UGR (Unified Glare Rating)法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/17 03:39 UTC 版)
「グレア」の記事における「UGR (Unified Glare Rating)法」の解説
照明器具の輝度・サイズ・位置・背景の輝度を総合的に評価するものであり、照明の配置を評価する「ポジションインデックス」を用いる。以下の式で求められる。 U G R = 8 log ( 0.25 L b ∑ L 2 ω P 2 ) {\displaystyle UGR=8\log({\frac {0.25}{L_{b}}}\sum {\frac {L^{2}\omega }{P^{2}}})} (Lb: 背景の輝度[cd/m2]、L: その環境にある各照明の発光部分の輝度[cd/m2]、 ω {\displaystyle \omega } : 各照明の発光部分が観測者の視野に占める立体角[sr]、P: 各照明のポジションインデックス) L b = E o b s π Ω 0 {\displaystyle L_{b}={\frac {E_{obs}}{\pi \Omega _{0}}}} ( E o b s {\displaystyle E_{obs}} : 観察者の目における照明の照度、 Ω 0 {\displaystyle \Omega _{0}} : 立体角) この UGR の値の目安は、工場においては25前後、オフィスでは19、読書環境では16程度である。 ISOに定められている「屋内作業場の照明基準」 (ISO8995) は、この UGR 値を評価方法として用いている。また、この「屋内作業場の照明基準」は2006年、日本工業規格 (JIS) にも導入されている。
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