UGM隊員
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オオヤマ 一樹(オオヤマ かずき) 年齢35歳。UGMの隊長で、隊員たちからは「キャップ」と呼ばれている。劇中では触れられないが、甘党との設定がある。 元は地球防衛軍航空部隊特別訓練指揮官で、戦闘機の操縦に長けているため、ジャックナイフ・フライトやマッハ2での垂直降下などの、難度の高い操縦も難なくこなすエースパイロット。当初から登場のUGM極東エリア支部の所属隊員のなかでは唯一怪獣との実戦経験を持ち、過去5年間現れなかった怪獣の活動の兆しと見られる現象が起きたことに警戒を強め、独自に調査を進めていた。 イトウチーフの着任後は本部での総指揮が基本となる。 都内某所にある高級マンションに、自宅と思われる秘密のプライベートルームを所有している。 実力は高く、第13話ではゴルゴン星人を倒している。また、並み外れた洞察力の持ち主で、猛の正体に気づいており、第50話で猛の変身を制止した。ユリアンに星涼子と言う名前を命名した人物でもある。 猛以外の極東エリア支部の隊員の中では、一切所属に変動がなかった唯一の古参メンバー。 イトウ 順吉(イトウ じゅんきち) 第14話から登場。オオヤマの招聘で極東エリアに赴任し、チーフ(副官)となった。オオヤマの5年後輩で、見習い時代に単身でエイリアンを捕らえて地球侵略計画を白状させた功績から、ヨーロッパエリアに配属されていた。 前線に出ることが少なく、本部のパドックから指令するオオヤマに代わり、前線で直接指揮をする実務派。捜査のプロフェッショナルで自分を語らず、責任感が強くて厳しい面もあるが、気さくな性格で時折コミカルな面も見せる。家族には母親がいる。 以前からテレポーテーションの研究をしており、極東エリア赴任直後にザルドンの超能力に便乗して自らテレポートするという離れ技を披露した。第17・18話ではギマイラによってラブラスに変えられ、ギマイラの攻撃を受けて命を失ったが、宇宙人だった恋人の星沢子の命によって蘇生している。 終盤において、オオヤマとともに猛の正体を知った。 ハラダ 時彦(ハラダ ときひこ) 年齢26歳。イトウチーフ参加前は隊長の補佐役だった。漢気が強い熱血漢で、人一倍強い使命感を持ち、死地をも恐れない。だが、単純なお人好しで何かを思い込むと止まらない面がある。元アマチュアボクシングの日本チャンプという設定があり、野外を走り回っているのが似合うと自称する。兄弟が多いらしい。 第27話でオーストラリアゾーンに転任したが、第50話で再登場。 タジマ 浩(タジマ ひろし) 年齢23歳。「人間コンピューター」と呼ばれるほどの判断力を有する人物で、射撃の名手でダイナミックショットを愛用し、ハラダ隊員と凸凹コンビを組むことが多い。温厚な性格だが、前面に立つことはあまりない。第20話ではオコリンボールに襲われて仮死状態になってしまう。 ハラダ同様、オーストラリアゾーンに転任したが、第50話で再登場。 城野 エミ(じょうの エミ) UGMの紅一点で、年齢20歳。北海道出身。宇宙生物学の権威の城野重蔵博士を父親に持つ。母親は既に他界。 通常はパドック内でのオペレーションを主任務として通信や連絡を担当しているが、操縦技術は男性隊員と互角で、調査任務にも出動する。目標はパリのUGMヨーロッパエリアの女性部隊のキャップになること。女性訓練生がUGMメンバーになれるのはほんの一握りであるため女性訓練生からは憧れの的となっている。猛の学校勤務中に事件が発生し、UGMへの連絡を促すために私服で桜ヶ岡中学校付近に現れたこともある。第30話でザタン星人との会話がきっかけとなり、最終的にオオヤマやイトウよりも早い段階で猛の正体に気づくこととなる。シリーズ中期以降は、ヒロインの役回りが増加している。 第43話で記憶を失っていたユリアンからもらったブレスレットを着けて外出したことが原因でガラガラ星人にユリアンと誤認されて捕らえられ、救出に来た猛を庇って致命傷を負ってしまう。その後、猛には地球をこれからも守るように、涼子(=ユリアン)にはUGMの隊員となって猛を助けるように後事を託し、二人に看取られて殉職する。 第50話で隊員全員が顔を揃えて猛=80の帰還を見送る際、UNDA科学班が極秘に製作した彼女と瓜二つのアンドロイド・エミが登場する。 フジモリ 新八郎(フジモリ しんはちろう) 第27話から登場。UGM三期訓練生出身で、ともに編制されたイケダとコンビを組むことが多い。銃器の扱いに慣れている。性格は基本的に明るいが、後輩の猛やイケダとはあまり打ち解けていない。また、作戦任務も地上での現場は少ない。個人的エピソードがほとんど描かれず、口数も少ないため、詳しい私的の部分には謎の部分が多い。 イケダ 登(イケダ のぼる) 第27話から登場。UGM六期訓練生出身。性格は極めて陽性で、事件の渦中で出会う子供たちと気が合う。猛とコンビを組むことも多く、猛を「先輩」と呼んで慕っている。やまなみ村の出身で、叔父夫婦もそこに在住。 劇中で地球防衛軍戦闘機、スカイハイヤー、シルバーガル、エースフライヤーの4機全てに搭乗している唯一のUGM隊員である。
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