ソフトウェア方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 20:49 UTC 版)
ソフトウェア方式は、OS自身が普通のドライブコントローラ(IDE、SCSI、FC など)を通して複数台のディスクを管理する。この方式はハードウェア方式と比較し、CPUへの負荷が高いが、特別なハードウェアを購入する必要がなく導入コストが低いという利点がある。しかしながらアクセスコントロールの大半をOSやCPUに依存するためマシンパワーを消費すること、物理的なキャッシュが存在しないためハード的な障害やソフトウェア側の障害発生に伴ってRAID情報に致命的な問題を引き起こす可能性がハードウェア方式に比べて高いという欠点が存在する。 Windowsは、RAID機能をサポートしている。Linuxは、カーネル2.4系以降にてRAID0/1/4/5/6をサポートしている。FreeBSDは、gmirrorというソフトウェアにてサポートしている。ファイルシステムのZFSはそれ自身にRAID機能をもち、RAID5またはRAID6相当の機能としてそれぞれRAID-Z、RAID-Z2が実装されている。インテルのチップセットでは、マトリックス・ストレージ・マネージャー機能によりRAID機能をサポートしている。これはソフトウェアというよりはファームウェアでのRAIDである。Adaptecの低価格RAIDボードでは、HostRAIDによりソフトウェアRAIDを行っている。 @media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}近年、サーバ向けチップセットだけでなくメインストリーム向けのチップセットでもRAIDコントローラ機能(0/1/0+1/5など)を集積したものが広く普及しつつある。マトリックス・ストレージ・マネージャー機能はMUX(マルチプレクサ)/DEMUX(デマルチプレクサ)で構成されており、CPUが発行したディスクI/O操作を複数のハードディスクへのディスクI/Oに分散・またディスクからの読み出しの多重化を行う(パリティ演算機能を持つものと持たないものがある)。信頼性はもとより、ディスクI/O速度を高速化する総合アクセラレータ的要素が強い。このため、ソフトウェア方式に分類される場合が多い。[要出典]
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ソフトウェア方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/04 17:05 UTC 版)
専用のハードウェアは持たず、デバイスドライバにより主記憶装置(メインメモリ)の一部を仮想化した外部記憶装置として使う。仮想ディスク(VDISK, Virtual Disk)の一種である。
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