部隊の単位とは? わかりやすく解説

部隊の単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 23:17 UTC 版)

陸上自衛隊」の記事における「部隊の単位」の解説

師団標準的な編制図。 旅団標準的な編制図。 普通科連隊標準的な編制図。 普通科小銃小隊標準的な編制図。 陸上自衛隊における部隊の単位は、自衛隊法施行令及び陸上自衛隊部隊組織及び編成に関する訓令等によって、次のように規定されている。 方面隊方面総監陸将指定職5号方面総監部2 - 4個の師団または旅団、およびその他の直轄部隊からなる師団師団長陸将指定職2号または1号師団司令部普通科連隊3コ、戦車連隊大隊)、特科連隊特科隊)、後方支援連隊などからなる実質的な規模旅団程度 旅団旅団長陸将補(一)構成師団準じており、旅団司令部普通科連隊(軽)3コ、特科隊、後方支援隊などからなる実質的な規模連隊ないし連隊戦闘団程度。 団:団長陸将補(二)または1等陸佐(一)団本部及び数個連隊、群、大隊又は隊等からなる方面混成団特科団、高射特科団施設団通信団富士教導団及び開発実験団がある。 連隊連隊長1等陸佐(二)連隊本部および数個大隊または中隊からなる。 群:群長は1等陸佐(二若しくは三)群本部および数個大隊または中隊からなる大隊大隊長2等陸佐駐屯地司令兼務する場合限り1佐(三)充てられる)大隊本部および数個中隊からなる中隊中隊長3等陸佐または1等陸尉中隊本部および数個小隊からなる小隊小隊長1等陸尉から3等陸尉小隊本部および数個分隊または班からなる。 班:班長2等陸曹または3等陸曹数個の組からなる10程度構成される分隊分隊長2等陸曹または3等陸曹数個の組または4 - 8程度分隊からなる。 組:組長3等陸曹陸士長または1等陸士2 - 4程度組員からなる。 隊:規模は様々であり、連隊よりも大規模だが団とするには小規模なもの(西部方面特科隊北部方面施設隊)や連隊縮小され成立したもの(第1特科隊など)から中隊当のものなど、多岐に亙っている。基本的には、師団旅団内に置かれている隊(偵察隊特科隊、航空隊後方支援隊、化学防護隊及び音楽隊。但し司令部付隊及び後方支援連隊又は後方支援隷下の隊は冠称番号がない)は師団又は旅団番号冠称している。他方独立部隊場合部隊番号1・2のものは連隊相当、100番台のものは大隊相当、300番台のものは中隊相当とされるまた、○○方面○○隊」のような命名もある。自衛官服務規則及び陸上自衛官服務細則においては指揮者のいる2名以上の集団を隊と定義している。 (コア部隊):基幹要員常備自衛官構成され主力訓練災害派遣または防衛出動等で招集される即応予備自衛官からなる

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部隊の単位

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 05:24 UTC 版)

軍隊の編制」の記事における「部隊の単位」の解説

近代陸軍の部隊の単位は、以下の通りである。小隊複数分隊構成され中隊複数小隊構成され……と階層構造をなす。詳細それぞれの単位ごとの項目を参照のこと。 軍(army) - 軍団army corps) - 師団division) - 旅団brigade) - 連隊(regiment) - 大隊battalion, squadron) - 中隊company, battery, troop) - 小隊platoon) - 分隊(又は班)(squad) - 班(又は組)(team) - 組(fire team20世紀には、旅団 - 連隊 - 大隊のうちのどれかを省く編制広まった旅団がなく連隊師団隷下アメリカ海兵隊ロシア陸軍ロシア空挺軍など。連隊がなく大隊旅団隷下アメリカ陸軍ドイツ連邦陸軍など。大隊がなく中隊連隊隷下フランス陸軍陸上自衛隊など)。 シンボル名称人数従属部指揮官XXXXXX 総軍 多数10万以上) 複数師団上の部隊 元帥から大将 XXXXX 軍集団 2~4個の軍 XXXX50,000から60,000ないしはそれ以上 2~4個の軍団又は師団 元帥から中将ここから上は「司令官」と呼ばれる XXX 軍団 30,000以上 2~4個の師団 大将又は中将 XX 師団 10,000から20,000 2~4個の旅団又は連隊 中将又は少将 X 旅団 2,000から5,000 2~4個の連隊又は大隊 少将又は准将又は大佐 III 連隊 500から5,000 2~4個の大隊又は複数中隊 大佐又は中佐 II 大隊 300から1,000 2~4個の中隊 中佐又は少佐 I 中隊 60から250 3~4個の小隊 少佐から中尉 ••• 小隊 30から60 2~3個の分隊 中尉から軍曹 ••または• 分隊(又は班) 8から12 なし。複数の組に分けられる場合もある 軍曹から兵長 Ø 班(又は組) 4から6 伍長から一等兵 なし 組 1から6 なし 小隊または中隊より上の単位は、「司令部」または「本部」と呼ばれる指揮専門の小単位編制内に有することが多い。また、歩兵部隊場合は、歩兵連隊の「歩兵砲中隊のような火力支援担当の小単位有することが多い。 戦争遂行上、これらの部隊単位は、大きく戦略単位作戦単位戦術単位分けられる第二次世界大戦前後までは、技術的教義問題によって指揮統制十分に細密化されていなかったことから作戦単位という概念薄く師団より上の階梯戦略単位旅団より下の階梯戦術単位として扱うことが多かったその後通信技術戦闘教義洗練され、また限定戦争状況への対処が再び重視されるようになったことから、作戦単位という概念が再創出された。 戦略・作戦単位には、後方支援のために必要な人員装備備わっており、単体完結している。戦術単位は、通常一つ主力兵科編成されており、上級部隊配属されてその一部となって補給賄うか、必要な人員装備補ってもらうか(増強連隊イギリス)や混成旅団戦闘団アメリカ)など)しないと、能力継続的に発揮できない戦略・作戦戦術単位区分流動的であり、時代や国によって多様である。現代アメリカ軍においては戦略単位として軍が、作戦単位として軍団師団が、戦術単位として旅団戦闘団設置されている。 戦略単位は、平時には存在しない場合があり、作戦必要に応じて自在に部隊編成する。このレベルでは各国ごとの呼び方違い大きい。第二次世界大戦当時には、旧日本陸軍には軍団がなく、軍の上方面軍area army)、総軍general army)、ソ連戦線front東部戦線などの用語との混同を防ぐため『方面軍』とも訳される)、アメリカ軍集団army group)、またドイツ軍集団総軍などがあった。 また、伝統的なこれらの単位以外にも、より柔軟な部隊編制として、集団(「軍集団」ではない。「軍」は冠されない)や群および隊などがある。

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