひとりずもう』以前に発表された作品では、既に彼女が居ることを噂で聞いて失恋、となっている。 山本 電話の声でのみ登場。当時の『りぼん』担当編集者のひとり。ももこに励ましの電話をかけたほか、最終回ではももこのデビュー決定を伝えた。 エッセイ版では姓は明記されていないが、作者の他のエッセイでは、同姓の編集者が登場している。
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