ディスプレイ広告のフォーマットの重要性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 06:23 UTC 版)
「ディスプレイ広告」の記事における「ディスプレイ広告のフォーマットの重要性」の解説
「アムステルダムコミュニケーション研究科ASCor」の2人の学生が、さまざまなディスプレイ広告のフォーマットに対する視聴者の反応について研究を行った。特に、彼らは2つの異なる種類のフォーマット(スポンサードコンテンツとバナー広告)について、フォーマットによって肯定的、否定的に捉えられることを実証した。このため、ディスプレイ広告メディアを最大限に活用するには、適切なフォーマットを選択することが重要となる。 フォーマットには以下のようなものもある。 動画広告 リッチメディア広告(バナー範囲が画面に広がる):ユーザーがバナーにマウスオーバーしたとき(節度がある場合)、またはページを開くと自動開始される(節度がない場合)Flashファイル オーバーレイ広告:コンテンツの上に表示され、閉じるボタンをクリックして削除できる広告 インタースティシャル広告:予想されるコンテンツの前(ターゲットページがユーザーの画面に表示される前)にウェブページに表示される広告 スポンサーシップ広告:ブランドロゴを表示したり、ウェブサイトのデザインにブランドデザインを組み込んだりする広告。これは、通常の編集記事のように見える広告らしさを感じないネイティブ広告のようにも見えるが、実際には広告主が出稿している Interactive Advertising Bureauは、広告の種類に適したフォーマットをより適切に選択できるように、クリエイティブが従うべきガイドラインであるディスプレイ標準広告ユニットポートフォリオを公開した。以下の一覧は2007年のガイドラインである。 レクタングルとポップアップミディアムレクタングル: 300 x 250 スクエアポップアップ: 250 x 250 バーティカルレクタングル: 240 x 400 ラージレクタングル: 336 x 280 レクタングル: 180 x 150 3:1 レクタングル: 300 x 100 ポップアンダー: 720 x 300 バナーとボタンフルバナー: 468 x 60 ハーフバナー: 234 x 60 マイクロバー: 88 x 31 ボタン1: 120 x 90 ボタン2: 120 x 60 バーティカルバナー: 120 x 240 スクエアボタン: 125 x 125 リーダーボード: 728 x 90 スカイスクレイパーワイドスカイスクレイパー: 160 x 600 スカイスクレイパー: 120 x 600 ハーフページ: 300 x 600 数字の単位はすべてピクセル(px)。上で太字で表示されているものはユニバーサル・アド・パッケージ (UAB)のサイズである。背景が灰色で表示されているものは2011年の改定で削除された。このガイドラインは、広告パフォーマンステストの結果得られる消費者の反応の変化、よく使われるデバイスやメディアタイプの変化などを考慮して2年毎に見直しがかかるため、常に最新の情報を参照する必要がある。 2015年、IABはHTML5を考慮したディスプレイ広告とモバイル広告のガイドラインを発表した。 2017年、IABは、サイズ調整可能な広告 (レスポンシブ広告) フォーマットを取り上げた新しいガイドラインと、拡張現実(AR)、仮想現実(VR)、ソーシャルメディア、モバイルビデオ、絵文字広告メッセージング、360度動画広告などの新しいデジタルコンテンツエクスペリエンスのガイドラインも発表した。 固定サイズのガイドラインは以下の通りである。 アドユニット名固定サイズ (px)ビルボード970 x 250 スマートフォンバナー300 x 50、320 x 50 リーダーボード728 x 90 スーパーリーダーボード/プッシュダウン970 x 90 ポートレイト300 x 1050 スカイスクレイパー160 x 600 ミディアムレクタングル300 x 250 120x160120 x 160 モバイルフォン インタースティシャル640 x 1136、750 x 1334、1080 x 1920 モバイルフォン スモールバナー120 x 20 モバイルフォン ミディアムバナー168 x 28 モバイルフォン ラージバナー216 x 36
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