防衛庁戦史研究室特命調査班(戦史研)
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「狂科学ハンターREI」の記事における「防衛庁戦史研究室特命調査班(戦史研)」の解説
扇 桜(おうぎ さくら) 戦史研において若年ながら前線に立つ少女。自衛隊上での階級は、いちおう三佐という事になっている。 ただし見た目は中学生と言っても良い小柄さに加えて童顔、ショートのボブカットに、桜色のジャケットと黒のスパッツを愛用する。身長146cm、スリーサイズは87-53-89のトランジスタグラマー。二人姉妹の長女で、体型的にも性格的にも全く正反対の妹である桃がいる。 五色の飛剣を操り、五行風水の理を御する風水具現化の法を武器とし、物体の破壊やかく乱、支援を得意とする反面、接近戦や直接的な戦闘は苦手。 立場上、玲とは共闘することもあれば敵対することもあるが、本人は「玲くん」と気軽に彼のことを呼び、極力敵対は避けている。作中では最終巻まで描かれなかったが、玲とは相思相愛の様子。 良くも悪くも天真爛漫な性格で、シリーズ当初は望月室長に対して「おもしろけりゃいいんです」と発言するなど、若干任務意識的なものが抜けていた。 月形 剛史(つきがた たけし) 戦史研随一の剛の者で、桜とペアを組む怪力無双の偉丈夫。身長190cm、体重160kgの巨漢。 玲や桜のような飛び道具は扱わないが、持ち前の馬鹿力に加え、念力の一種である接触念動力と呼ばれる能力を持つ。その力は「触れたものであればどんな強固な物体でも破壊する」と豪語し、作中では90式戦車を破壊した罰で3か月の減俸処分を受けていた。 玲とは立場上折り合いが悪く、事ある毎に「あのガキ、ぶっ殺してやる!」と息巻いているが、結局うやむやのうちに共闘することが多い。 戦史研に入る前は警官であり、F兵器(人造人間)に対してすら現行犯の罪状を読み上げた上で投降の意思を確認するという、ややお茶目な面も(本人いわく「コレをやらんと落ち着かん」)。 主役級の扱いのはずなのだが、シリーズを通して裏方だったり、一人別行動をとっていたりといまいち存在感が薄い。桜の食事代を肩代わりしたり、戦史研メンバーが死亡したと言う偽情報に激怒したりと、義と情には厚い。 元々の作者のプロット案では、玲と組んで戦史研で戦う相棒だったとの事。 望月 千代(もちづき ちよ) 防衛庁自衛隊戦史研究室を指揮する室長。見た目は70近い老女だが、年齢に関係なく異性を惹き付ける摩訶不思議な女性。 桜や月形の直接の上司であり、血気盛んな二人を上手くコントロールする。 藤波 響(ふじなみ ひびき) 戦史研の一員で、桜の喧嘩友達。桜とは顔を付き合わせると口喧嘩が始まるが、お互いに「コミュニケーション」と認識している。 同じ戦史研メンバーの梶とは恋人同士。正面から戦うような戦力ではないが、望月の弟子の一人でもあり、呪術による後方支援などで月形・扇らをサポートする。 梶 健吾(かじ けんご) 戦史研の主要メンバー内では唯一、現代科学によるサポートをメインとする科学者。 戦史研に籍を置く身として、異端科学であっても「科学」と捉えるが、望月や響の呪術や桜の風水具現化といった能力は実在を認めるものの理解しかねている様子。 向井 昭吾(むかい しょうご) 防衛庁自衛隊戦史研究室の嘱託顧問。「向井提督」と(略して「提督」とも)通称される。戦時中においては旧帝国海軍技術研究所において技術中将の身にあった人物で、旧軍が内地において生み出した狂科学の遺産について詳しく、その知識のために顧問として迎えられている。戦時中にチョロまかした狂科学の影響で実年齢100歳以上にもかかわらず60歳代にしか見えない。 千代以外で戦史研メンバーににらみを利かせる事が出来る人物であるはずなのだが、本人がはめを外しているためいまいち威厳に欠ける人物。『EX1』では敗戦寸前のどさくさの果てにヤケクソで作り上げた上でバレないように隠匿した(開発がバレて敗戦の責任をひっかぶるのを恐れたため)バカ兵器の処理を桜と玲に依頼する。
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