PORTAL2とは? わかりやすく解説

Portal 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/05 11:10 UTC 版)

Portal 2
ジャンル アクションパズル(FPS)
対応機種 Linux[1]
Microsoft Windows
Mac OS X
Xbox 360
PlayStation 3
Nintendo Switch
開発元 Valve Corporation
発売元 Valve Corporation
エレクトロニック・アーツ Xbox 360、PS3)
サイバーフロント PC)
人数 1 - 2人
発売日 Windows, Mac OS X
2011年4月18日
2011年4月22日
PlayStation 3, Xbox 360
2011年4月20日
2011年4月22日
2011年5月19日
Linux (beta版)
2014年2月26日
Nintendo Switch
2022年6月28日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE10+(10歳以上)
PEGI12
USK12(12歳未満提供禁止)
ACB:PG
エンジン Source Engine
テンプレートを表示

Portal 2』(ポータル2)は、Valve Softwareが開発し2011年4月18日に発売されたアクションパズルゲーム。2007年に発売された『Portal』の続編。

日本ではエレクトロニック・アーツPlayStation 3版とXbox 360版を、サイバーフロントPC版を、Valve CorporationがNintendo Switch版を発売している。

ストーリー

主人公「Chell英語版」が研究所「Aperture Laboratories」のAIコンピュータ「GLaDOS」(声:エレン・マクレイン英語版)を破壊してから長い年月が経過し、研究所から脱出したはずのChellはコールドスリープ状態となっていた。荒れ果てた研究所でChellが目覚めると、目の前に球体のコア「Wheatley英語版」(声:スティーヴン・マーチャント英語版)が現れ、ともに研究所からの脱出を試みるが、そのさなかにGLaDOSを再起動してしまい、ChellとWheatleyは離れ離れになる。GLaDOSは以前のようにChellにテストを課し、Chellはこれを解きながら研究所を進んでいく。

ゲームシステム

Portal (ゲーム)#ゲームシステム」の項目を参照。

前作との変更点

『Portal 2』では前作『Portal』と比べて以下の変更点がある。

  • 効果音の変更
  • 一部テクスチャの一新
  • ポータルガンの仕様変更
    • 弾速が早くなった(ポータルが瞬時に開くようになった)。
    • 照準のレティクルが「開けられるか」ではなく「ポータルが開いているか」で光るようになった。
    • 物を持った時に、クリックで手放すことが出来なくなった。
    • 物を持ったままポータルに入ると前作では引っかかって取れることがあったが、今作では改善された。
    • ポータルを開けられない壁に撃った時のエフェクトが変更された。
  • ジャンプ力が向上した。
  • フリングをした際などのカメラワークの改善
  • ステージに影響を与えるアイテム・ギミックの追加
  • 協力プレイ(Coop)モード及び専用の新キャラクターの追加
  • コミュニティテストチェンバー(マップエディタ)モードの追加
    • 作成したマップはSteam WORKSHOP上に公開することができる。これを用いずに制作されたMODマップもこのモードやワークショップで利用可能である。

協力プレイ(Coop)モード

Portal 2では、シングルプレイモードに加えて新たに、インターネット上の人と一緒にプレイする協力プレイモードが追加された。ストーリーはシングルプレイモードから繋がっている。登場するキャラクターは青色の「ATLAS」とオレンジ色の「P-body」(声(両方とも):ディー・ブラッドリー・ベイカー)で、どちらもコアを元にデザインされたような形をしている。外見は目の位置などに差異があるが、プレイの際はどちらを使用しても操作や視界などは変わらない。基本的なルールはシングルプレイモードとほぼ同じだが、このモードでは一人一組(ATLASは青と水色・P-bodyはオレンジと赤色)・最大4つのポータルを駆使してパズルを解くことになる。

PS3版ではSteamに対応したことによりPC版とクロスプレイをすることが可能(Xbox 360版とは不可)。

関連項目

  • Cave Johnson (Portal)英語版 - 舞台となる研究所「Aperture Laboratories」のかつてのCEO。物語の中盤以降で彼の生前の音声が流れる。
  • When life gives you lemons, make lemonade英語版 - 英語のことわざ。日本語訳すると「人生でレモンを与えられたらレモネードを作ろう」で、困難があっても前向きに考えようという意味。Cave Johnsonが言及する。
  • Exile Vilify英語版 - ザ・ナショナルの曲。本作のために書き下ろされた曲で、シングルでもリリースされている。
  • スーパーボンバーマン R - コナミデジタルエンタテインメントのゲームソフト。Steam版の専用キャラクターとして、本作の協力プレイモードのP-bodyとATLASをモチーフにした「P-bodyボンバー」と「ATRASボンバー」が登場する。

出典

外部リンク


Portal 2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 08:44 UTC 版)

GLaDOS」の記事における「Portal 2」の解説

コールドスリープから目覚めたChellはWheatleyに案内され研究所脱出試みる。脱出にはGLaDOS部屋通過をする必要があり、GLaDOSはそこで解析用バックアップシステムにより、Chellによって殺される瞬間何度も体験していた。WheatleyとChellによってGLaDOS目覚めると、テスト再開するためアームでChellを掴み上げ、ポータルガンの落ちている焼却炉ルーム投げ入れるGLaDOSはChellのことを人でなし、ひどい人間など呼びさらには悪臭放ちながらぼーっと立っている役立たずゴミ」、スーツ姿が「アホっぽい」など中傷する言葉続ける。GLaDOSはテストチェンバーを片付け修復していくが、ChellはWheatleyの手助けによりテストチェンバーから脱出する。しかし、彼女は罠にかかりGLaDOS部屋に連れ込まれてしまう。GLaDOSタレット神経毒によりChellの抹殺を図るが、どちらもすでにChellとWheatleyによる細工なされており機能しない為す術がないGLaDOSどうしようもなく、Wheatleyと付け替えられてGLaDOSは何もできなくなり、Wheatleyが今までGLaDOS持っていた権限を持つようになる。しかし、GLaDOSは力を持ったWheatleyにより改造されジャガイモ電池取り付けられてしまう。GLaDOSはWheatleyがかつて自分人格コアであり、GLaDOS弱体化させるためのものであったことを思い出す。「マヌケ呼ばわりされたWheatleyは激昂し怒りのあまりChellとGLaDOS地下4kmほどの旧施設落とされてしまう。GLaDOS捕まえられコントロールルームにある鳥の巣囚われてしまう。ChellはGLaDOS救い出し、ポータルガンに突き刺して連れて行くジャガイモ電池では電力足りずGLaDOS複雑なことを考えるか感情爆発させる気絶してしまうようになる旧施設残されAperture Science CEOCave Johnson録音メッセージに対しては、無意識に彼のアシスタントCarolineと全く同じ反応してしまい動揺し気絶してしまう。Wheatleyは前記通りマヌケであるため、施設がだんだん破壊され爆発振動と音が響く。GLaDOSパラドックス使ってWheatleyを倒すことを思い立つが、Wheatleyには論理的矛盾理解できず失敗に終わる。WheatleyはGLaDOS以前作成したテスト使って、Chellにテスト強要する乗っ取られGLaDOSの体につながっていると、テスト陶酔感感じテストをしたいという欲求抗えなくなるのだとGLaDOSは語る。Wheatleyは、わざとマヌケ作られているため、ことごとく誤った選択をしていき、施設破壊し続け爆発メルトダウンへ導いてゆく。GLaDOSは「私の施設」が壊されることに苛立ち、Wheatleyを非常に手の込んだやり方で殺すことを誓う。GLaDOSはChellに対して自分裏切懸念について否定し人格コアのない現在の状況では初め自分自身良心の声が聞こえると、その状況とまどいながら述べる。Chellたちは崩壊したコア発見し、Wheatleyにこれを取り付けることで、再度移転する作戦を取る。Wheatleyによりこう着状態解除ボタン仕掛けられた罠によりChellは倒れ、立つことすらままならない状態になるが、ポータルガンを月面打ち込み、Whertleyのそばにあるポータル月面ポータル通じたためChellとメインフレームから引きずり出されたWheatleyは宇宙空間飛ばされそうになるが、体を取り戻したGLaDOSによって、Wheatleyは宇宙投げ出され、Chellは地球引き戻され助かる。GLaDOSはChellが意識取り戻すと、Chellの無事を喜ぶ。GLaDOSメインフレームから離れていた間自分Carolineだったといい、Chellのことを宿敵だと思っていたが、実はずっと親友であり、Chellを救ったときに強い感情抱いたことを語る。その上でCaroline削除し、Chellが来たことで平和なテストだけを実行して送る日々乱されたと語る。GLaDOSはChellに「楽しかったです二度と戻ってこないでください。」と笑いながら告げエレベーターでChellを外の世界へ送る。

※この「Portal 2」の解説は、「GLaDOS」の解説の一部です。
「Portal 2」を含む「GLaDOS」の記事については、「GLaDOS」の概要を参照ください。

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