MPV
読み方:エムピーブイ
MPVとは、光ディスクに関する業界団体であるOSTA(Optical Storage Technology Association)が2002年に策定した、画像・映像・音楽などのコンテンツに関する管理方式をまとめた規格のことである。
MPVでは、記録するコンテンツの内容をXMLメタデータの仕様の一種を用いて書き込むことができる。これによってマルチメディアコンテンツに関連情報を付加させていけば、再生の際にデータの読み取り、検索などをすばやく行うことができる。
MPVがサポートしている画像形式や映像形式としては、JPEGやMP3、WMT(WMA、WMV)、MPEG(MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4)、QuickTimeなどがある。なお、MPVと同様の規格としてはMicrosoftなどが策定を進めているHighMATがある。
MPV
多目的乗用車。アメリカのFMVSSに定義されているクルマのカテゴリー用語で、トレーラー以外のクルマで10人以下の乗員を運ぶよう設計され、トラックシャシー上に架装されるか、もしくはオフロードで使用する特性をもつクルマをいう。なお、一般の乗用車とMPVのカテゴリーの違いによる安全法規制上の大きな差はない。
MPV
Multi Purpose Vehicleの頭文字で、これは固有名詞ではなく一般名詞だが、この場合はマツダのRV車の車名を指す。
1990年1月に初代モデルを発売した。3列シートを備え、定員7名。フラットフロアでウォークスルーができた。アメリカのミニバン市場で実績を収めたモデルのため、ホイールベース2805mm、全長4465mm、全幅1825mm、全高1745mmとビッグだった。
エンジンはV6・3L・SOHC・18バルブで155ps、後輪を駆動した。本革シート、デュアルエアコン、後席用ヒーター、CDデッキ付き6スピーカー・オーディオなどを標準装備。
91年11月、アンフィニ店発足に伴ってMPVは同店の専売車となり、アンフィニMPVと呼ぶようになった。同時にファブリックシートタイプを加え、グレードは計3タイプに増えた。
93年8月、マイナーチェンジ。安全面の改良のほか、ホイール、タイヤを15インチ化したのに伴いブレーキ径をアップ、4輪ともベンチレーテッドディスクに改めた。
95年1月、4気筒2.5Lの120psエンジンを追加。2列シートの5人乗りタイプも新設した。10月、マイナーチェンジ。独立したラジエーターグリルを付けるなど、エクステリアを変えた。新たに2・3・3の8人乗りを設定、4気筒2.5Lのディーゼルターボ(125ps)も搭載した。このタイプにはスーパーデュアル4WDと呼ぶパートタイム4WD機構を装備していた。
97年11月、名称をアンフィニMPVからマツダMPVに改め、8人乗り2WD車を追加した。
99年6月、フルモデルチェンジで2代目となった。大きく変わったのは、FRベースの高級ミニバンからファミリーユースのFFスタイリッシュミニバンヘとイメージチェンジしたこと。3列シートをもつ定員7名で、3ナンバー車だった。後席のためのドアは左右ともスライド式となり、乗降性がよくなった。エンジンはフォード製を改良したV6・2.5Lがメインで、標準車には直4の2Lを載せていた。ATはコラムセレクター。11月には、電磁ロック機構付きロータリーブレードカップリング式4WD車を追加した。これはトヨタ自動車および豊田中央研究所が開発したシステムで、ユニット製造は豊田工機。初期レスポンスのいいことがメリットだった。
2000年8月、マイナーチェンジ。新機種追加や装備の充実をはかった。まず、廉価版として2Lエンジン搭載車のアーバンブレイク、アーバンブレイクSの2機種を追加。従来の機種名を標準車→B、Gパッケージ→G、スポーツパッケージ→スポーツ、Lパッケージ→Lと改め、標準車(B)の4WD仕様は廃止。また全車にアルデヒド除去機能付きエアフィルターを装備したほか、新ボディカラーを投入した。2001年2月にはフラッグシップモデルとして、本革シートなどで高級感を出したVSを設定。2.5Lスポーツに本革シートなどを装備して高級感をだしたモデル。さらに10月、音響機能を充実した新機種ジャイブ&ジューク(JIVE&JUKE)シリーズを追加した。英語の、みんなでワイワイ楽しい時を過ごすという意味をもち。コミュニケーションクルーザーとしての存在をアピールしたもの。
2002年4月、2つの新開発エンジンを搭載するなどのビッグチェンジを行った。新しいパワープラントは、MZIと呼ぶV6・DOHC・3Lと、MZRを呼称する直4・DOHC・2.3Lエンジン。前者にはFF車2グレードがあり、ミッションも新開発の電子制御5速ATを採用した。後者はFFと4WD車各3グレード、4速ATが付く。外観ではフロントおよびリヤのバンパー、ヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ、アルミホイールなどの変更。装備面では両側スライドドアに電動の開閉機構を採用、運転席や室内に設けたスイッチ、リモコンスイッチなどで開閉可能となった。また、前後長480mm(後方に120mm延長可能)で簡単な操作により格納でき、ウオークスルーが可能になるセンターテーブルをオプション設定。
MPV
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/16 09:19 UTC 版)
MPV
- Multi Purpose Vehicleの略語。
- ミニバンあるいはトールワゴンのこと。ヨーロッパではモノスペース、ピープルキャリアー、ピープルムーバーと共によく使われる。レジャー・アクティビティ・ビークルも参照。
- マツダで生産されていたミニバン、マツダ・MPV。上記の自動車の「用途」を車名としたものである。
- イギリス国鉄多目的車両 (Multiple-purpose Vehicle)
- Mine Protected Vehicle (地雷防護車両)の略語。
- Mean platelet volumeの略語で、平均血小板容積のこと。
- Monkeypox virusの略語で、エムポックスウイルスのこと。
- mpv - オープンソースのメディアプレーヤーの一つ。MPlayerから派生。
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