nodule
「nodule」の意味・「nodule」とは
「nodule」は、小さな塊や結節を指す英単語である。医学や地質学などの専門的な分野でよく使われる。医学では、体内の組織にできる小さな塊を指し、地質学では、鉱物や岩石が一部分だけ固まって形成される小さな塊を指す。具体的な例としては、肺の結節や鉄鉱石の結節などがある。「nodule」の発音・読み方
「nodule」の発音は、IPA表記では /ˈnɒdjuːl/ となる。IPAのカタカナ読みでは「ノッジュール」、日本人が発音するカタカナ英語では「ノジュール」が近い。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、一定の発音で統一されている。「nodule」の定義を英語で解説
「nodule」は、"A small lump or protuberance that is solid and can be felt"と定義される。これは「固く、触れることで感じることができる小さな塊や突起」という意味である。これは、体内の組織や地球の地質など、様々なコンテクストで使用される。「nodule」の類語
「nodule」の類語としては、「lump」、「bump」、「protuberance」などがある。これらはすべて何らかの形状の小さな塊を指すが、それぞれ微妙にニュアンスが異なる。「lump」は一般的に大きな塊を、「bump」は表面が突出した塊を、「protuberance」は特に突出部分を指す。「nodule」に関連する用語・表現
「nodule」に関連する用語としては、「nodular」、「nodularity」、「nodulation」などがある。「nodular」は「結節状の」、「nodularity」は「結節性」、「nodulation」は「結節形成」を意味する。これらは「nodule」が基になった派生語である。「nodule」の例文
1. English example: The doctor found a nodule in the patient's lung. (日本語訳:医者は患者の肺に結節を見つけた。)2. English example: The rock contained several iron nodules. (日本語訳:その岩にはいくつかの鉄の結節が含まれていた。)
3. English example: The nodules on the plant's roots help it absorb nitrogen. (日本語訳:植物の根の結節は窒素の吸収を助ける。)
4. English example: The scan revealed a small nodule in her thyroid gland. (日本語訳:スキャンで彼女の甲状腺に小さな結節が見つかった。)
5. English example: The soil was rich in manganese nodules. (日本語訳:その土壌はマンガンの結節が豊富だった。)
6. English example: The nodules on the tree bark are a sign of disease. (日本語訳:樹皮の結節は病気の兆候である。)
7. English example: The nodules in the rock were formed over thousands of years. (日本語訳:岩の結節は数千年にわたって形成された。)
8. English example: The nodules on his skin were benign. (日本語訳:彼の皮膚の結節は良性だった。)
9. English example: The nodules on the roots of the legume plant fix nitrogen from the air. (日本語訳:マメ科植物の根の結節は空気中の窒素を固定する。)
10. English example: The nodules in the coal mine were a valuable source of minerals. (日本語訳:炭鉱の結節は貴重な鉱物の源だった。)
ノジュール【nodule】
団塊
(ノジュール から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/22 17:39 UTC 版)



団塊(だんかい)は、地質学ではノジュール (英: nodule)またはコンクリーション (concretion)を指す[1][2][3]。元の地層の層理や内包する化石のほかに内部構造をもたないものをノジュールとしたり[2][4][5]、コンクリーションは大きさを問わない一方で相対的に小さなものをノジュールとしたりして[2][3]、使い分ける場合がある。一方、ノジュールとコンクリーションをほぼ同義に用いる場合もある[2][3][4][5]。本項ではノジュールについて解説する(コンクリーションは当該項目を参照)。
堆積物のノジュール
ノジュールは、堆積物あるいは堆積岩中に形成された、小さく硬い、球状、板状、または丸みを帯びた不規則な形の塊で、鉱物または鉱物とそれ以外の凝集したもの。ふつう内部構造をもたず表面にはこぶ状の突起があり、大抵は周囲の母岩の地層とは明らかに組成が異なる[2][4][5]。
石灰岩中のチャートノジュール[2][5][6]、石炭中の黄鉄鉱ノジュール[4][5]、また海底の頁岩中のリン酸塩ノジュール[4][5]のほか深海底に広く分布するマンガン、コバルト、鉄、ニッケルに富むノジュールが知られている[4][2]。
ノジュールを構成する鉱物は主に、方解石、チャート、リン鉱石、無水石膏、黄鉄鉱など[4][5]。
フリントを含むチャートのノジュールは、海綿動物の珪質骨針や放散虫の遺骸が溶解して非晶質シリカとして再堆積し、それが石灰岩(チョークを含む)の一部を置き換えることで形成される[5]。
堆積時に同時生的に形成された海底のマンガンやリン酸塩の塊は、厳密にはノジュールに含まない(コンクリーションとする)考え方もある[4][5][7]。一方で、ノジュール・コンクリーションの双方に、堆積時に同時生的に生成された一次団塊(または同生団塊)、堆積後の続成作用で生成された二次団塊(または後生団塊)などの分類をする場合もある[7][8][9]。
日本語では、形の不規則なものを結核と呼ぶこともある[10]。
nodularの語は、堆積物あるいは堆積岩の基質の中で、散在あるいは緩く凝集した塊(結核、結節)を指すとき使ったり、球状の膜を持つコロフォームを呈する鉱物の凝集を指すとき使ったりする[5][11]。
堆積物の場合内部に化石を閉じ込めていることがあり[12][13]、その場合には周囲の母岩よりも硬い団塊が地面の圧力に耐え、内部の化石は立体を保っていることが多い。従って化石採集の際には、雨や川による浸食を受けて露頭から落ちた団塊を探すという手法も採られている[14]。
火成岩のノジュール

火成岩の中にみられる粗粒の塊にもノジュールの語を使う[2]。深部で結晶化が進んだと考えられ、噴出する火山岩のインクルージョンとして観察される[4]。カンラン石玄武岩のフロー中に存在するカンラン石ノジュールなどが例[2][4]。
脚注
出典
- ^ 最新地学事典 2024, p. 885 「団塊」(※コンクリーションおよびノジュールへの参照)
- ^ a b c d e f g h i 最新地学事典 2024, pp. 1133–1134「ノジュール」(著者:公文富士夫)
- ^ a b c 最新地学事典 2024, p. 531「コンクリーション」(著者:公文富士夫、保柳康一)
- ^ a b c d e f g h i j Glossary of Geology (5th ed.) 2005, p. 440"nodule [ign]","nodule [sed]"
- ^ a b c d e f g h i j Boggss 2009, p. 600
- ^ Glossary of Geology (5th ed.) 2005, p. 112"chert nodule"
- ^ a b 「団塊」『岩石学辞典』朝倉書店 。コトバンクより2024年12月21日閲覧。
- ^ 「コンクリーション」『岩石学辞典』朝倉書店 。コトバンクより2024年12月21日閲覧。
- ^ 新版地学事典 1996, p. 339「団塊」
- ^ 「団塊」『ブリタニカ国際大百科事典』ブリタニカ・ジャパン 。コトバンクより2024年12月21日閲覧。
- ^ Glossary of Geology (5th ed.) 2005, p. 440"nodular"
- ^ 山崎晴雄、久保純子『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』講談社、2017年、106頁。ISBN 978-4-06-502000-5。
- ^ 光野千春、沼野忠之、高橋達郎 著、山陽新聞社出版局 編『岡山の地学』山陽新聞社〈原色図鑑〉、1982年、288, 291頁。 ISBN 4-88197-108-5。 OCLC 674175962。NDLJP:9671612。
- ^ 森伸一 著、羽幌古生物研究会 編『北海道羽幌地域のアンモナイト』(第2版)、2018年、104-105頁。 ISBN 978-4-86368-029-6。
参考文献
- 地学団体研究会 編『新版 地学事典』平凡社、1996年10月。 ISBN 4-582-11506-3。
- 地学団体研究会 編『最新 地学事典』平凡社、2024年3月。 ISBN 978-4-582-11508-6。
- Neuendorf, KKE, JP Mehl, Jr., and JA Jackson, ed (2005). Glossary of Geology (5 ed.). Alexandria, Virginia: American Geological Institute. ISBN 0-922152-76-4
- Boggs S, Jr. (2009). Petrology of Sedimentary Rocks. Cambridge, United Kingdom: Cambridge University Press. ISBN 978-0-521-89716-7
関連項目
ノジュール(税込 3,990円)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 16:23 UTC 版)
「るべどの奇石」の記事における「ノジュール(税込 3,990円)」の解説
stone.8『石卵』に登場。化石を有する堆積岩。貝か魚か、叩き割って開けてみるまで中身はわからない。普通のノジュールは他の石の商品とは変わらず成長しないが、これを購入した会社員の男性の化石がなぜか成長するものとなっていて、購入と共にそれまで子宝に恵まれなかった男性の妻が妊娠した。妻の妊娠に歓喜した男性は化石の中身を気になり、何度か叩き壊そうとして言いかけたが、成長する化石を気に入った妻に反対された。妊婦のお腹にいる胎児が膨らむと共に大きく成長する化石を、まるで赤ちゃんのように抱える妻の姿があまりの異様に思えた男性は、夜寝ている妻に隠れて化石を叩き壊した。壊された化石に共鳴したかのように妊婦の妻が痛みに悲鳴して破水し、病院に運び出されて男性は青褪めた、だが、無事に出産した妻と抱えられて授乳している我が子の姿に安堵する。その原因となったノジュールの中身は形容化した胎児型の空洞となっている。
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