FBIフィラデルフィア支局
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 23:58 UTC 版)
「ツイン・ピークス」の記事における「FBIフィラデルフィア支局」の解説
デイル・バーソロミュー・クーパー 演:カイル・マクラクラン 吹替:原康義 特別捜査官。 オールバックの黒髪に黒一色のスーツという、隙のない出で立ちが特徴である。独身であるものの、左手の小指に金色の指輪を着けている。加えて、懐にはいつも小型のカセット・テープ・レコーダーを携帯している。これは捜査活動などの現状を、逐一記録するためである。録音の際には、必ずと言っていいほど“ダイアン”と呼びかける。 捜査活動においては物証に加えて、直感を重視する。睡眠中の夢や、幻影に宿る真理を信じている。 ブラックコーヒーが1番の好物。中でも、思わず吐き出してしまうほど熱々のものが“すげえうまい”らしい。その一方で大の甘党でもある。ドーナツやチェリー・パイには目がない。 その言動は、FBIの正義を体現するかのように公明正大である。推理力に長けて、人間関係の機微にも精通する。その一方で、私人としてはツイン・ピークスの人情や雄大な自然に対して、去りがたいほどの愛着を覚えている。 後述の『クーパーは語る』によれば、1954年4月19日、ペンシルヴェニア州フィラデルフィアにて生を受けた。兄にエメットがいる。 幼少時代から、睡眠などを介して不可思議な幻視を体験してきた。その性質は、どうやら母親からの遺伝らしい。 1969年11月15日、15歳の時に母親が脳動脈瘤の破裂によって死亡。現在着用する指輪は、亡母の遺品にあたる。 母親の死後、3年間の放浪生活を経て1973年8月21日、フィラデルフィア郊外のヘイヴァフォード・カレッジに進学する。FBIへの入局は1977年9月1日である。 アルバート・ローゼンフィールド 演:ミゲル・フェラー 吹替:江原正士 特別捜査官。 鑑識の専門家である。その鑑識能力は申分ないものの、強烈な皮肉屋ゆえに周囲との摩擦が絶えない。 しかしながらその実態は、マハトマ・ガンディーや、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを敬愛する、非暴力主義者である。 ゴードン・コール 演:デイヴィッド・リンチ 吹替:池田勝 地方捜査主任。 デイル・クーパーおよびアルバート・ローゼンフィールドの上司にあたる。その姓名は『サンセット大通り』の登場人物と同一である。 極度の難聴に冒されている。片耳ばかりでなく両耳にまで補聴器を装着するものの、それでもなお用の足りぬ場合がある。会話の際は、響き渡るほどの大声を発する。 部下に対して全幅の信頼を置く、よき上司である。その一方で漁色の悪癖がある。 ウィンダム・アール 演:ケネス・ウェルシュ 吹替:原田一夫 元・特別捜査官。 在職時は3年に渡ってデイル・クーパーの相棒を務めた。同時に、捜査のいろはをクーパーに伝授した指導者でもある。 捜査活動に加えて、チェスにおいても天才を発揮した。クーパーとは毎日試合をしたものの、ついに敗北しなかった。 4年前に妻のキャロライン(旧姓・パウエル)を亡くして以来、精神病院にある。当時のキャロラインは、ある殺人事件に巻き込まれた重要参考人であった。その警護任務には、相棒のクーパーと共に、ウィンダムが自らあたった。しかし任務の過程において、クーパーとキャロラインが相思相愛となってしまう。その結果警護に隙が生じ、任務は失敗に終わった。キャロライン殺害事件の犯人は現在も逮捕されていない。 後述の『ファイナル・ドキュメント』によれば、14歳にしてチェスのグランドマスターとなった。弱冠・16歳にもかかわらずペンシルヴェニア大学に進学し、わずか2年でこれを卒業する。これだけには飽き足らず、ペンシルヴェニア州立大学にて刑事司法の修士号を取得した。 FBIへの入局は1960年代中盤、キャロラインとの結婚は1974年8月10日の事であった。 デニス・“デニース”・ブライソン 演:デイヴィッド・ドゥカヴニー 吹替:鈴置洋孝(オリジナル・シリーズ)、てらそままさき(リミテッド・イベント・シリーズ) 特別捜査官。 現在はDEAに出向している。本来はデイル・クーパーらと同様、ゴードン・コールの部下にあたる。 女装癖の持主である。1年前DEAでの潜入捜査にあたり女装の必要に迫られた事がそのきっかけとなった。女装によって思いも寄らない安心感を覚えたのである。とはいえ、その実態はあくまでも異性愛者。 捜査活動の必要に応じて服装を使い分け、女装をする際は“デニース”を名乗る。 『クーパーは語る』によれば、キャロライン・アール殺害事件後、現場復帰を遂げたクーパーと初めて共同捜査にあたったのがブライソンであった。
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タマラ・“タミー”・プレストン 演:クリスタ・ベル 吹替:甲斐田裕子 特別捜査官。 ゴードン・コールの部下にして、アルバート・ローゼンフィールドの同僚にあたる。 ジョージ・ワシントン高校およびマサチューセッツ工科大学にて、成績優秀者に認定された才女である。FBIアカデミーにおいても首席であった。 優等生であるものの、決して堅物ではない。超常現象に対して理解を示すなど、柔軟性も持ち合わせている。 ダイアン・エヴァンス 演:ローラ・ダーン 吹替:塩田朋子 元・特別捜査官。 在職時は、デイル・クーパーの秘書を担当した。カセット・レコーダーを介してクーパーが呼びかけていたその人である。 アルバート・ローゼンフィールドをもってしても太刀打ちできぬほど口汚い。酒および煙草を愛飲しており、マックス・フォン・バーが馴染みの店である。 ジェイニーE・ジョーンズは、片親こそ異なるものの実妹にあたる。しかし性格の不一致ゆえに、長らく疎遠となっている。
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