ジュールの法則とは? わかりやすく解説

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ジュール‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【ジュールの法則】

読み方:じゅーるのほうそく

導線電流通したとき、一定時間発生する熱量電気抵抗および電流強さ2乗比例するという法則1840年ジュール発見


ジュールの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/30 09:03 UTC 版)

ジュールの法則(ジュールのほうそく、: Joule's laws)は、電流によって生み出される熱についての法則。または理想気体の圧力、体積、温度についてのエネルギー依存の法則である。


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  4. ^ William Francis Magie (1911). Principles of Physics: Designed for Use as a Textbook of General Physics. New York: The Century Co. p. 508. https://books.google.co.jp/books?id=UVZDAAAAIAAJ&pg=PA508&dq=%22joule%27s+law%22+I2R&lr=&as_brr=3&as_pt=ALLTYPES&ei=Ap6pSZOJBZLOlQTUkKSnBA&redir_esc=y&hl=ja 
  5. ^ Joule, J.P. (1841) "On the heat evolved by metallic conductors of electricity" Philosophical Magazine, 19, 260; Scientific Papers 65 doi:10.1080/14786444108650416
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  7. ^ William Watson and Herbert Moss (1920). A Text-book of Physics. Longmans, Green, and Co. p. 708. https://books.google.co.jp/books?id=EzVJAAAAIAAJ&pg=PA708&dq=%22joule%27s+law%22+%22proportional+to+the+square+of+the+current%22&lr=&as_brr=3&as_pt=ALLTYPES&ei=Mp2pSYv6IZvukQTzvo2CBA&redir_esc=y&hl=ja 
  8. ^ Clarence V. Christie (1917). Electrical Engineering: The Theory and Characteristics of Electrical Circuits and Machinery (2nd ed.). McGraw-Hill. p. 79. https://books.google.co.jp/books?id=XMxIAAAAMAAJ&pg=PA79&dq=current+square+%22joule%27s+law%22+%22ohm%27s+law%22+resistance&lr=&as_brr=1&as_pt=ALLTYPES&ei=2papSfebD5ykkQTh4cSdBA&redir_esc=y&hl=ja 
  9. ^ Ejup N. Ganic and Tyler G. Hicks (2002). McGraw-Hill's Engineering Companion. McGraw-Hill Professional. p. 16.3–16.5. ISBN 9780071378369. https://books.google.co.jp/books?id=hld7ft72bzEC&pg=PT642&dq=applicable+%22joule%27s+law%22+%22ohm%27s+law%22&lr=&as_brr=3&as_pt=ALLTYPES&ei=RJqpScXBH5eKkAS_rsi8CA&redir_esc=y&hl=ja#PPT644,M1 
  10. ^ Oliver Heaviside (1894). Electrical Papers. 1. Macmillan and Co. p. 305. https://books.google.co.jp/books?id=lKV-AAAAMAAJ&pg=PA305&dq=%22joule%27s+law%22+%22ohm%27s+law%22+%22conservation+of+energy%22+potential&as_brr=3&ei=S7GpScTmFoK0kASgrNmXBA&redir_esc=y&hl=ja 
  11. ^ Joseph Slabey Rouček (1971). The Challenge of Science Education. Ayer Publishing. p. 166. https://books.google.co.jp/books?id=XNryx4KyPjEC&pg=PA166&dq=%22ohm%27s+law%22+%22joule%27s+law%22+derive&as_brr=3&ei=DKGpSbyuDpSqkAS7zKyUBA&redir_esc=y&hl=ja 
  12. ^ Charles MacCaughey Sames (1906). A Pocket-book of Mechanical Engineering. C. M. Sames. p. 131. https://books.google.co.jp/books?id=tZ4NAAAAYAAJ&pg=PA131&dq=%22joule%27s+law%22+I2R&lr=&as_brr=3&as_pt=ALLTYPES&ei=Ap6pSZOJBZLOlQTUkKSnBA&redir_esc=y&hl=ja 


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ジュールの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 00:00 UTC 版)

熱力学的状態方程式」の記事における「ジュールの法則」の解説

熱力学的状態方程式を使うと、理想気体について成り立つジュールの法則を熱力学的に導出できる。 気体物質量を n、気体定数を R とすると、理想気体の状態方程式PV = nRT である。これを熱力学的状態方程式代入すると ( ∂ U ∂ V ) T = T ( ∂ ∂ T n R T V ) V − n R T V = 0 {\displaystyle \left({\frac {\partial U}{\partial V}}\right)_{T}=T\left({\frac {\partial }{\partial T}}{\frac {nRT}{V}}\right)_{V}-{\frac {nRT}{V}}=0} および ( ∂ H ∂ P ) T = n R T P − T ( ∂ ∂ T n R T P ) P = 0 {\displaystyle \left({\frac {\partial H}{\partial P}}\right)_{T}={\frac {nRT}{P}}-T\left({\frac {\partial }{\partial T}}{\frac {nRT}{P}}\right)_{P}=0} が得られる。さらに理想気体エンタルピーH = U + PV = U + nRT表されることから ( ∂ H ∂ V ) T = ( ∂ U ∂ V + ∂ ∂ V n R T ) T = 0 {\displaystyle \left({\frac {\partial H}{\partial V}}\right)_{T}=\left({\frac {\partial U}{\partial V}}+{\frac {\partial }{\partial V}}nRT\right)_{T}=0} および ( ∂ U ∂ P ) T = ( ∂ H ∂ P − ∂ ∂ P n R T ) T = 0 {\displaystyle \left({\frac {\partial U}{\partial P}}\right)_{T}=\left({\frac {\partial H}{\partial P}}-{\frac {\partial }{\partial P}}nRT\right)_{T}=0} が成り立つ。すなわち状態方程式 PV = nRT に従う気体について ( ∂ U ∂ V ) T = ( ∂ H ∂ P ) T = ( ∂ H ∂ V ) T = ( ∂ U ∂ P ) T = 0 {\displaystyle \left({\frac {\partial U}{\partial V}}\right)_{T}=\left({\frac {\partial H}{\partial P}}\right)_{T}=\left({\frac {\partial H}{\partial V}}\right)_{T}=\left({\frac {\partial U}{\partial P}}\right)_{T}=0} でなければならないことが、熱力学的状態方程式から導かれる。この結果は、T と n が同じならば理想気体内部エネルギー U は V にも P にも依らずに同じ値になることを示している。理想気体エンタルピー H についても同様で、T と n が一定値ならば、 H もまた一定値になる。

※この「ジュールの法則」の解説は、「熱力学的状態方程式」の解説の一部です。
「ジュールの法則」を含む「熱力学的状態方程式」の記事については、「熱力学的状態方程式」の概要を参照ください。


ジュールの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:27 UTC 版)

ジェームズ・プレスコット・ジュール」の記事における「ジュールの法則」の解説

ジュールはじめに取り組んだのはボルタ電池使った電動機モータ)の実験であったジュールは、電動機使用する電磁石引力は、電流2乗比例することを発見した一方でボルタ電池必要なエネルギー電流比例するので、ボルタ電池使用して大きな電流流せ効率良い動力作り出せると考えた。しかし、結果的には、ボルタ電池電流発生させるには、亜鉛などの物質消費されしまうため、動力効率としては、当時存在していた蒸気機関超えられないことが明らかになった。 新し動力作り出すというこころみはこうして失敗終わったが、この実験の後、ジュール関心電流そのもの向けられるようになったとりわけ電気エネルギー熱エネルギーに変わることに注目した。 そこでジュールは、入れた導線ボルタ電池使って電流流しそのとき水の温度上昇測定するという実験行った。そしてその結果電流によって発生する熱量Qは、流した電流Iの2乗と、導体電気抵抗Rに比例することを発見した。すなわち、 Q = R I 2 {\displaystyle Q=RI^{2}} となる。ジュール1840年、この結果英国王立協会発表し、さらに詳細な論文を「フィロソフィカル・マガジン」誌に発表した。これは現在ジュールの法則と呼ばれている[要出典]。

※この「ジュールの法則」の解説は、「ジェームズ・プレスコット・ジュール」の解説の一部です。
「ジュールの法則」を含む「ジェームズ・プレスコット・ジュール」の記事については、「ジェームズ・プレスコット・ジュール」の概要を参照ください。


ジュールの法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:46 UTC 版)

ジュール熱」の記事における「ジュールの法則」の解説

電気抵抗 R {\displaystyle R} [Ω] の物体に、 I {\displaystyle I} [A] の定常電流を t {\displaystyle t} 秒間流したときに発生する熱量、すなわちジュール熱の量 Q {\displaystyle Q} [J] は、 Q = R I 2 t {\displaystyle Q=RI^{2}t\,} となる。ジュール熱の量は、抵抗 R {\displaystyle R} と電流 I {\displaystyle I} の二乗の積に比例する。これはイギリス物理学者ジェームズ・プレスコット・ジュール実験によって発見した物理法則で、ジュールの法則と呼ばれる上の式はオームの法則用いることによって次式のように変形することができる。 Q = V I t = R I 2 t = V 2 R t {\displaystyle Q=VIt=RI^{2}t={\frac {V^{2}}{R}}t\,} (V:電圧

※この「ジュールの法則」の解説は、「ジュール熱」の解説の一部です。
「ジュールの法則」を含む「ジュール熱」の記事については、「ジュール熱」の概要を参照ください。

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