警視庁・総合事犯対応係(仮称)
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「スペシャリスト (テレビドラマ)」の記事における「警視庁・総合事犯対応係(仮称)」の解説
宅間善人(たくま よしと)〈38〉 演 - 草彅剛 経歴:京都府警察本部警務部広報課 → 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係(第1作 - 第4作) → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)(連続ドラマ) 「犯罪者の心を知り尽くしたスペシャリスト」。 階級は巡査部長。元は広報課に勤める事務職の警察官だったが、10年前に殺人未遂容疑で逮捕。懲役15年の実刑判決を受け滋賀中央刑務所に服役する(後に冤罪だと判明し、出所する)。服役の間に全受刑者の犯罪の技能・手口・心理状態などをデータベース化して記憶し、犯罪に精通したスペシャリストとも言える能力を得た。当時の受刑者番号は244番。 常に飄々とした態度であり、自らの感情を正直に伝える事をしない。いち早く重要な情報に気が付いても、それを他のメンバーに伝えようとはせず、伝える場合でも、服役していた頃の知人を引き合いにしたたとえ話を用いて遠回しに言う事が多い。 インドア派らしく、特別捜査係の他の面子が現場に向かっている時でも一人オフィスのソファーで寝ている。そのくせ現場にも行かずに事件を解決に導いてしまうなど、勤務態度に不釣り合いな功績を数多く挙げている。 出所後すぐ特別捜査係への配属を言い渡される。その時すでに上層部の思惑に気付いてはいたが、仕事の条件は悪くなかったため、快く受け入れた。警視庁に異動するまで姉小路小枝の下宿の2階に部屋を借りて住んでいた。 連続ドラマ版から滝道の計らいにより警視庁に異動、第1話で捜査中の事件に巻き込まれて10か月服役した後、総合事犯対応係(仮称)に配属される。滝道から武藤の会話を録音したUSBメモリーを受け取ったことに始まり、よその部署から取り寄せた過去に起こった事件のファイルなどから「我々」について探っている。 決め台詞は「分かるんですよ、だって10年入ってましたから」(前述の通り、第1話で捜査中の事件に巻き込まれて10か月服役したため、以後「分かるんですよ、だって10年10か月入ってましたから」に変わった)。 犯罪者達の離反によって空中分解した「我々」の「『我々』に関わる全てを抹殺する」という目的に巻き込まれる形で、「我々」にスカウトされた犯罪者・武藤により、前述の冤罪による10年間の服役を強いられた。逮捕された当初は、誰も手が付けられないほど感情的になっていたが、服役中に「自分を感情的に行動させて廃人にする事が、自分を冤罪に陥れた者達(「我々」)の狙いだ」と気づき、以後は自分の感情を率直に表さないようにしていた。 服役直後に法彦が生まれ父親になった事から、連続ドラマ第6話で渡辺麗香の息子・仁に親の思いについて語っている。 連続ドラマ第8話で美也子に会った後、彼女が「我々」にスカウトされた犯罪者・小池智英に毒入りの水を飲まされ危篤状態に陥った際に一時取り乱したが、彼と対峙した時には「殺したい、でも殺さない。刑事だから」と冷静に努め逮捕しようとした。 この直後の状況が誤解されて捜査一課に追われる事となるが、それを逆手に取って、自らの経験を生かしたゲームをネットに流し、真犯人をいぶり出した。 姉小路千波(あねこうじ ちなみ)〈48〉 演 - 南果歩 経歴:京都府警察本部刑事部捜査第一課 → 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係 主任(第1作 - 第4作) → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称) 主任(連続ドラマ) 刑事の仕事に強い誇りを持つ「被害者の心に寄り添うスペシャリスト」。 階級は警部補。警察官だった夫の竹彦を事件で亡くしてからは、娘の茜を女手一つで育てている。 捜査一課では女性ということで捜査の最前線に立つことが出来なかったが、特別捜査係に移ってからは宅間とコンビを組むことになる。 第4作で高倉本部長から警察学校教官のポストを打診されるも、宅間の身を案じて断った。 連続ドラマ第1話で事件に巻き込まれた宅間を救うために協力し、事件後は滝道の計らいで総合事犯対応係(仮称)に配属される。その際、茜と小枝を京都に残し単身赴任した。 宅間の能力を信頼している一方で、その能力が、彼自身を「犯罪者」へと変えてしまうのではないかと不安を感じている。 京都にいた時は関西弁を話していたが、東京に来てからは標準語で話すようにしている模様(小枝の前では関西弁に戻っている)。 松原唯子(まつばら ゆいこ)〈29〉 演 - 芦名星 経歴:京都府警察本部刑事部捜査第二課 → 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係(第1作 - 第4作) → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)(連続ドラマ) 階級は巡査部長。京大出身で数か国語も話せる才女だが、その隙の無さが仇となり、コンビを組む相手がいなかった。 連続ドラマ第1話で事件に巻き込まれた宅間を救うために協力し、事件後は滝道の計らいで総合事犯対応係(仮称)に配属される。 我妻真里亜(あづま まりあ) 演 - 夏菜(連続ドラマ) 経歴:警視庁刑事部総務課 → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)(連続ドラマ) 階級は巡査。現警察庁長官の白河を伯父にもつ。父親の我妻公昭は10年前に爆発事故で死亡したと思われていた。 総合事犯対応係(仮称)に異動し、宅間とコンビを組むことになる。 宅間がよその部署から取り寄せた過去に起こった事件のファイルの中に父親の事件の資料を見つけて、かつての自分の家庭教師で城明予備校の事務員である丹羽奈津美に会いに行くが、正体を現した彼女によって監禁される。事件解決後、公昭の葬儀の後に私的に訪ねてきた白河から「公昭君は『我々』の事を調べていなかったか」と問われた事を、姉小路に打ち明けた。 堀川耕平(ほりかわ こうへい)〈33〉 演 - 平岡祐太 経歴:京都府警察本部警備部護衛課 SP → 京都府警察本部刑事部捜査第一課特別捜査係(第1作 - 第4作) → 警視庁刑事部総合事犯対応係(仮称)(連続ドラマ) 階級は巡査部長。以前は警備部に所属していたが、人とのコミュニケーションが苦手で孤立しがちであった。さらに、第2作の1年前に京都観光サミットを訪れた南セザール(架空の国家)の要人警護中、警護対象者が暴漢に爆竹を投げつけられた一件で、自身の教育係だった芳野純香のミスを押しつけられたことがダメ押しとなって特別捜査係に異動してくる。 連続ドラマ第1話で事件に巻き込まれた宅間を救うために協力し、事件後は滝道の計らいで総合事犯対応係(仮称)に配属される。
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