第52普通科連隊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 第52普通科連隊の意味・解説 

第52普通科連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/02 04:36 UTC 版)

第52普通科連隊
創設 2011年(平成23年)4月22日
所属政体 日本
所属組織 陸上自衛隊
編制単位 連隊
兵科 普通科
兵種/任務 コア部隊
所在地 北海道 札幌市 南区
編成地 真駒内
上級単位 北部方面混成団
担当地域 北海道
テンプレートを表示

第52普通科連隊(だいごじゅうにふつうかれんたい、JGSDF 52nd Infantry Regiment)は、陸上自衛隊真駒内駐屯地北海道札幌市南区)に連隊本部が駐屯する北部方面混成団隷下の普通科連隊である。

概要

連隊長は1等陸佐(二)が充てられ、連隊本部、本部管理中隊、4個の普通科中隊および重迫撃砲中隊で編成される。陸上自衛隊の「普通科連隊」で最も新しく、かつ、北部方面隊で唯一のコア部隊である[1]

道内の即応予備自衛官の招集訓練を担当するため第2普通科中隊が旭川駐屯地に、第3普通科中隊が帯広駐屯地に駐屯しており[1]、即応予備自衛官の出頭訓練は、真駒内駐屯地、北恵庭駐屯地および東千歳駐屯地(主に道央)、旭川駐屯地および滝川駐屯地(主に道北近隣)、帯広駐屯地および美幌駐屯地(主に道東)、函館駐屯地(主に道南)で行われる。

沿革

  • 2011年(平成23年)4月22日:第52普通科連隊が普通科連隊(軽)として真駒内駐屯地において編成完結。
  1. 連隊本部、本部管理中隊、第1普通科中隊を真駒内駐屯地に新編。
  2. 第2普通科中隊を旭川駐屯地に新編。
  3. 第3普通科中隊を帯広駐屯地に新編。
  • 2014年(平成26年)3月26日:第4普通科中隊および重迫撃砲中隊が真駒内駐屯地に新編[注釈 1]
  • 2019年(平成31年)3月26日:北部方面後方支援隊の改編に伴い、即応予備自衛官の一部(100名)を第102弾薬大隊(北千歳駐屯地)および第104補給大隊(島松駐屯地)に異任[1]

部隊編成

( )内は駐屯地

  • 第52普通科連隊本部(真駒内駐屯地)
  • 本部管理中隊「52普-本」(真駒内駐屯地)- 旭川駐屯地および帯広駐屯地で主に道北および道東の即応予備自衛官の訓練を担任。
  • 第1普通科中隊「52普-1」(真駒内駐屯地)- 装甲車化中隊で96式装輪装甲車(WAPC)装備。真駒内駐屯地および函館駐屯地で主に道央と道南の即応予備自衛官の訓練を担任。
  • 第2普通科中隊「52普-2」(旭川駐屯地) - 高機動車化中隊。旭川駐屯地および滝川駐屯地で主に道北近隣の即応予備自衛官の訓練を担任。
  • 第3普通科中隊「52普-3」(帯広駐屯地)- 高機動車化中隊。帯広駐屯地および美幌駐屯地で主に道東の即応予備自衛官の訓練を担任。
  • 第4普通科中隊「52普-4」(真駒内駐屯地)- 高機動車化中隊。北恵庭駐屯地で主に道央の即応予備自衛官の訓練を担任。
  • 重迫撃砲中隊「52普-重」(真駒内駐屯地)- 東千歳駐屯地で主に道央の即応予備自衛官の訓練を担任。

整備支援部隊

  • 北部方面後方支援隊第303普通科直接支援隊「303普直支」(真駒内駐屯地):2011年(平成23年)4月22日から2014年(平成26年)3月25日までの間。
  • 北部方面後方支援隊第305普通科直接支援中隊「305普直支」(真駒内駐屯地):2014年(平成26年)3月26日から

連隊長

官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第52普通科連隊長 1等陸佐(二) 加々尾哲郎 2024年08月01日 部隊訓練評価隊
歴代の第52普通科連隊長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 櫻井正人 2011年04月22日 - 2012年12月03日 北部方面教育連隊 北部方面総監部
02 牧野正美 2012年12月04日 - 2014年03月22日 陸上自衛隊高等工科学校教育部長 北部方面総監部付
03 今村浩喜 2014年03月23日 - 2016年03月22日 西部方面総監部総務部総務課長 西部方面総監部監察官
04 末吉平興 2016年03月23日 - 2018年07月31日 陸上自衛隊九州補給処装備計画部
企画課長
西部方面総監部監察官
05 坂口浩一郎 2018年08月01日 - 2020年12月21日 第1師団司令部監察官 北部方面総監部監察官
06 今井俊典 2020年12月22日 - 2022年07月31日 陸上自衛隊輸送学校副校長
兼 企画室長
退職(陸将補昇任)[2]
07 早崎和寿 2022年08月01日 - 2024年07月04日 自衛隊札幌病院総務部長 北部方面総監部付
08 加々尾哲郎 2024年08月01日 - 部隊訓練評価隊

主要装備

脚注

注釈

  1. ^ 第7師団のフル化に伴う即応予備自衛官招集訓練終了により、第73戦車連隊等の第7師団が管理していた即応予備自衛官を引き継ぐため増強改編され、第4普通科中隊と重迫撃砲中隊が新編され6個中隊編成となった[1]。この改編により支援の規模が大きくなったため整備支援部隊も増強され第303普通科直接支援隊が第305普通科直接支援中隊に改編された。

出典

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第52普通科連隊」の関連用語

第52普通科連隊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第52普通科連隊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの第52普通科連隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS