1999年6月までに提示された解釈
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「恐怖の大王」の記事における「1999年6月までに提示された解釈」の解説
空軍の大編隊(André Lamont, Nostradamus Sees All. From 1555 To 3797, W.foulsham Co., 1943) 反キリスト(M. P. Edouard et Jean Mezerette, Texte original des Prophéties de Michel Nostradamus, Les Belles Editions, 1947) 異星人(Stewart Robb, The Prophecies on World events by Nostradamus, Liveright, 1961)可能性の一つとして挙げている。 日食 (Dr.N.A.Centurio, Nostradamus Prophetische Weltgeschichte, Turm-Verlag, 1977)チェントゥリオらによれば、「恐怖の大王」は16世紀当時には日食を表す慣用表現であったという。ただし、実証的立場の研究者でこの点を追認した者は一人もいないため、真偽不明。1999年8月11日に欧州の一部などで皆既日食が起こったこと自体は事実であり、ピエール・ブランダムールのように実証的な立場の論者の中にも何らかの関連性を示唆するものはいた。 天体の衝突(Serges Hutin, Les Prophéties de Nostradamus,Pierre Belfond, 1981) 地球に大洪水をもたらす氷天体の接近(中村恵一『ノストラダムス予言の構造』思索社、1982年) サタン(内藤正俊『ノストラダムスと聖書の預言』暁書房、1986年) 木星の衛星イオの欠片(川尻徹『ノストラダムス最後の天啓』二見書房、1990年)川尻は世界史を裏から操る「影の組織」が存在するという独自の陰謀論に基づき、「影の組織」が1999年に核ミサイルでイオを破壊し、3つに割れた欠片の一つに誘導ミサイルを付けて地球に落とす、と解釈していた。同時に「影の組織」が公然と姿を現すことも示しているとしていた。 デクエヤル国連事務総長(当時)(加治木義博『真説ノストラダムスの大予言』KKロングセラーズ、1990年)加治木は、1999年は一つには1988年を表しているとし、原文デフレユールに発音の近いデクエヤルによるイラン・イラク戦争の休戦調停を予言しているとした。 核ミサイルの雨(大川隆法『ノストラダムスの新予言』角川文庫、1990年)大川自身の主張によれば、これは解釈ではなく彼の口を通じてノストラダムスの霊が語ったものであるという。 隕石の激突(シーザー・ノストラダムス『隕石激突』明窓出版/星雲社、1991年)ちなみに著者は日本人の音楽教師。 特定できないが1999年8月になれば分かること(エリカ・チータム『天駆ける火 包囲されし大王 未曾有の騒乱・ノストラダムス最後の大予言』二見書房、1991年) アジアの侵略者に立ち向かうヨーロッパの大君主の誕生(ヴライク・イオネスク『ノストラダムス・メッセージII』角川書店、1993年) ニューヨークで新たに世界的宗教を興す指導者(ピーター・ローリー『ノストラダムス大予言 世紀末への警告』KKベストセラーズ、1993年) ベスビオ山の噴火(池田邦吉『未来からの警告(メッセージ)』成星出版、1995年) 文鮮明(高坂満津留『解読されたノストラダムス最終暗号』光言社、1996年)恐怖の大王をキリストの再臨と解釈し、それを体現した救世主が文鮮明であるとした。 土星探査機カッシーニ(堀江健一『ノストラダムスの謎をインターネットが解いた』二見書房、1998年)原子力電池を搭載しており、1999年にスイングバイで地球に接近する時に墜落すると解釈した。 イエス・キリスト(五島勉『ノストラダムスの大予言・最終解答編』祥伝社、1998年)五島とは根拠が異なるが、懐疑論者の志水一夫も、モーツァルトの『レクイエム』に登場するキリストの尊称「レックス・トレメンダエ」が「恐るべき王」と訳せることから、恐怖の大王はこの定型句をフランス語訳したものに過ぎないと断定している。ただし、16世紀フランス語の語法面などからの検証は行われていない。 自分(桐山靖雄『一九九九年七の月(ノストラダムス)よ、さらば!』平川出版社、1999年)桐山はアンゴルモワの大王を阿含経と解釈した上で、それを甦らせる恐怖の大王とは、阿含宗を立宗した管長の自分自身であると解釈した。 海王星(趙顯黄『ノストラダムス一九九九年七月二十六日十七時』ルー出版、1999年)海王星の衝により、これまでの価値観(戦争・黄金)が崩壊し、新たな精神的価値観が生まれると解釈した。なお、海王星の発見はノストラダムスの死後280年ほど後のことである。 ウイルス(山下弘道『大地からの最終警告』たま出版、1999年) グローバル・ポジショニング・システムの1999年8月21日問題(テレビ番組『特命リサーチ200X』、1999年6月6日放送)なお、同番組の1999年2月28日放送では、恐怖の大王(大高順雄は「金遣いの荒い大王」と訳す)はカール5世を指すという説が紹介された。
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