無水CeCl3の調製
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 00:59 UTC 版)
「塩化セリウム(III)」の記事における「無水CeCl3の調製」の解説
水和物のみを単純に急速加熱すると少量の加水分解が起こりうる。 有用な形態の無水CeCl3は、真空中で何時間もかけて7水和物を140 °Cまで注意深く徐々に加熱することで調製することができる。これは加水分解で生じた少量のCeOClを含むかどうかは分からないが、有機リチウムやグリニャール試薬と共に使用するのに適している。純粋な無水CeCl3は高真空下で4から6等量の塩化アンモニウムと共に水和物を400 °Cまでゆっくりと加熱するか、過剰の塩化チオニルと共に3時間加熱する ことによって得られる。また無水物は金属セリウムと塩化水素から調製することもできる。これは高真空下で高温昇華によって大抵精製される。
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