「お悔やみ泥棒」余罪で逮捕・起訴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:12 UTC 版)
「マブチモーター社長宅殺人放火事件」の記事における「「お悔やみ泥棒」余罪で逮捕・起訴」の解説
小田島・M両名は、逃亡中の2004年(平成16年)3月頃から翌2005年(平成17年)にかけて、群馬県前橋市・高崎市、栃木県・茨城県・埼玉県などで、新聞のお悔やみ記事を見て、通夜・葬式で留守の会社役員や医師などの家を調べた。 その上でそれらの家々を狙い、数百件の空き巣を繰り返して合計約数千万円を盗んだ。 相次ぐ被害を受け、群馬県警察組織犯罪対策一課の捜査員らが通夜の家を重点的に警備していたが、小田島・M両名は、2004年12月23日にフィリピンに出国し、翌2005年1月6日に帰国するまでの間は同国に滞在していた。 2005年1月20日、小田島(当時61歳)・M(当時54歳)両名は、死亡した夫の通夜会場に出掛けて留守となっていた前橋市内の無職高齢女性宅に、鍵のかかっていない出入り口から侵入し、現金7300万円を盗んだ。この事件では、小田島が侵入する家屋・逃走経路などを決め、自ら盗みに入り、Mは運転手として、小田島を送迎する役割を実行していた。 2人は同日、群馬県警組織犯罪対策一課・前橋警察署に窃盗容疑で現行犯逮捕された。取り調べに対し、2人は「盗んだ金はパチンコ・生活費に使った」と供述した。 被疑者・小田島はその後、窃盗などの罪で前橋地方検察庁から前橋地方裁判所に起訴された。運転手役だった被疑者Mは、窃盗ほう助罪に問われ、前橋簡易裁判所に起訴された。被告人・小田島は窃盗事件の公判における被告人質問で「同様の手口の窃盗は、2004年2月頃から始め、逮捕されるまでに50件から60件ほど繰り返した」などと供述した。
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