破棄されたプロジェクト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 15:06 UTC 版)
「シンクレア・リサーチ」の記事における「破棄されたプロジェクト」の解説
以下は1980年代にシンクレア・リサーチ内で開発が行われたが、製品化されなかったプロジェクトである。 LC3 (Low Cost Colour Computer) Martin Brennan が1983年に開発した。ROMと不揮発性RAMのカートリッジを使った Z80 ベースのゲーム機である。Steve Berry がGUIを備えたマルチタスクOSを開発した。QL に注力するためという理由で1983年11月に中止された。 SuperSpectrum MC68008ベースのホビーパソコン。ZX Mircodrive、ジョイスティック、RS-232ポート、ZX Net ポートを内蔵。シンクレアの SuperBASIC はこのマシン向けに開発されたが、QL で採用された。1982年、ZX83(後のQL)のプロジェクトと統合する形で消滅した。なお、後述する Loki を SuperSpectrum としている記事もあるが異なるプロジェクトである。 Pandora フラットスクリーンCRTディスプレイを備えたポータブルコンピュータ。元々は ZX Spectrum 互換でより高速な Z80 CPU を搭載し、ZX Microdrive を内蔵し、512×192ピクセルのモノクロ表示モードを備える。アムストラッドに買収された後でキャンセルされたが、そのコンセプトは Cambridge Z88 に受け継がれた。 Loki Amiga に対抗して ZX Spectrum を強化するプロジェクト。7MHz Z80H CPUと 128KiB RAM を備え、グラフィックスとオーディオ機能を強化している。アムストラッドに売却された後、このプロジェクトに関わっていた二人の技術者 John Mathieson と Martin Brennan がプロジェクトを継続するため Flare Technology を創設した。 Bob/Florin Rupert Goodwins によれば、これは ZX Spectrum にフロッピーディスクドライブを追加するプロジェクトである。 Tyche QLの後継機のプロジェクトで1984年から1986年に実施された。RAM容量を増やし、フロッピーディスクドライブを内蔵し、PSION の Xchange というアプリケーションスイートをROMに搭載し、GEM GUI も搭載しようとしていた。 Janus ウエハースケール・インテグレーション技術に基づいた "Super QL" 開発プロジェクト 。
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