拡張バス
【英】expansion bus
拡張バスとは、パソコンと拡張カードの間でデータをやり取りし、拡張カードを機能させるインターフェースのことである。
バスとは、コンピュータ内部でデータをやり取りするための伝送路のことであり、CPU内部の回路をつなぐ内部バスと、CPUとメモリなどを結ぶ外部バス、パソコン本体と拡張カードを結ぶ外部バスに分けられる。
3Dグラフィックカードやネットワークカードなどの拡張カードを装着して、パソコンの機能を強化したり、新たな機能を付加したりするために、デスクトップ型パソコンには外部バスが標準で搭載されている。
拡張バスの代表的な規格としては、PCI(Peripheral Component Interconnect)などを挙げることができる。PCIも最近では、より高速なPCI-Expressに置き換わりつつある。
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拡張バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/16 23:21 UTC 版)
XTの拡張バス(通称:XTバス)は、オリジナルのIBM PCのバス(通称:PCバス)と基本的には同じだが、一部のレイアウト変更や制御信号の追加などが行われ、後のATバスのベースとなり、更には8ビットISAとして標準化された。 1981年8月のオリジナルのIBM PCリリース後より、IBMはすぐに5つの8ビット「I/Oチャネル」拡張スロットが不十分と認識した。1981年10月のIBM社内の出版では、必要に応じて拡張カードを入れ替える事をIBMが奨めた事を報告し、「私の意見では、これは問題となる」と記した。事実上、全てのPCは少なくともディスプレイカードとフロッピーディスク用コントローラカードを必要とするため、プリンター用パラレル通信カード(CGA使用時)、シリアル通信カード、メモリ拡張ボード、サードパーティーのハードディスクコントローラカード、2枚目のディスプレイカード、その他の専用アダプターカードなどには、残りの僅か3つのスロットしか使用できなかった。 XTは8つの拡張スロットを持った。うち6つの拡張スロットは、オリジナルのIBM PCの5つの拡張スロットと同じスペースに配置され、アダプターカードの長さも同じだった(フルサイズ)。2つの拡張スロットはフロッピーディスクドライブの背後に配置され、アダプターカードの長さは短かかった(ハーフサイズ)。多くのカードは2つの拡張スロットには収納できず、また特に2枚構成のボードなどいくつかのカードはスロット間の狭さのために6つの拡張スロットには装着できなかった。多くの場合、フロッピーディスクドライブおよびハードディスクドライブのカード、シリアルポートのカード、ディスプレイアダプターなどがスロットを占有した。
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