海王星の発見
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この項目では、海王星の発見(かいおうせいのはっけん)について述べる。海王星は、望遠鏡による観測の前に、数学的な計算によってその位置が予測され、発見された惑星である。フランス人天文学者ユルバン・ルヴェリエの予測に基づき、1846年秋分9月23日から24日の夜に[1]、ベルリン天文台でヨハン・ゴットフリート・ガレがハインリヒ・ダレストとともに行った望遠鏡観測で実在が確認された。
- 1 海王星の発見とは
- 2 海王星の発見の概要
海王星の発見
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「ユルバン・ルヴェリエ」の記事における「海王星の発見」の解説
ルヴェリエの最も有名な業績は海王星発見への貢献である。パリ天文台長の数学者フランソワ・アラゴの勧めによって、ルヴェリエは天王星の軌道運動の観測結果とケプラーの法則やニュートン力学から予言される運動との間の矛盾を説明するための計算を行った。彼と同時期にイギリスのアダムズも同じ計算を行っていたが、互いに相手の研究については知らなかった。ルヴェリエは1846年8月31日に計算した結果を、同年9月18日にベルリン天文台のガレに手紙で連絡した。9月23日に手紙を受け取ったガレはその晩の観測でルヴェリエの予測から1度以内の位置に新惑星と思しき天体を発見し、その後2日間の観測で新惑星であると確認した。今日では海王星の発見者はルヴェリエ、アダムズ、ガレの三者であるとされているが、海王星発見の業績に関して三者の貢献をどう評価するかについては議論があった。
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