無水塩化アルミニウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 04:41 UTC 版)
「塩化アルミニウム」の記事における「無水塩化アルミニウム」の解説
融点 170.9 ℃の白色固体で重合体を形成している。不純物を含むものは淡黄色を帯びる。液体状態では二量体を形成することが知られ、電気伝導度が低い等アルミニウムと塩素との結合は共有結合性である。 160 ℃より昇華性を示し、気体は二量体 Al2Cl6 を形成しており、800 ℃以上で単量体となることが知られている。 金属アルミニウムに直接塩素や塩化水素を作用させて製造する。フリーデル・クラフツ反応など酸触媒として有機化学反応等に用いられる。水と反応して塩化水素を発生する為、湿気を含む空気中では白煙を発する。
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