普通科連隊
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普通科連隊は、第1から第52普通科連隊まで(欠番あり)が置かれている。普通科部隊。各師団および旅団および方面混成団に置かれる。任務に応じ普通科連隊を基幹として、各師団および旅団の特科部隊や兵站部隊等を組み合わせ戦闘団を臨時編成する。
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普通科連隊
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「普通科 (陸上自衛隊)」の記事における「普通科連隊」の解説
普通科連隊の標準的な編制図 小銃小隊の標準的な編制図 普通科連隊は、師団・方面混成団における最大規模の普通科部隊であり、通常、もっとも標準的な戦術単位として運用される。指揮官たる連隊長には、1等陸佐(二)が補せられる。1962年以前の管区隊編制時は、3個小銃中隊、1個重火器中隊から成る普通科大隊3個と重迫撃砲中隊と戦車中隊各1個で編成されていた。 師団タイプの普通科連隊を構成する部隊は下記のとおりである。なお、師団隷下の普通科連隊はその編制上、対応可能な能力に応じて「甲」と「乙」に分割される。甲編制には、4個普通科中隊・重迫中隊・対戦車中隊を基幹とするものと、6個普通科中隊と重迫中隊を基幹とするものがあり、前者は現在存在せず、後者は第7師団隷下の普通科連隊がこれにあたる。乙編制は対戦車中隊を省くもので、上記部隊をのぞくすべての普通科連隊が該当する。なお、政経中枢型師団の隷下部隊はいずれも5個普通科中隊基幹となっている。1995年時点の乙編制第32普通科連隊の場合、各中隊の定数は、本部管理中隊が212名、普通科中隊が195名、重迫撃砲中隊が143名であった。方面混成団隷下の普通科連隊においても重迫中隊を隷下に編制する部隊はこちらに該当する。 かつて高機動車が配備される以前までは本部管理中隊に輸送小隊が編成され、隷下の普通科中隊小銃小隊の輸送を担当していたが、普通科中隊に高機動車が導入され車両化されると廃止され、要員は連隊隷下の各中隊や師団輸送隊等へ異動となっている。輸送小隊には主に73式小型トラック8両(連隊長・幕僚等輸送用)と73式大型トラック10両程度が配備され、野営や演習等ではそれぞれ小銃小隊等に配備され、輸送業務を担当していた。 以前は各連隊の第4中隊を教育中隊へ特化していたが、順次整理され現在のコア部隊は各方面混成団の部隊となっている。 本部管理中隊 本部班 情報小隊 施設作業小隊 通信小隊 衛生小隊(一部小規模部隊で駐屯地業務隊衛生科と業務を兼務している場合がある。) 補給小隊(編成する場合は連隊本部第4科の要員所属先として編成される。) 対戦車小隊 普通科中隊(4-6個) 総合近代化(機甲型)師団は6個中隊で隷下に対戦車小隊は保有せず、政経中枢型師団は5個中隊、その他の師団は4個中隊を基幹とする。本部班 小銃小隊(3-4個) 迫撃砲小隊(L16 81mm 迫撃砲を装備) 対戦車小隊(87式対戦車誘導弾を装備、一部には79式対舟艇対戦車誘導弾を装備している部隊も存在。ただし、中距離多目的誘導弾の導入により連隊本部管理中隊隷下へ統合整理縮小された部隊も存在する。) 重迫撃砲中隊 普通科連隊に対して間接照準による直掩火力を提供する。第1師団では政経中枢師団への改編に伴い平成13年度末に一度廃止されたが、平成22年度末に再編成された。本部班 重迫撃砲小隊(4個)(120mm迫撃砲 RTを装備する。) 前進観測班(FO) 対戦車中隊 79式対舟艇対戦車誘導弾・中距離多目的誘導弾を装備し、連隊に対して対戦車火力を提供していた。第2師団では師団直轄の対舟艇対戦車中隊を編成するため、平成22年度末で隷下普通科連隊の対戦車中隊を廃止した。第10師団隷下の普通科連隊は2014年(平成26年)3月、第8師団隷下の普通科連隊は2018年(平成30年)3月に廃止されている。 一方、2018年(平成30年)3月に新編した水陸機動連隊には中距離多目的誘導弾装備の対戦車中隊を編成している。本部班 対戦車小隊(4個) 教育隊 詳細は「教育隊」を参照
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普通科連隊(軽)
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「普通科 (陸上自衛隊)」の記事における「普通科連隊(軽)」の解説
普通科連隊(軽)は、旅団における最大規模の普通科部隊であり、通常、もっとも標準的な戦術単位として運用される。平成8~12年度中期防で発動された旅団化改編において新設された新しい部隊編制であり、連隊長としては1等陸佐(三)が補せられるが、戦闘序列上は、師団隷下の普通科連隊と同列に置かれている。 普通科連隊(軽)は、基本的に師団隷下の普通科連隊のコンパクト版とされている。師団隷下の普通科連隊と比べて、 連隊長は、同じ1等陸佐のなかでも1区分低い1等陸佐(三)とする。 3個普通科中隊を基幹とする。(中隊所属人員は通常の師団隷下普通科連隊よりは比較的増員された状態。) 重迫撃砲中隊を編組せず、かわって本部管理中隊内に4個射撃分隊を有する重迫撃砲小隊を設置する(例外として第14旅団第50普通科連隊は重迫撃砲中隊を有する。機動旅団への改編時に新編され編合された。) などの差異があり、これにより定員は650名に減少している。 また、旅団隷下の連隊のほかにも、陸上総隊直轄の中央即応連隊、西部方面隊直轄の西部方面普通科連隊(2018年3月廃止)、水陸機動団の水陸機動連隊も、普通科連隊(軽)に準じた編制を採用している。 なお、当初は方面混成団にも普通科連隊(軽)が存在したが、現在、方面混成団の普通科連隊はすべて4個中隊基幹(一部5個中隊基幹)・重迫撃砲中隊編成となっている。
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