部隊概要とは? わかりやすく解説

部隊概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 23:49 UTC 版)

国際消防救助隊」の記事における「部隊概要」の解説

国際消防救助隊は各消防本部特別救助隊特別高度救助隊などから選抜され隊員により編成され隊員多く特別な訓練を受け、電磁波人命探査装置など高度救助資機材にも精通している。東京消防庁消防救助機動部隊ハイパーレスキュー)を中心に編成される場合多く、他の消防本部当番制であるのに対し東京消防庁のみは常時派遣可能な体制とっている。 同部隊海外大規模災害発生時に被災国の要請受けた政府国際協力機構JICA)の調整の下に編成される国際緊急援助隊救助チーム一員として被災国に派遣され捜索救助にあたる。なお、救助チームとして直接救援活動従事するほかにも、国際緊急援助隊専門家チームとして被災地情報収集防災関係者への救助技術指導等にあたる場合もある。 同隊のシンボルは、緑色地球儀背景に略称である「JF IRT」、下方に”握手する二つの手”の描かれワッペンである。略称のIRTから「愛ある手」とも呼ばれている。しかし、国際緊急援助隊の派遣に関する法律施行に伴い、現在は国際消防救助隊国際緊急援助隊救助チーム一員として消防・警察海保混成チーム活動する事や派遣に対して国際協力機構から活動服支給されるために実際に現地活動する際はIRTワッペンではなく国際緊急援助隊青色背景日本国旗と「Japan Disaster Relief Team JDRと書かれているのがワッペン付けている。 なお、国際緊急援助隊救助チーム2010年国連人道問題調整事務所主催する国際都市捜索救助チーム能力評価において、最高レベル救助能力評価である「ヘビー級チーム」の認定受けた

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部隊概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 04:22 UTC 版)

消防救助機動部隊」の記事における「部隊概要」の解説

大規模災害のみに出動するわけではなく通常は他の救助隊同様に一般災害出場して救出救助活動行っている。 都内救助活動加えて国内大規模災害発生した際には緊急消防援助隊海外大規模災害発生した際には国際緊急援助隊救助チーム国際消防救助隊IRT)として派遣する体制を常にとっており、東京消防庁派遣隊員は同部隊中心人選になる事が多い。 国際消防救助隊IRT)については当番消防本部から派遣されるが同部隊のみは常に派遣する体制である。 隊員特殊な状況下での救出想定し技能講習修了しホイールローダーパワーショベルなどの大型重機 や、ダイヤモンドカッター災害現場で行方不明者探査するファイバースコープ電磁波人命探査装置シリウス」、画像探査装置ボーカメ)など、様々な高度救助資機材使用する救助支障をきたす障害物があればコンクリート破砕器作業主任者有資格者によるコンクリート破砕器使った爆破まで行う事も可能。 隊員任務によって機動救助隊機動救急救援隊機動特科隊機動科学隊分けられている。 第八消防方面本部消防救助機動部隊は、立川広域防災基地内に配置されており、航空救助連携隊として同じく所在する東京消防庁航空隊ヘリコプター連携した救助救急活動にも対応している。そのために山岳救助出場する機会も多い。なお、第八本部以外の消防救助機動部隊全部隊が航空連携降下指定隊及び機動航空連携隊として航空隊ヘリコプター連携した救助救急活動にも対応している2016年には航空隊に空からの救助専門に行う航空消防救助機動部隊(エアハイパーレスキュー)を創設し高層建物火災孤立地域での救助活動対応する第三消防方面本部第九消防方面本部NBC災害対応部隊であり隊員のほとんどが化学災害などの資格者であり、第六消防方面本部においては水難救助隊資格者配置し都市型大規模水害やスイフトウォーターレスキュー(急流救助)など水面上の水難救助活動担当している。山岳地域管轄する第九消防方面本部もスイフトウォーターレスキューを担当している。 各隊JPTEC受講し特定行為訓練受けた救急救命士配置することで、医療機関搬送する以前可能な限り救急処置行い傷病者早期社会復帰できるよう考慮している。大規模災害時には膨張テント建てて応急救護所を設置する上記のように救助支障がある障害物に対して重機などによる除去開拓から、応急救護所を設置して多数負傷者応急処置を施すまで一連の流れをすべて行え自己完結型の部隊である。 2004年発生した新潟県中越地震では、緊急消防援助隊として派遣され崩落現場において埋没車両から地震発生から92時間後に、生存者当時2歳幼児)を救出した。この活躍によりハイパーレスキュー一躍有名になった。 総務省消防庁は、新潟県中越地震JR福知山線脱線事故などの教訓や、新潟県中越地震での消防救助機動部隊活躍から、消防救助機動部隊同様な高度な救出救助能力と装備を持つ部隊全国的に必要と考え2006年4月1日全国中核市消防本部等に「高度救助隊」を、特別区(東京都該当)及び政令指定都市消防本部等に「特別高度救助隊」を整備する事を決定した東京都設置基準のために消防救助機動部隊特別高度救助隊位置付けとなる)。全国版ハイパーレスキュー隊と言える。 各消防局消防救助機動部隊参考したためにこれらの部隊には「スーパーレスキュー」や、「ハイパーレスキュー隊」などの通称名付けられている。名古屋市消防局特別消防隊名古屋市特別高度救助隊)、北九州市広島市浜松市岡山市消防局特別高度救助隊通称名消防救助機動部隊と同じ「ハイパーレスキュー」である。 2011年発生した東北地方太平洋沖地震に伴う東日本大震災では被害甚大であった宮城県気仙沼市岩手県陸前高田市などで消火捜索・救助活動行ったほか、地元消防本部からの要請千葉県市原市コンビナート火災政府からの要請福島第一原子力発電所事故冷却機能が失われた使用済み核燃料プールへの放水活動行った(ともに最終的に緊急消防援助隊として活動)。派遣撤退後福島原発屈折放水塔車や特殊災害対応車、スーパーポンパーなどの車両東電寄付している。 東京消防庁の特別救助隊レスキュー隊)はオレンジ色(橙色)の活動服救助服)の左肩と救助車ホース筒先囲まれスイス救助犬として活躍したセントバーナード犬バリー号が描かれ青色紋章付けているのに対して消防救助機動部隊オレンジ色の(救助服)と救助車には重機意味するフック付きワイヤー囲まれセントバーナード描かれゴールド紋章付けられている。 ただしNBC災害対応する第三方面及び第九方面本部消防救助機動部隊場合オレンジ色活動服左肩のセントバーナード紋章は他の消防救助機動部隊と同じであるが車両紋章化学防護衣セントバーナード描かれ紋章となる。これにより特別救助隊消防救助機動部隊見分けがつく。 消防救助機動部隊ベテラン隊員中心に選抜されているために平均年齢30代半ば特別救助隊比べて高い。 航空消防救助機動部隊(エアハイパーレスキュー)の詳細について航空消防救助機動部隊参照

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