硬石膏
【英】: anhydrite
ガラス光沢を有する脆弱{ぜいじゃく}で無色ないし青色の粒状ないし繊維状結晶。その化学組成はCaSO4、硬度 3.5 、比重 2.98 で、しばしば加水変質して石膏{せっこう}(CaSO4・2H2O)に変化する。石灰岩や岩塩に伴って産出し、石油鉱床においては、極めて良好なキャップ・ロックとなる。 |

硬石膏(Anhydrite)

Campiano Mine,Montieri,Grosseto Province,Tuscany,Italy
CaSO4 画像の幅約2.5cm
硬石膏の結晶です。
この産地は美しい硬石膏を産出することで知られています。
硬石膏(Anhydrite)

宮城県柴田郡川崎町今宿笹谷トンネル
CaSO4 画像の幅約4.5cm
淡紫色をした硬石膏の標本です。
石膏(Gypsum)とは別の鉱物で、水を含まない結晶構造をしています。
中国語の「方解石」は、本来この「硬石膏」を指す名称でした。
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