チュンソフトとは? わかりやすく解説

チュンソフト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 15:32 UTC 版)

ドワンゴ > ゲームズアリーナ > チュンソフト
株式会社チュンソフト
CHUNSOFT Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本
107-0052
東京都港区赤坂2丁目17番地7号
赤坂溜池タワー
北緯35度40分16.47秒 東経139度44分21.36秒 / 北緯35.6712417度 東経139.7392667度 / 35.6712417; 139.7392667座標: 北緯35度40分16.47秒 東経139度44分21.36秒 / 北緯35.6712417度 東経139.7392667度 / 35.6712417; 139.7392667
設立 1984年4月9日
廃止 2012年4月1日スパイクを吸収合併しスパイク・チュンソフトに社名変更)
業種 情報・通信業
事業内容 ゲームコンテンツの企画・開発・販売・運営
代表者 代表取締役社長 中村光一
資本金 4億8090万円(2011年3月31日時点)
純利益 △2億6946万7000円(2011年3月期)
純資産 6億5466万8000円(2011年3月期)
総資産 20億131万3000円
(2011年3月31日時点)
従業員数 170名(2011年1月時点)
決算期 3月末日
主要株主 ゲームズアリーナ 100%
(2011年3月31日時点)
関係する人物
外部リンク 公式サイト - ウェイバックマシン(2012年2月5日アーカイブ分)
特記事項:名古屋オフィス: 〒465-0042 愛知県名古屋市名東区照が丘10番地
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株式会社チュンソフトCHUNSOFT Co., Ltd.)は、かつて存在した日本コンピュータゲームメーカー。株式会社ゲームズアリーナの完全子会社であった。本項では合併までのチュンソフトについて解説する。

概要

1984年、ゲームクリエイター中村光一電気通信大学在学中に設立。中村の友人らが株主となり、調布市賃貸マンションの1室で社員5人により活動を開始した。第1作は1985年のPC-6001版『ドアドアmkII』であった[1][2]

会社の名前は、中村光一の「中」と麻雀の「中」(チュン)に由来する[2]

ファミコンブームの到来によって、ファミコン版『ドアドア』のヒットで経営を軌道に載せることに成功し[1]、以後、開発した家庭用ゲーム機のゲームソフトをエニックスから発売していた。ドラゴンクエストシリーズの生みの親、堀井雄二に依頼され、第1作『ドラゴンクエスト』から『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』までのプログラミングを担当している。

2012年4月1日にスパイクを吸収合併し、社名を「株式会社スパイク・チュンソフト」に変更した。

スタンスの遍歴

チュンソフトは過去数回ほど、デベロッパー(開発元)とパブリッシャー(出版元)という2つのスタンスを行き来してきた。以下にその遍歴を記す。

第1次デベロッパー

創業から1992年の『弟切草』発売前まで。

第1次パブリッシャー

1992年に『弟切草』で自社ブランドデビューを果たし、ゲームパブリッシャーの仲間入りを果たす。

『弟切草』はアドベンチャーゲームサウンドノベルという新ジャンルを築いた。その後、ローグライクゲームを発展させた『不思議のダンジョン』シリーズを送り出し、日本市場でマイナーだった同ジャンルを定着させる。この2シリーズはチュンソフトを代表するゲームとなり、後に他社で開発された近似作品でも総称として用いられるなど、大きな成果を残している。

第2次デベロッパー

2006年にセガと協力してソフトを送り出す「セガ×チュンソフトプロジェクト」を開始し、2008年末まで続けた。この時代から2010年春頃まで発売していたソフトは、同じくドワンゴ傘下である株式会社スパイクの名義になっていた[注釈 1]

第2次パブリッシャー

2010年8月にパブリッシャー復帰を発表。これ以降発売されるソフトは、原則としてチュンソフトが開発したソフトはチュンソフトが発売元となる[注釈 2]。パブリッシャー復帰後のファーストリリース作品は『不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス』になった。

タイトル一覧

脚注

注釈

  1. ^ ポケモン不思議のダンジョン』シリーズは任天堂が販売元。
  2. ^ TRICK×LOGIC』シーズン2など、一部例外あり。

出典

  1. ^ a b 多摩豊『テレビゲームの神々 RPGを創った男たちの理想と夢』光栄、1994年、pp.104.
  2. ^ a b 志田英邦『ゲーム・マエストロ VOL.2 プロデューサー/ディレクター編(2)』毎日コミュニケーションズ、2000年、p.16。中村光一インタビュー。

外部リンク




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