インタースティシャル‐こうこく〔‐クワウコク〕【インタースティシャル広告】
インタースティシャル広告
別名:インタースティシャルアド
【英】Interstitial ads
インタースティシャル広告とは、Webページを移動(遷移)した際などに挿入される、コンテンツに覆い被さるように表示されるリッチメディア広告のことである。
インタースティシャル広告は、ページの挿入もしくはオーバーレイ表示の形で、Webブラウザの表示領域を占有する格好で表示される。広告を消すには画面を閉じる操作を明示的に行う必要がある場合が多く、閲覧者は否応なく広告へ視線と意識を向けることになる。
インタースティシャル広告は、高い広告効果が期待できる反面、ユーザーのコンテンツの閲覧を妨げる側面も色濃く、ユーザーにとっては煩わしい(ユーザビリティを低下させる)広告手法として捉えられやすい。アドネットワークによってはインタースティシャル広告の導入タイミングや頻度が制限されている。
インタースティシャルウェブページ
(インタースティシャル広告 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 06:56 UTC 版)
インタースティシャルウェブページ (英: interstitial webpage)は、ウェブ上では予想されるコンテンツページの前後に表示されるウェブページであり、多くの場合、広告を表示したり、ユーザーの年齢を確認したりする(年齢制限のある資料を表示する前)。ほとんどのインタースティシャル広告は、広告サーバによって配信される。これらは、EUのデータ保護指令によって設定されたCookie同意ページ指令とは異なる。
ユーザーがアクセスしようとしているコンテンツを表示する前に、中間ページを強制的に挟んでオンライン広告を表示するような手法に異議を唱えている[1]。
インタースティシャルの意味
この文脈では、「インタースティシャル」は「中間」の意味で使用される。インタースティシャルウェブページは、参照元ページと参照先ページの間で表示される[2]。インタースティシャルページは、あるページから次のページに遷移する際に、ユーザーに追加情報を提供するために強制的にページが挿入されるよう機能するという点で、単に別のページに直接リンクするページとは異なる。
デジタルマーケティングでは、「インタースティシャル」という用語は、「インタースティシャルウェブページ」ではなく、インタースティシャル広告の意味で使用される。インタースティシャル広告がインタースティシャルウェブページの形態で配信されるとは限らないため、混乱が生じる可能性がある。 IABが主導して定められた標準によれば、インタースティシャル(ページ間広告とも呼ばれる)は、別のウェブページに表示することも、宛先ページのオーバーレイとして簡単に表示することもできる[2]。 さらに、モバイルマーケティングアソシエーション(MMA)によって作成されたモバイル広告ガイドラインには、ウェブページではなくアプリケーションに統合されたアプリ内インタースティシャル広告が含まれている[3]。
回避
多くのインタースティシャルページは、 NoScriptとアドブロックによって回避できる。
関連項目
- ポップアップ広告
- Adobe Flash 、オンライン広告の実装において類似の技術
- アドブロック
- AdBlock 、オンライン広告の表示を防ぐためのツール
- 広告サーバ、ほとんどのオンライン広告を配信する技術
脚注
- ^ “Ethical Blogging 101”. Modern Life (2009年3月26日). 2009年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月20日閲覧。
- ^ a b “IAB Display Advertising Guidelines”. Iab.net. 2015年7月27日閲覧。
- ^ “Mobile aDvertising Guidelines : Version 5.0 (PDF)”. Mmaglobal.com. 2015年7月27日閲覧。
- インタースティシャル広告のページへのリンク