ローマの民会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/07 15:04 UTC 版)
詳細は「民会 (ローマ)」を参照 クリア民会 王政ローマの時代から存在していた最も古い民会で、貴族(パトリキ)のみが参加できる。徐々に権限は縮小し、共和制期には限定的な決定しかできなかった。 ケントゥリア民会(兵員会) 全ローマ市民に参加権利がある。投票権は個人ではなく193のケントゥリア(ローマ軍団の部隊の単位)にある。全市民を財産に応じて6つの階級に分け、上の階級により強い権限があったため、貧しい階層の意見はほとんど反映されなかった。法案決定権や、執政官など主要官職の選出権があった。 プレブス民会(平民会) 平民(プレブス)のみが参加権利があり、投票権は1人1票であり平等にあった。当初は2名の護民官の選出権のみを有したが、後にホルテンシウス法により法案決定権を持った。 トリブス民会(市民会) 全ローマ市民に参加権利があり、かつ平等であったが、投票権は個人でなく、各選挙区単位にあった。一部の官職の選出権を持った。文献によっては上述のプレブス民会と混同している例が見られ、注意する必要がある。
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