ディスプレー‐アダプター【display adaptor】
ディスプレイ・アダプター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 09:01 UTC 版)
「PS/55」の記事における「ディスプレイ・アダプター」の解説
旧5550から引き続き、テキスト画面は1040x725ドット(24ドット明朝体フォント、全角文字40桁25行)8色表示で、アダプター上のメモリーに文字コードを書き込むことにより、アダプターが漢字ROMからフォントデータを読み込んでディスプレイ端子に映像を出力する。グラフィック画面は1024x768ドット16色。これは後のXGAと同じ解像度だがソフトウェアの互換性は無い。これらの機能を担うハードウェアは「ディスプレイ・アダプター」(表示装置アダプターとも言う)としてMCAカードに集約され、システム装置に標準で搭載された。 最初に発売されたモデル5570-Sのディスプレイ・アダプターはPS/2のVGAと互換性がなかったため、モデル5550-Sからこの点を改良した「ディスプレイ・アダプターII」が搭載された。これは電源投入時点ではマザーボード上のVGAが有効になり、その映像信号がディスプレイ・アダプターからスルー出力される。JDOSの英語モードや後のDOS/VではそのままVGAを使用し、日本語モードではVGAを無効にしてディスプレイ・アダプターに切り替わる。また、新たに1024x768ドット262,144色中256色表示をサポートした。 PS/55のディスプレイは英語モードでVGA(640x480解像度など)を表示できるが、モデルによっては電源の信号を本体より受ける形になっており、市販のPC/AT互換機にはそのままでは使用できない。 シリーズ後期にはPS/2と同様のXGA、XGA-2搭載モデルも登場した。
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