ドラゴンクエスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/18 07:37 UTC 版)
移植版
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ドラゴンクエスト | 1986年11月21日 |
MSX MSX2 |
エニックス | 1メガビットロムカセット | E-G186 HBJ-G061C |
|||
2 | ドラゴンクエストI・II | 1993年12月18日 |
スーパーファミコン | チュンソフト | エニックス | 12メガビットロムカセット | SHVC-DQ | リメイク版、売上本数約120万本 | [16] |
3 | ゲームボーイ ドラゴンクエストI・II |
1999年9月23日 2000年9月 |
ゲームボーイ | トーセ | エニックス | 32メガビット+256キロRAM ロムカセット |
DMG-AEDJ-JPN |
リメイク版、売上本数約76万本 | [17] |
4 | ドラゴンクエストI 完全版 | 2004年3月1日 |
FOMA900iシリーズ (iアプリ) |
トーセ | スクウェア・エニックス | ダウンロード (ドラゴンクエストモバイル) |
- | リメイク版 | [18][19] |
5 | ドラゴンクエストEZ | 2004年8月19日 |
CDMA 1X WIN対応機種 (EZアプリ (BREW)) |
トーセ | スクウェア・エニックス | ダウンロード (ドラゴンクエストモバイル) |
- | リメイク版 | [20][21] |
6 | ドラゴンクエストI 完全版 | 2006年7月3日 |
ボーダフォン3G対応機種 (Vアプリ) |
トーセ | スクウェア・エニックス | ダウンロード (ドラゴンクエストモバイル) |
- | リメイク版 | [22][23] |
7 | ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III |
2011年9月15日 |
Wii | インテリジェントシステムズ | スクウェア・エニックス | Wii用12センチ光ディスク | - | リメイク版、売上本数40万3953本 | [24] |
8 | ドラゴンクエスト | 2013年11月28日 |
Android iOS |
マトリックス | スクウェア・エニックス | ダウンロード (ドラゴンクエスト ポータルアプリ) |
- | リメイク版、350万無料ダウンロード[25] | [26][27][28][29][25] |
9 | ドラゴンクエスト | 2017年8月10日 |
PlayStation 4 ニンテンドー3DS |
ビー・トライブ | スクウェア・エニックス | ダウンロード | - | リメイク版 | [30][31] |
10 | ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ50周年記念バージョン |
2018年7月7日 |
任天堂 | 内蔵ソフト | - | FC版の移植 | [32][33][34] | ||
11 | ドラゴンクエスト | 2019年9月27日 | Nintendo Switch | スクウェア・エニックス | ダウンロード | - | リメイク版 | [35] |
- MSX版・MSX2版
- ファミコン版とほぼ同じであり、復活の呪文も互換性があるが、エンディングで王と共に勇者を迎える兵士達がこのシーンのみのオリジナルデザインであったりするなど、グラフィックやサウンド面において若干の相違点がある。
- スーパーファミコン版
- 詳細は「ドラゴンクエストI・II#スーパーファミコン版」を参照
- FC版のストーリーを基に、操作性やグラフィック面など多くの点を改良したリメイク作品。FC版発売から7年後の1993年に『ドラゴンクエストII』と合わせて1本のソフト『ドラゴンクエストI・II』として発売され、便宜上用いられていた「ドラゴンクエストI」の呼称が正式に使用されることとなった。町の人の台詞なども一部が変更・追加された。また『II』にNES版と同様のオープニングが追加された。
- ゲームボーイ版
- 詳細は「ドラゴンクエストI・II#ゲームボーイ版」を参照
- 1999年に発売。SFC版と同様、『II』とセットで1本のソフトとなり、ナンバリングタイトル初の携帯ゲーム機用ソフトでもある。SFC版に準拠した移植だが、街で建物に2階が増えそこに移動した人がいるなどSFC版から若干の変更がある。また『I』にもオープニングが追加され、その場でゲームを中断する「中断の書」を利用できるようになった。
- フィーチャーフォン版
- 2004年から配信を開始したフィーチャーフォンアプリゲーム。
- SFC版・GB版での変更点が反映されているほか、呪文を覚えるレベル・次のレベルアップまでの必要経験値・レベルの上限(他機種はレベル30までだが、フィーチャーフォン版はレベル50まで上がる)の変更が行われている。また、移動中に「メッセージスピード変更」や「たびのこころえ」などのあるウィンドウを開くことができるようになった。
- グラフィックやシステムは『スーパーファミコン ドラゴンクエストIII』をベースとしており、SFC版『I・II』よりもさらにグラフィックの質が向上している。
- プレイヤーキャラに限り一部の用語が変更され、「キズ」が「体力」に、HPを回復させた時は回復した後の値がメッセージに表示され、完全に回復した場合は「全快した」と表示される。敵モンスターの場合は他の作品と表記は変わらない。
- Wii版
- 2011年9月に発売。FC版の『II』・『III』、SFC版の『I・II』・『III』とセットで収録。中断機能が追加された。
- スマートフォン版
- 2013年11月28日にAndroidおよびiOS向けに配信開始したアプリケーション『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』から購入[注 15]・起動する方式。
- グラフィックはフィーチャーフォン版をベースに縦長画面対応させたもので、タッチパネル上の仮想コントローラにより移動や指示を出す。当初は半マス単位での移動など2010年代の感覚では難のある操作性だったが、2014年2月15日のアップデートで1マス単位での移動になるといった改善がされている[36]。また、操作性の観点から、対象の方を向いていなくても、「!」が表示されている状態であればタップにより「はなす」「しらべる」が実行されるようになっている(以後の作品も同様)。
- BGMは交響組曲のアレンジをベースにした共通のシンセサイザー音源が使われている。
- PlayStation 4・ニンテンドー3DS・Nintendo Switch版
- 2017年8月10日(Nintendo Switch版は2019年9月27日)に配信開始。スマートフォン版をベースにしたもので、3DS版は下画面にマップが表示される。
- それに先立ち、『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』のゲームクリア時に表示される「ふっかつのじゅもん」を入力する(ゲームクリアのセーブデータが必要)とPlayStation Store、ニンテンドーeショップで無料ダウンロードが可能となっていた(2018年1月28日まで)[37]。
- なお、有料版と無料版はゲーム内容は同じだが別ソフト扱いである。
注釈
- ^ 本作の正式タイトルは『ドラゴンクエスト』であるが、続編が発売されて以降、本作はシリーズ第1作であることから便宜上『ドラゴンクエストI』(ドラゴンクエストワン)、『初代ドラゴンクエスト』[3][4]と呼ばれることもある。リメイク版では正式に『ドラゴンクエストI』の呼称が使用されている。ドラゴンクエストI・IIを参照。
- ^ 移植作やアクションRPGを加えると『ハイドライドスペシャル』や『ドルアーガの塔』が先に発売されている。
- ^ a b c d e f リメイク版では一部異なる、もしくは追加された仕様があるが、本稿では割愛する。そちらについての詳細はドラゴンクエストI・IIを参照。
- ^ 「とびら」は次作では「どうぐ」コマンドで鍵を使うことにより廃止された。しかし、コマンド入力が面倒なのと、鍵なしで開く扉を導入するため、FC版『IV』とSFC版『V』では復活した。SFC版『VI』以降は扉を押すだけで自動的に開けるように操作が簡略化され、再び廃止された。
- ^ 本作では経験値は同じ種類のモンスターであれば常に一定であるが、ゴールドは同じ種類のモンスターであっても一定の範囲で変動する。
- ^ ムツヘタはFC版の説明書のストーリー説明に記載されているが、実際のゲーム中には登場せず言及されることもない。その後、「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」でようやく日の目を見ることとなった。
- ^ 誘いに乗った場合はバッドエンドとなる。
- ^ ローラ姫を助け出していなければローラ姫のセリフが出ず、一人で旅立つことになる。
- ^ 週刊少年ジャンプ1986年11号にも同様に「アレフランド」と紹介されていた。
- ^ 名前は自由に付けられる。小説版およびCDシアター版では「アレフ」、リメイク版でのスクリーンショットでは「ソロ」や「アルス」となっている。
- ^ Wii版の設定資料にある企画書での名前は「サウト16世」となっている。
- ^ 『I』から『V』まで。『VI』からはエニックスにデザイン部が出来たため、バナナグローブスタジオの手を離れた(2023年6月27日、J-WAVE「J-WAVE TOKYO M.A.A.D SPIN」鳥嶋和彦・堀井雄二・榎本一夫・土居孝幸ゲスト回にて発言)。
- ^ 通常の濁点付きの文字は行間のスペースを利用して濁点を追加しているが、ウィンドウのタイトル部分にある「コマンド」と表示されている部分には、そのためのスペースが無い。
- ^ ローマ字表記で本作のエンディングクレジットに表示されており、当時リバーヒルソフトのゲームシナリオライターであった鈴木理香と同じ発音だが鈴木のプロフィールとしてドラゴンクエストに関する情報源は明らかでなく、別人の可能性がある
- ^ 当初、先着100万人までの無料配信だったが、無料期間は2013年12月10日まで延長された。
- ^ 『ウルティマ』型マップと『ウィザードリィ』型戦闘の組み合わせは、1985年に発売のパソコンゲーム『夢幻の心臓II』(クリスタルソフト)で既に確立されており、『ドラゴンクエスト』のオリジナルではない。
- ^ a b ドラゴンクエストI、II、IIIの3作品を取り扱っている。奥付にも、その3作品の表記がある。
- ^ 全9話の短編集。奥付にはドラゴンクエストI、ドラゴンクエストIIの2作品の表記があるが、全9話の内8話がドラゴンクエストIIの話で、ドラゴンクエストIの話は1話のみである。
出典
- ^ a b c “社長が訊く 『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』”. 任天堂. 2009年7月3日閲覧。
- ^ “国内で『ドラクエ』にダブルスコアの差を付けられてきた『FF』。それがなぜ海外ではまったくかけ離れた存在感を示せたのか”. 婦人公論 (2023年8月1日). 2023年11月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月13日閲覧。
- ^ “初代『ドラゴンクエスト』が発売された日。いまなお続く日本のRPGブームを生み出した大人気シリーズの原点【今日は何の日?】”. ファミ通.com. 2022年10月19日閲覧。
- ^ “「ドラゴンクエスト」34周年を記念し「ドラクエ」の生みの親である堀井雄二氏が感謝のコメントを投稿”. GAME Watch. インプレス (2020年5月27日). 2022年10月19日閲覧。
- ^ SFC版『ドラゴンクエストI・II』公式ガイドブック p.77
- ^ 『ドラゴンクエスト 公式ガイドブック』エニックス、1988年、41頁
- ^ SFC版『ドラゴンクエストI・II』公式ガイドブック p.78
- ^ 『ファミコン神拳奥義大全書ドラゴンクエスト』(集英社)
- ^ ドラゴンクエスト 知られざる伝説 ロト2 エニックス、1992年3月、125、126頁 ISBN 978-4900527829
- ^ J-WAVE TOKYO M.A.A.D SPIN Twitter 2023年6月27日付
- ^ a b c d “Entertainment Meister - Vol.2 堀井 雄二 インタビュー”. 文化庁メディア芸術プラザ. 2010年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月6日閲覧。
- ^ a b エニックス出版局 企画制作 『ドラゴンクエストへの道』 石ノ森章太郎監修、滝沢ひろゆき作画、エニックス〈ガンガンコミックス〉、1991年、ISBN 9784870250031。
- ^ 岡部麒仙『二大RPGの分岐点』 講談社出版サービスセンター、p.123
- ^ HIPPON SUPER編集部・編『ドラゴンクエストIV MASTER'S CLUB』(JICC、1990年)pp.4-9 堀井雄二インタビュー
- ^ “2004年3月25日(木) 発売の“PlayStation2専用ソフト「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」出荷本数150万本突破” (PDF). スクウェア・エニックス (2004年4月8日). 2023年11月14日閲覧。
- ^ “2000年テレビゲームソフト売り上げTOP300 ファミ通調べ”. GEIMIN.NET (2000年12月31日). 2016年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月14日閲覧。
- ^ “『ドラクエ』、『FF』が3月1日から配信スタート!”. ファミ通.com. KADOKAWA (2004年2月23日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ “完全移植版のiアプリが楽しめる!900iシリーズに「ドラクエ」と「FF」サイト登場”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2004年2月23日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ 滝沢修 (2004年8月2日). “スクウェア・エニックス、EZweb向けに2大RPGを同時配信「ドラゴンクエストEZ」&「ファイナルファンタジーEZ」”. GAME Watch. インプレス. 2019年9月1日閲覧。
- ^ 関口聖 (2004年8月2日). “スクウェア・エニックス、EZweb向け「ドラクエ」「FF」を19日配信”. ケータイ Watch. インプレス. 2019年10月12日閲覧。
- ^ “ボーダフォンにも『ドラクエ』、『FF』のポータルサイトが登場!”. 電撃オンライン. KADOKAWA (2006年6月14日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ “スクエニ、ボーダフォン向け「ドラクエ」「FF」の提供を開始”. ITmedia Moblie. アイティメディア (2006年7月3日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ “2011年のゲーム売り上げランキング&ハードウェアの販売数推移,さらにタイトル別の傾向が分かるマトリックス表(4Gamer調べ)をまとめて大公開!”. 4Gamer.net (2012年1月16日). 2012年1月16日閲覧。
- ^ a b “350万ダウンロードを獲得した「ドラゴンクエストポータルアプリ」”. ITmedia Moblie. アイティメディア (2014年1月6日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ “『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』で関連情報をゲット! 1作目の先着無料配信も決定!”. ファミ通.com. KADOKAWA (2013年11月27日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ 船津稔 (2013年11月27日). “スマホ版「ドラクエ」のポータルアプリの配信決定”. GAME Watch. インプレス. 2019年9月1日閲覧。
- ^ さかまきうさろーる (2013年11月27日). “ドラクエ情報アプリ『ドラゴンクエスト ポータルアプリ』配信決定 ― 配信を記念して『DQI』が先着100万ダウンロードまで無料”. iNSIDE. イード. 2019年9月1日閲覧。
- ^ “スマホ版「ドラゴンクエスト」が11月28日よりApp Store/Google Playで配信開始。総計100万DL分が先着順で無料配信”. 4Gamer.net. Aetas (2013年11月27日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ 臥待弦 (2017年8月6日). “『ドラゴンクエスト』初代から『III』までPS4/3DSで配信決定!”. iNSIDE. イード. 2019年9月1日閲覧。
- ^ “ドラゴンクエストの「I」「II」「III」がPS4とニンテンドー3DS向けに配信決定”. 4Gamer.net. Aetas (2017年8月6日). 2019年9月1日閲覧。
- ^ “『ドラゴンクエスト』や『ファミコンジャンプ』などを収録したミニファミコン発売決定! 『週刊少年ジャンプ』関連作品20タイトル入りで7月7日に発売”. ファミ通.com. KADOKAWA (2018年5月14日). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 勝田哲也 (2018年5月14日). “「ファミコンミニ」に「週刊ジャンプ50周年記念バージョン」が!”. GAME Watch. インプレス. 2022年12月10日閲覧。
- ^ “『週刊少年ジャンプ』ver.のミニファミコン発売 『ドラクエ』『キャプテン翼』など計20タイトル収録”. オリコンニュース. オリコン (2018年5月14日). 2022年12月10日閲覧。
- ^ 緑里孝行(クラフル) (2019年9月27日). “歴代3タイトルがSwitchで遊べる「DQ1」・「DQII」・「DQIII」本日発売”. GAME Watch. インプレス. 2022年12月10日閲覧。
- ^ “スマートフォン版『ドラゴンクエストI』バージョンアップを実施”. ドラクエ・パラダイス. スクウェア・エニックス (2014年2月15日). 2014年2月15日閲覧。
- ^ “ドラゴンクエスト“ロト伝説”シリーズ 公式プロモーションサイト”. スクウェア・エニックス (2017年8月10日). 2017年8月10日閲覧。
- ^ “Dragon Warrior for NES (1989)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年3月20日閲覧。
- ^ a b ファミリーコンピュータMagazine 1991, p. 113.
- ^ a b c d ファミリーコンピュータMagazine 1991, p. 379.
- ^ ファミリーコンピュータMagazine 1991, p. 112.
- ^ NTT出版 『ファミコンとその時代』上村雅之・細井浩一・中村彰憲著、148頁
- ^ “ファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエスト』動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン”. スクウェア・エニックス 2021年7月26日閲覧。
- ^ “スマートフォン版 『ドラゴンクエスト』動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン”. スクウェア・エニックス 2021年7月26日閲覧。
- ^ “『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン”. スクウェア・エニックス 2021年7月26日閲覧。
- ^ “スーパーファミコン版 『ドラゴンクエストI・II』動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン”. スクウェア・エニックス 2021年7月26日閲覧。
- ^ “ゲームボーイ版 『ドラゴンクエストI・II』動画・生配信・画像投稿に関するガイドライン”. スクウェア・エニックス 2021年7月26日閲覧。
固有名詞の分類
- ドラゴンクエストのページへのリンク