2022年時点での現メンバー
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「ジャーニー (バンド)」の記事における「2022年時点での現メンバー」の解説
ニール・ショーン(Neal Joseph Schon) - ギター、バッキングボーカル、(リード・ボーカル)(1973年 - ):(U、E)1954年2月27日オクラホマシティ近郊のティンカー空軍基地生まれ。バンド創設以来の中心的メンバー。ジミ・ヘンドリックスやクリームの楽曲との出会いから、5歳で楽器を弾き始める。彼自身の談によると、最も影響を受けたアーティストはやはり少年時代に知ったジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、そしてジェフ・ベックである。10代でサンタナのメンバーに抜擢、バンドが分裂するまでの1年間ギターをプレーした。ソロやセッションでの活動は多岐に渡り、ヴァン・ヘイレン加入以前のサミー・ヘイガーらと"H.S.A.S.(ヘイガー、ショーン、アローソン、シュリーブ)"というプロジェクトを組む(1984年)、バッド・イングリッシュ(Bad English; 1987年)、ハードライン(Hardline; 1992年)の結成、ジェフ・スコット・ソート(Vo.)、マルコ・メンドーサ(B)、ディーン・カストロノヴォ(Ds.)(のちヴァージル・ドナティ)とのソウル・サーカス(SOULSIRKUS; 2005年)の結成、著名アーティストが多数参加したレス・ポールのアルバム『レス・ポール・トリビュート』(2005年)への参加など、全年代を通じて音楽活動に余念がない(ほかにもショーン&ハマー、アブラクシス・プール、プラネット・USに参加、あるいは指揮)。ソロでも『Late Night』『Beyond The Thunder』などを発表。様々なジャンルの人気曲をギターによるインストゥルメンタル曲としてカヴァーしたアルバム『情熱の音色〜ヴォイス』(2001年)はグラミー賞にノミネートされた。また、元ナイト・レンジャーのジャック・ブレイズのソロ・アルバムに元スティクスのトミー・ショウらと参加している。この2人とは近年公私を越えて仲が良く(ショウとブレイズの2人は90年代にもダム・ヤンキースやショウ・ブレイズとして活躍)、2005年のジャーニーのアルバム『ジェネレーションズ』では逆にブレイズが曲作りに参加してアルバム中最も80年代ロック的なハイテンションの楽曲となった。 ジョナサン・ケイン(Jonathan Leonard Cain) - キーボード、ボーカル、バッキング・ボーカル(1980年 - ):(E)1950年2月26日、イリノイ州シカゴ生まれ。8歳からアコーディオンのレッスンを始め、クラブやパーティーでアコーディオンやピアノを演奏していた。ジャーニー以前にはイギリスのベイビーズというバンドに参加していたが、バンドがジャーニーの全米ツアーの前座を務めたのをきっかけにメンバーに一目置かれ抜擢。このバンドはケインの脱退後、解散してしまうが、元ヴォーカルのジョン・ウェイトとはバッド・イングリッシュで再共演(これにはニールも当初参加。また後にジャーニーのメンバーになるディーン・カストロノヴォも参加しており、現ジャーニーに繋がる伏線として重要)。「オープン・アームズ」をアダルト・コンテンポラリー風にアレンジしたセルフ・カバーなどソロでも活動。また"エスケイプ・メンバー"ではショーンと共にジャーニー加入以来一度も脱退せずに今日まで至る。作曲活動にも積極的に参加し、アルバム『ジェネレーションズ』ではタイトル曲「エブリー・ジェネレーション」と日本盤ボーナストラック「プライド・オブ・ザ・ファミリー」の2曲を歌唱。他にもジャーニー参加当時からニールに習い始めこの当時にはかなりの腕前になっていたギター、ハーモニカを演奏している。ちなみにギターは1981年のエスケイプツアーでも一部の曲で披露していて、ジョナサンがリズムギターを弾く間スティーヴ・ペリーがピアノを叩くなどのパフォーマンスもみられた。サミー・ヘイガーとも共演している。 ジョナサン・ケイン公式ウェブサイト(英語) ディーン・カストロノヴォ (Deen Castronovo) - ドラム、バッキング・ボーカル(2000年 - 2015年、2021年 - )1965年8月17日生まれ。正規メンバーとしては4代目のドラマー。元々スラッシュメタルバンドからプロのキャリアをスタートさせていることもあり攻撃的な演奏が特徴。5歳の頃からドラムの探求を始め、13歳でジャーニーの『インフィニティ』の全曲をコピーした。ディーンは最も影響を受けたアーティストとしてスティーブ・スミス、ニール・パート、およびテリー・ボジオの名を挙げる。「ハイ・パフォーマンス・ドラム」というドラムの教則ビデオもリリースしている。ニール・ショーンとジョナサン・ケインらが1987年に結成した"バッド・イングリッシュ"と、その後ショーンが結成した"ハードライン"の両バンドに参加しており、バンドの主要メンバーとは加入前から既知の間柄であった。また、彼のボーカリストとしての才能はドラムの技能と同様に印象的で(声質もスティーヴ・ペリーと非常に似ている)、過去のヒット曲の一部を自らリード・ボーカルとしてドラムを叩きながらライヴで披露している他、アルバム『ジェネレーションズ』では2曲でメインのヴォーカルを担当していた(3曲目の「ベター・ライフ」とラスト・トラックの「ネヴァー・トゥー・レイト」)。ジャーニー以外のバンドでは、オジー・オズボーンやポール・ロジャースとも組んだことがある(ポール・ロジャースとの演奏においてはニール・ショーンも参加し、来日公演を行ったこともある)。ちなみに、バッド・イングリッシュやオジー・オズボーン在籍当時は名前のカナ表記が「ディーン・カストロノヴァ」となっていた。 2015年6月にドメスティックバイオレンスの容疑での逮捕により、保護観察処分の判決を受けた、開催中のツアー参加が不可能とされたため、バンド側はオマー・ハキムをディーンの代役に迎えてツアーを敢行した。その処遇については公表されていないものの2015年8月付で事実上の解雇状態となっていたが、2021年7月にナラダ・マイケル・ウォルデンとのツインドラムという形でジャーニーに復帰した。 アーネル・ピネダ (Arnel Pineda) - ボーカル (2007年 - ) ※1967年9月4日生まれフィリピン、マニラ出身。フィリピンでプロミュージシャンとして活動。15歳からバンド活動をはじめ、1999年にソロ・アルバム『Arnel Pineda』、2007年にはロックバンド『The Zoo』名義で『Zoology』をリリースしている。YouTubeに投稿されたThe Zooによるジャーニーのカヴァーをニール・ショーンが偶然視聴したことがきっかけとなり加入に至る。1988年に「WORLD BAND EXPLOSION世界大会」出場のため来日している。 ニール・ショーン(G)2008年 ロス・ヴァロリー(B)2008年 ジョナサン・ケイン(Key)2007年 アーネル・ピネダ(Vo)2009年 スティーヴ・スミス (Ds) 2009年
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