著作物の例示とは? わかりやすく解説

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著作物の例示

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 06:19 UTC 版)

著作物」の記事における「著作物の例示」の解説

著作権法10条は、つぎのようなものを著作物として例示列挙している。例示列挙であって限定列挙ではないから、著作物例示されたものに限られるわけではない言語の著作物101項1号小説脚本論文講演その他。ただし、「事実伝達にすぎない雑報及び時事報道」は、著作物該当しない102項)。 音楽著作物101項2号舞踊又は無言劇著作物101項3号)。 美術の著作物101項4号美術の著作物は、絵画版画彫刻その他。美術工芸品を含む(2条2項)。なお、応用美術(量産品)については意匠法守られており、高裁判決において、美術鑑賞対象となりうる審美性備えていない限り著作物には該当しないとされている。また、漫画キャラクターにおいてはキャラクターの絵は著作物となるものの、キャラクター自体は「漫画具体表現から昇華した登場人物人格ともいうべき抽象的概念であって具体表現そのものではなく、それ自体思想又は感情創作的に表現したものということができない」とされている。 建築著作物101項5号図形の著作物101項6号)- 地図又は学術的な性質有する図面図表模型その他。 映画の著作物101項7号)。- 映画の著作物には、映画効果類似する視覚的又は視聴覚効果生じさせる方法表現され、かつ、物に固定されている著作物を含む(2条3項)。映画ビデオグラムテレビジョンテレビゲームコンピュータなどの画面表示挙げられる写真の著作物101項8号)。写真製作方法類似する方法用いて表現される著作物を含む(2条4項)。 プログラムの著作物101項9号)-「プログラム」とは、電子計算機機能させて一の結果を得ることができるようにこれに対す指令組み合わせたものとして表現したものをいう2条1項10号の2)。ただし、プログラム対す著作権上の保護は、これを作成するために用い次のものに及ばない103項)。プログラム言語 - 「プログラム表現する手段としての文字その他の記号及びその体系」をいう。ただし、特定のコンパイラなどは著作物である。 規約 - 特定のプログラムにおける前号プログラム言語用法についての特別の約束」をいう。プロトコルインターフェースなどが挙げられる解法 - プログラムにおける電子計算機対す指令組合せ方法」をいう。アルゴリズムなどが挙げられる。ただし、アルゴリズム記述した文書言語あるいは図形の著作物になる可能性がある。

※この「著作物の例示」の解説は、「著作物」の解説の一部です。
「著作物の例示」を含む「著作物」の記事については、「著作物」の概要を参照ください。

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