コントローラカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 20:49 UTC 版)
この方式は、RAIDコントローラと呼ばれるカードを装置に取り付け、パリティ演算やディスクの管理などを任せるものである。ドライバさえ用意すればハードウェア側のマシンパワーに影響を与えず、カード自体に専用のキャッシュメモリを搭載している場合はアクセスの高速化が見込める。一部のマザーボードにはRAIDコントローラをあらかじめ実装している製品がある。 純粋なハードウェア方式では、ホストが僅かな指示を送るだけでRAIDコントローラが具体的な処理を全て行うため、CPUの負荷が低減される。しかし、コントローラ毎に制御方法が異なるため、OS側で各RAIDコントローラカードへの対応が必要であり、専用のデバイスドライバが必要となる。 一方、RAIDコントローラカードの中には、RAID機能の大部分をソフトウェアで実現しているものもある。この場合、OS起動前にある程度のRAID機能を使用可能であるがCPUの負荷はソフトウェア方式と大差が無く、ハードウェア方式に比べて対応OSが限定されたり信頼性に乏しい場合があり、ソフトウェア方式に分類される。
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