ZX Spectrum
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ZX Spectrum(ゼットエックス スペクトラム)は、シンクレア・リサーチが1982年にイギリスでリリースしたホームコンピューターである。
- 1 ZX Spectrumとは
- 2 ZX Spectrumの概要
ZX Spectrum +3
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「ZX Spectrum」の記事における「ZX Spectrum +3」の解説
1987年発売。+2 によく似ているが、Amstrad CPC 6128と同じく、カセットレコーダーの代わりに3インチのフロッピーディスクドライブを内蔵しているのが特徴である。ケースは黒。当初の小売価格は£249、後に£199となった。Spectrumでは唯一、追加ハードウェアなしでCP/Mを実行できる。 +3にはさらにROMが追加され、物理的には32KBのROMを2個搭載していた。追加のROMには、+3のディスクオペレーティングシステム +3DOS が内蔵されている。新しいROMとCP/Mを使いやすくするためにバンク切り換えのレイアウトが変更され、ROM全体をページアウトしたり、ディスプレイRAMのために3つの16KBページを提供することができるなどの変更点がある。 そのような基本的変更により非互換となった。 拡張バスコネクタ上のビデオ、パワー、IORQGEといった数ラインが削除された。多くの周辺装置で問題が発生し、VTX5000モデムは間に変換装置を挟む必要が生じた。 両方のROMを使用不可にできるよう、拡張バスのROMCSラインが2本になった。 存在しない入出力ポートを読むと、常に同じ値を返すという性質がなくなった。このため、アルカノイドのようなゲームが遊べなくなった。 メモリタイミングが変化した。RAMバンク切り替えの衝突によって、高速色変更という技が使えなくなった。 ROMからキーパッド・スキャンルーチンが削除された。 48K用のいくつかと128K用のごく一部のゲームは互換性がなく動作しなかった。ZX Interface 1 は拡張バスやROMの非互換で使えなかった。そのため、マイクロドライブ装置を接続できなくなった。 電源の電圧は+2A/Bと同じでコネクタも同じ形状なので、+2A/BのACアダプタがそのまま使える。ただし、+3用ACアダプタのケースには "Sinclair +3" と書かれていた。 1990年12月まで生産され、Spectrumとしては最後の公式製造モデルとなった。その時まだイギリスでのホームコンピュータ販売台数の3分の1を占めていたが、アムストラッド社は顧客をCPCに移行させるためにSpectrumの販売を停止した。
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