黒狼の牙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 08:04 UTC 版)
「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の記事における「黒狼の牙」の解説
パウロとゼニスが結婚前に所属していた冒険者パーティ。一癖も二癖もある人物の集まりで、当時は何かと話題になった中央大陸で最も有名なパーティの一つだった。パウロとゼニスの結婚を機に解散するが、別れ際に大喧嘩をして原因となったパウロを嫌っている者もいる。 パウロ・グレイラット 「黒狼の牙」のリーダー。詳細は「#パウロ・グレイラット」を参照。 ゼニス・ラトレイア 治癒術師。詳細は「#ゼニス・グレイラット」を参照。 ギレーヌ・デドルディア 声 - 豊口めぐみ種族:獣族(デドルディア族) 猫系獣族「デドルディア族」の剣神流剣士。右目に眼帯をした褐色肌の筋肉質な女性。 「剣王」の称号を持ち剣神流剣士の中では4番目に強いが、文字も読めず「脳まで筋肉」と称されるほど頭が悪い。右目は魔力が見える「魔力眼」で、獣族の優れた嗅覚と聴覚と合わせて高い索敵能力を持つ。 ドルディア族の族長筋だが、子どものころは手に負えない乱暴者で旅の剣士に預けられて剣の聖地で修業した後、黒狼の牙の一員となった。 黒狼の牙解散後は1人では仕事もできず無一文になって空腹で倒れたところをサウロスとエリスに拾われてエリスの護衛と剣の師匠としてボレアス・グレイラット家に雇われる。 パーティ解散によって最も苦労したが、パウロに対しては軽蔑しつつも義理はあると解散後も交流があり、パウロの頼みでルーデウスに剣を教える代わりにエリスと共に読み書き、算術、魔術をルーデウスから教わる。 フィットア領転移事件では紛争地帯に転移。帰還する途中にフィリップとヒルダの死体を発見し敵討ちと遺体の埋葬をした。その後、フィットア領に帰還しエリスとルーデウスの2人と再会。エリスにピレモンの妾になってダリウスの下へいくように提案するアルフォンスに対してルーデウスと結婚して逃げることを提案した。最終的にルーデウスと釣り合うようになるまで離れることを決意したエリスと剣の聖地に向かう。装備 平宗(ひらむね) 王竜王の骨からつくられた48の魔剣の一つ。不気味な赤い輝きを放つ片刃の剣。金属や霊体に対して攻撃力が大きく上昇する。 剣神七本剣の一つとして剣神ガル・ファリオンが所有し、剣王ギレーヌに譲られた。 エリナリーゼ・ドラゴンロード 声 - 田中理恵 / 桑島法子(ドラマCD)種族:長耳族 金髪を縦ロールにした長耳族の女戦士。「竜道のエリナリーゼ」と呼ばれている。 「定期的に男性の精をあびないと死ぬ」という呪いに犯されているため、フリーの男性を見境なく食い漁る。近しい関係にある複数人と同時に関係を持つこともあるが、気遣いのできる性格で刃傷沙汰まで発展することはめったにない。 真空波を発生させるエストックと、衝撃を緩和させるバックラーの2つの魔力付加品を使い、攻撃力は低いが俊敏な動きで堅実な前衛を務める。ラノア魔法大学で初級水魔術を覚え、戦術に組み込んでいる。 パウロのことは「顔も見たくない」「何を言っても許さない」とメンバーで最も嫌っていて、フィットア領転移事件で行方不明になったゼニスたちを探す際もパウロには何も伝えずロキシー、タルハンドと共に魔大陸の捜索に行った。 魔界大帝キシリカによってパウロの家族の所在が分かり、ミリス神聖国のパウロに伝えに行くロキシーたちと別れて海人族の船で中央大陸北部のルーデウスのもとへ向かう。ルーデウスと合流後はパウロに会いたくなかったので推薦状が来たラノア魔法大学に入学することをルーデウスに勧め、自分もラノア魔法大学に入学。そこでクリフに告白されて、その情熱に絆される形で交際を始めた。 実はシルフィエットの祖母で面識はなかったが、一目みてシルフィエットが孫か曾孫だと気づいた。呪い 身体に貯めた魔力を男性の精を受けることで魔力結晶へと変える 迷宮に捕らわれたことでかけられた呪い。体の中に魔力がたまり、男性の精を受けることで小さな丸い魔力結晶に変える。もし男性の精を受けなければ、魔力が肥大化しすぎて死んでしまう。クリフの作った外部から魔力を送って体内の魔力を相殺する魔道具で緩和することができる。 厳しき大峰のタルハンド 声 - 大塚芳忠 / 三宅健太(ドラマCD)種族:炭鉱族 長い髭を蓄えた炭鉱族の老魔術師。酒好きの男色家。 鈍足で機敏性が皆無に近いため頑丈な鎧を着こむことで、敵の攻撃を受けながら魔術を使えるようにしている。戦闘では前衛・後衛を臨機応変に立ち回る。 エリナリーゼとはことあるごとに憎まれ口を叩き合っているが、お互い嫌っているわけではなくそこそこ仲はいい。パウロのことは嫌いで、フィットア領転移事件で行方不明になったゼニスたちを探す際もパウロには何も伝えずロキシー、エリナリーゼと共に魔大陸の捜索に行った。 魔界大帝キシリカによってパウロの家族の所在が分かり、船酔いするため海人族の船で中央大陸北部にいるルーデウスのもとへ行く役目をエリナリーゼに譲り、ロキシーと共にミリス神聖国のパウロと合流しゼニスのいるペガリット大陸に向かう。 ギース・ヌーカディア 声 - 上田燿司/千葉繁(ドラマCD)種族:魔族(ヌカ族) 猿のような魔族「ヌカ族」のシーフ。ヌカ族最後の生き残り。ギャンブル好きで独自の「ジンクス」をいくつも持つ。 飄々とした態度で気さくに振る舞うが、エリナリーゼによるとルーデウスの前では大人ぶっているらしく、交渉に失敗して悪態をつくことも珍しくないらしい。 「なんでもできる」と自称し、情報収集、罠の解除、野宿料理、脱獄、商人との交渉、素材の選別・剥ぎ取りなど冒険者に必要な雑務を高水準で行える。ただし、剣も魔術も使えず戦闘能力は皆無で、黒狼の牙が解散した後は1人で冒険者はできず、他のパーティにも入れなかったので冒険者をほぼ廃業してギャンブラーとして生活する。 パーティ解散によって冒険者を廃業したことからパウロには一番自分を恨んでいてもおかしくないと思われているが、メンバーで唯一パウロのことを悪く言っていないため心情は不明。 フィットア領転移事件で行方不明になったパウロの家族を探し、大森林の各種族に被災者を見つけたら捜索団のもとまで送って欲しいと頼んで回っていた。ドルディア族の村に人族の子どもが捕まったと聞き、同じ牢屋に入れてもらえるように仕組みルーデウスを見つける。ルーデウスたちに同行しミリス神聖国で別れるが、パウロとルーデウスの喧嘩を知ってパウロを諭し2人を和解させる。
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