「お客様」と関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 20:25 UTC 版)
「笑ゥせぇるすまん」の記事における「「お客様」と関係者」の解説
客 客の名前は、その回の内容に合わせた語呂合わせであることがほとんどだが、一部の客は普通の名前となっている。 例 - 「長距離通勤 - 長井道範(ながいみちのり)」 頼母雄介 声 - 柴田秀勝、ドラマ版 - 林隆三 「たのもしい顔」(原作第9話、アニメ第1話、ドラマ版最終話)に登場。 とある会社で課長(アニメ版では部長)を務めている。若い頃から芦田伸介似の顔立ちをしており、そのことで周囲からは常に期待されたり、頼りにばかりされていたりした事がストレスになっていることを喪黒に打ち明ける。 原作とドラマ版ではこのエピソードのみの登場だが、アニメ版ではその後もたびたび登場している。 湯けむり哀歌再登場時には「俺にもう頼るな」と頼ってきた客を突き放す事もしており性格も多々変化したと思われる。 鳴金 声 - 大木民夫 第53話「自画自賛」にて初登場。 喪黒とは知り合いで、ある企業の経営者・もしくは権力を握っている人物。 これ以降、様々なエピソードに登場している。 鬼田 声 - 加藤精三 第SP話「雪山惨歌」に登場する漫画の編集長。 鬼を思わせる強面の人相に、角が生えたような独特の髪型をしている。また、走る速度が非常に早い。 第83話「看板ガール」、アニメSP「湯けむり哀歌」にも登場。 かなこ 声 - 小原乃梨子 第91話 「夜行列車」、年忘れ特大号「下り電車への招待」に登場した、居酒屋「かなこ」の美人女将。未亡人で、独りで店を切り盛りしている。 アニメ版では、小宮の人柄に惚れ内縁関係までいったが、結局小宮は家族を捨てきれず家族の元へ戻った。 その後「下り電車への招待」で、夢野が訪れて、かなこの小料理屋に世話になり、惚れて添い遂げようとするが、最後は夢野の将来を憂いたかなこが、店の常連に頼んで店から追い出し、無理矢理東京に帰らせた。 夢野は、喪黒の「東京へ帰り元の生活に戻れ」という忠告を無視して帰ろうとしなかったが、その直後のかなこの行動により、結果的には本人の意思には関係なく喪黒の忠告を守ったことになった。 この2つのエピソードはエピローグで、喪黒がお客様を乗せた機関車で去っていき「心の隙間を埋めるのにも少々疲れました」と締める。「夜行列車」では機関車の客の中に、かつての喪黒のお客様や、別のエピソードに登場した過去の客を含めたサブキャラクター達が多数乗車している。 小宮友雄(漫画版:別野仁生) 声 - 小林清志 41歳のサラリーマン(漫画版は54歳)。第91話 「夜行列車」登場。 家族との関係は冷えきっており、現代社会に疲れきりどこかで新しい人生を始めたいと密かに想いを持っていたが、全てを捨ててまでという覚悟が出来ず悩んでいた所に、喪黒と会い、夜行列車に無理やり搭乗させられたが、その時、初対面なのに自分の名前を知っていた喪黒を不思議に思っていた。 途中で降りた駅近くの小料理屋の女将であるかなこと出会い、かなこと新しい生活を送るが再び喪黒と会い「長期間家族に連絡していないのなら電話するように」と忠告される。 忠告を聞き家族に電話するが、妻は倒れ入院し、娘だけで家にいる状態で、娘に泣きながら帰ってきて欲しいと懇願され、今の幸せを捨て、家族の元へ帰る決意をする。 去り際に「しばらくの間楽しい夢を見させてくれてありがとう!」と言っており、引き際を弁え「甘い夢は所詮覚める」と理解していたようであり、喪黒は小宮には何も害を加えず助けてまでいる。 喪黒が忠告をする回で忠告を聞き入れた唯一の客ということで、視聴者やファンから有名となる。 浦成平一 声 - キートン山田 44歳のサラリーマン。第2話「イージードライバー」と第52話「安心カプセル」に登場したお客。後者の時点では51歳になっている。 第2話では運転免許を取得しようと自動車教習所に通っていたが、なかなかうまくいかず、途方に暮れていた時に喪黒と出会う。喪黒による運転の個人レッスンを受けた後、バーで酒を飲んで高揚とした気分の中、喪黒に勧められるままトラックを盗み飲酒運転をして町中をパニックにしてしまう。エピローグでは去っていく喪黒の背中に、彼が犯した交通違反の数々がテロップになって流れていった。 52話では2話での違反を示談で何とか治め、無事に免許も取り、中古車を購入していたが、2話の一件で周囲から白い目で見られるようになり、自宅にも帰りづらくなったため、安心できる場所を求めて車上生活をするようになる。しかしその車が壊れてしまい、落ち込んでいたところに喪黒と再会し、外界から遮断された特殊なカプセルに半ば強引に押し込められてしまう。カプセル内は確かに安心できる空間だったが、時間を忘れて眠り続けたために、目を覚ましてカプセルから出たときには、非常に長い時間が経過しており、街は荒廃して自分以外の人類が滅亡していた。
※この「「お客様」と関係者」の解説は、「笑ゥせぇるすまん」の解説の一部です。
「「お客様」と関係者」を含む「笑ゥせぇるすまん」の記事については、「笑ゥせぇるすまん」の概要を参照ください。
- 「お客様」と関係者のページへのリンク