電気・電子回路における暴走
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 21:29 UTC 版)
「ウォッチドッグタイマー」も参照 コンピュータにおいて、プログラムの入力ミスなどにより、プログラムが無限ループなどを起こし、操作ができなくなってしまうことを「暴走する」と表現することがある。この現象を止めるには、キーボードで特定のキーを組み合わせて長押しするか、オペレーションシステムまたはアプリケーションを再起動あるいは強制終了する必要がある。 電気回路において、発熱が更なる発熱を招き、温度制御が不能な状態を熱暴走と呼ぶ。一般に、電気回路に電流を流すと、電気抵抗に比例して発熱する(ジュールの法則)。さらに、コンピュータに用いられる導線は細い(断面積が小さい)ため、抵抗が大きい。以上の理由で、電気回路、特にコンピュータの回路は熱暴走に陥ることがある。 また、上記のコンピュータの制御不可能な状態のうち、発熱が原因であるものを、俗に熱暴走と呼ぶことがある(オーバーヒートを参照)。コンピュータには、蓄熱を防ぐため、ファンや水冷装置など、冷却装置が装備されている。
※この「電気・電子回路における暴走」の解説は、「暴走」の解説の一部です。
「電気・電子回路における暴走」を含む「暴走」の記事については、「暴走」の概要を参照ください。
- 電気・電子回路における暴走のページへのリンク