硬石膏
無水石膏(硬石膏)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 01:10 UTC 版)
詳細は「硬石膏」を参照 無水硫酸カルシウム(CaSO4)を無水石膏または硬石膏(anhydrite)という。無水石膏は結晶系の異なる以下の三種が知られる。 I型(高温型無水石膏) 立方晶。II型無水石膏を1200℃以上に加熱した際、三酸化硫黄と酸化カルシウムに分解する過程で見られる準安定相。 II型(不溶性無水石膏) 斜方晶。III型無水石膏を330℃以上に加熱すると得られる。非常に水和しにくく、天然にも硬石膏として産出される。 III型(可溶性無水石膏) 六方晶。半水石膏を180℃以上に加熱すると得られる。非常に水和しやすく大気中の水分でも速やかに半水石膏に戻る。
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