「あさかぜ32号」「瀬戸」用改造車とは? わかりやすく解説

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「あさかぜ3・2号」「瀬戸」用改造車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 13:38 UTC 版)

国鉄24系客車」の記事における「「あさかぜ3・2号」「瀬戸」用改造車」の解説

いずれも1989年から1990年初めにかけて「あさかぜ3・2号」(→「あさかぜ」・通称下関あさかぜ」)、「瀬戸」のグレードアップに伴い改造され車両。両列車それまで全車B寝台車のみの編成からA個室寝台車・ラウンジカー各1両を組み込む編成変更され、全区間直流電化区間走行することから、一部編成について電源車カニ24形を外してラウンジカーパンタグラフ搭載し架線から集電を行う方式となった。これらの車両1990年初頭から同年3月ダイヤ改正までに順次使用開始された。 オハネフ25形300番台 (301 - 303) オハネフ25形荷物室を設置した車両。「あさかぜ3・2号」「瀬戸」用編成のうち、電源方式ロビーカースハ25形からの架線集電切り替えた編成では、カニ24形の連結中止され荷物輸送スペース編成中に新たに設ける必要が生じたことから改造された。乗務員室側に荷重3 t荷物室を新設し従来客用扉は荷物室用の扉として引き戸変更しデッキ客用扉を荷物室と客室の間に移設した。荷物室の新設乗客乗務員室に行くことができなくなったため、インターホン設置された。荷物室の荷重カニ24形に比べて縮小され代わりに荷物室内設けている。荷物室は名目上業務用室であるため、形式荷物車を示す「ニ」は入らず形式変更行われなかった。また機関車からスハ25パンタグラフ降下制御をするためのジャンパ栓編成端のオハネフ25形合わせて取り付けられた。 2005年の「あさかぜ廃止により3両とも保留車となっていたが、2008年全て廃車された。オハネフ25 134135141→オハネフ25 301 - 303 オロネ25形300番台 (301 - 305) オハネ25形100番台改造した1人用A個室寝台車。国鉄時代製造されオロネ25形0番台比べ個室スペース拡大図り10室を配置した寝台にはリクライニング機能付きのものが使用されている。また車端部にはA寝台利用者専用シャワー室備えている。 「あけぼの」用改造車 スロネ24 550番台551 - 553)と同様、ベッド反対側の仕切可動式となっており、こちらは2名の利用が可能である。 外観については、通路側の窓は車端近く一部の窓が埋められ程度であるが、寝台側の窓は個室設置に伴い窓割が大幅に変更されている。 2005年の「あさかぜ廃止にともない運用から外れ同年中に303が、2008年302304それぞれ廃車されている。3013051998年に「瀬戸」の電車化により「日本海1・4号」へ転用されたが、2008年に「日本海」が1往復減便されたことにより同年中に全て廃車され、廃区分番台となったオハネ25 153 - 155157172→オロネ25 301 - 305 オハ25形300番台 (301 - 303) 1989年12系オハ12形の改造により登場したラウンジカーロビーシャワー室、サービスカウンターを備える。後述スハ25形とは異なりパンタグラフ静止形インバータ (SIV) などの電源設備搭載されておらず、スハ25形SIV設置されているスペースサロン室になっている外観上でラウンジ部分広幅固定窓を新設するなど、窓割がほぼ全面的に変更されている。また屋根高さは12系のままであり他車とは一致しない冷房装置12系のAU13形を6基から3基に減らして設置している。 種車横軽対策車であったため、改造後車両番号表記の前に白丸Gマーク)が入っている。これはスハ25形も同様。 1991年に1両(303)が電源関連設備追加されスハ25形に再改造され残った2両は「瀬戸」の電車化伴って余剰となり廃車になったオハ12 183141オハ25 301 - 303 スハ25形300番台 (301 - 303) 前述オハ25形同じく1989年12系オハ12形の改造により登場したラウンジカー電源車パンタグラフSIV電源設備設けられ日本の客車としては1967年登場した車両性能試験車マヤ10形以来特急用車両としては20系客車電源車カニ22形以来パンタグラフを持つ客車となった。なお同車運用開始にあたりJR東海から動力車ではない他社車両サービス用に自社電源架線からの電気)を使用して通り抜けることに難色示したため、JR東日本西日本調整行っている。また緊急時同車パンタグラフ機関車側から降下させる機能持たせることが必要となり、JR西日本下関運転所現・下総合車両所運用検修センター)に配置されているEF66形電気機関車JR東日本田端運転所配置品川運転所常駐しているEF65形1000番台において、スハ25パンタグラフ降下制御装置設置と、EF66形には配線引き通しジャンパ栓取り付け改造工事実施した電源設備の他にオハ25形300番台同様のロビー室・シャワー室・サービスカウンターを備える。 外観的にはパンタグラフがあるほか、電源設備設置部分に窓がなく通気口があるのがオハ25形300番台との相違点である。屋根高さは12系のままであり他車とは一致しない冷房装置12系のAU13形を6基から3基に減らして設置している。 1991年にはオハ25 303電源関連設備追加してスハ25形編入している。 2005年の「あさかぜ廃止により302303廃車301保留車となっていたが、2008年301廃車され、廃形式となったオハ12 350351スハ25 301・302 オハ25 303スハ25 303

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